山遊塾With You

ハイキングやウォーキングの紀行、感想など。
気の向くままに歩いています。

富士山の世界遺産登録が取り消される?

2014年08月28日 | 登山

 時折耳にしますが、富士山の世界遺産としての資格が無くなる可能性がある、ということですが、良く考えてみるとそれも有り得るかも。

 なにしろ登山者の数が多すぎる。そして山小屋の数も多すぎる。山頂へ至る斜面にはブルドーザー用の道がやたらに多く斜面がズタズタである。ゴミも多い。砂防用の城塞のような堰堤はとても醜くて景観を壊している。などなど。さらにどこからともなくドーンと腹の底に響くような砲声(と思う)が聞こえてくる。あれは自衛隊の演習ですか。我国の象徴である富士山に砲弾が打ち込まれているのでしょうか。5合目から下の裾野には広大な樹海が広がり、その中に外からは見えない廃棄物の捨て場が結構あって、ダンプカーが頻繁に走り回っている。むしろこちらの方が気になる。

 今年から環境保全、特にトイレの維持管理などにお金がかかるなどの理由で、入山料を取られることになりました。登山口でそれを払っていくことになっていますが、これは強制ではないので別に払わなくても済むものです。例えば須走口では朝8時から夕方まで係りがいて、その業務を行っていますが、多くの登山者は8時前にそこを通過して行きますから、結局払わないで済みます。それでは下山時に払うのかというと、まず払ってくれる人はいないでしょう。例えばシャトルバスに乗るとき、乗車賃と抱き合わせにするとかというのはどうでしょう。

 私も年に数回富士登山を行いますが、好きなコースは登山者の少ない須走口コースです。吉田口や富士宮口コースに較べ、標高差が大きく登降に時間がかかるため、敬遠されるようです。古くからの登山道が一番良く保存されており好ましく思っています。ただ8合目で吉田口コースと一緒になってしまうのが残念ですが。

 写真は吉田口山頂風景です。

 

 


黒斑山に登ったものの今回も雨でした。

2014年08月24日 | 登山

 8月24日長野新幹線で佐久平駅まで行き、そこから高峰高原行きバスに乗り、高原ホテルで降りたら早々に雨が降ってきました。大した雨でも無いので、雨具を着て普通通りに登って山頂まで行ったら、山頂には溢れそうなくらい人が登っていました。些かビックリしましたが、雨は止んでくれてたので大助かり。帰路は中コースを高原ホテルまで下り、お風呂に入ってのんびりと帰ってきました。

 それにしても長野新幹線は早いです。大宮~佐久平の間をたった1時間で走ってくれるのです。乗車賃は高いですが。

 あと1ケ月もすればカラマツの紅葉が始まります。今年は案外紅葉も早いのかも知れません。

 写真は黒斑山手前から湯の平方向を見たものですが、ガス(雲)のために何も見えず。


この地面に並んでいる物は何だと思いますか。

2014年08月21日 | 旅行

 旧中山道を歩いていて木曾福島の手前、栗本に木曾義仲で知られる「手習天神」があり、その近くに立派な相撲場があります。鉄骨造りで円形の建物には立派な土俵があり、天井からは吊り屋根が下がっています。

 私がここを通った日は、翌日が全国中学生相撲大会が予定されていました。当日は稽古を終えた高校生が2人ノンビリ昼寝をしていましたが、彼らの宿舎の前には白、黒のフンドシが何本も日干しされていました。フンドシは洗濯しないものだと聞かされていましたが、こうやって日光で殺菌しているのでしょうか。思わず笑ってしまいました。失礼。


最近の異常とも思える天候と安全登山を考える。

2014年08月21日 | 登山

 今年のお盆はどこも天候が悪く、北アルプスなどでは遭難が相次ぎました。貴重な休暇を無駄にしたくない気持ちが分からないでもありませんが、毎日見ている気象状況から行くべきか、中止するべきかはほぼ判断はできるのではないかと思いますが、それは無理なのでしょうか。

 赤木沢の遭難(幸い2人は無事でしたが)など、やはり首を傾げてしまいます。槍ヶ岳から下山中に沢を渡る途中で水に流されてしまった人たちのことなど、気の毒だと思いますが、天候判断を誤ったとしか考えられません。

 このお盆の休暇中は私の方でも北アルプスに入る予定でいましたが、気象状況が悪すぎるとして中止にし、近場の奥武蔵や上州武尊山のキャンプ、富士登山と日帰り登山を行いました。

 お陰で雨に降られてもほんの1時間程度の通り雨で済み、富士山などは天候の読みが見事に当たって、快晴の空を見上げながら快適な富士登山を楽しみました。

 登山はある程度の雨は覚悟して家を出ますが、できれば降られないのが一番良いことです。その雨も度を越してしまうと、一般コースでさえも危険な箇所がいくらでも出てきます。下山コース中の普段は小さな流れの沢が、突如激流に変わってしまい、横切ることも出来なくなることは良くあることです。穂高岳から上高地への下山途中で、登山道が1m以上も水の下になり、歩きにくい山の斜面を苦労して歩いたことも何回かあります。そんな時一歩誤れば激しい水の流れにはまって溺死ということになります。

 山は楽しいこともありますが、ひとつ判断を誤ると死に至る危険な所でもあります。近年山がレジャー化して、リスクを考えない登山者も増えて来ている様に感じますので、慎重に行動するようにしてください。

 17日はお天気に恵まれて、富士山頂は相変わらず登頂者で賑わっていました。しかし好天も午前中だけで、午後にはすっかり雲に覆われてしまい、一時強い雨も降りました。防水の利いた雨具、手袋は必携です。

 

 


お盆休み最後の17日は富士山登山でした

2014年08月18日 | 登山

 須走り口から富士山を往復しました。太平洋高気圧が南に下がって、日本列島が雲に覆われているのに、僅か関東の南の方だけが高気圧の範囲に入って、富士山もかろうじて青空が広がっていました。

 須走り口シャトルバス乗り場を朝5時に出て、5合目登山口を出発したのが5時45分。なんせ同じ5合目でも富士宮口の2400m、吉田口の2305mに較べて須走り口は標高2000mですから、登行差が大分あります。しかし何と言っても須走り口は静かなことと、3つのルートの中で一番緑の多いコースであることがいいです。

 標高差1800mは一日で登るコースとして日本国内においては長い方です。ゆっくり登って吉田口山頂に午前11時到着。下りは名物の須走りを下り、登山口に午後1時45分に到着しました。

 須走りコースは8合目で吉田口コースに合流し、ここからは登山者も多く、山頂は人がごった返していました。山頂に達するまでは天気は良かったのですが、下りにかかってから曇ってきて、5合目近くまで下って強烈な通り雨に降られてしまいました。

 一日中2000m以下は厚い雲海に覆われていて、富士山だけがポッカリ雲の上に飛び出していました。いい富士登山でした。

 写真は須走りコース6合目辺りからの富士山です。


上州武尊山宝台樹キャンプ場はなかなか快適でした。

2014年08月15日 | 旅行

 14日から15日の一泊だけのキャンプを楽しんできました。場所は宝台樹キャンプ場です。標高が丁度1000mのところで、日中も涼しくて特に朝夕は肌寒ささえ感じるところでした。

 今丁度白いアジサイが満開です。白樺やカラマツの林の中にキャンプ場はあって、かなり広い面積があります。キャンプ場としては良く整備されていると思います。

 キャンプ場からは最高峰の沖武尊山も望めます。キャンプ場をベースにして山登りもいいと思います。

 老犬のメグも連れて行きましたが、暑い下界と違って涼しい高原は犬にとっても快適だったはずです。


台風11号後の伊豆ケ岳は静かで気持ちの良い山でした。

2014年08月15日 | 登山

 お盆休みが始まる12日は、台風11号が過ぎた後でもあり、奥武蔵伊豆ケ岳は大変静かでした。予想と違って青空が広がった山頂からは、近くの武川岳から武甲山までクッキリと見えました。途中で会った登山者は登りに3人、下りに親子家族の4人でした。

 頂上下の男坂のクサリ場は、岩がまだ良く乾いておらず、特にスラブ状の岩は滑り易く、普通のハイキング用の靴では些か苦労しました。

 この山は麓から山頂まで杉、檜の植林が続き木陰の中を歩くので、暑さを感じることもなく快適なハイキングを楽しみました。

 家を出たのが午前6時45分。帰宅したのが午後1時半でした。

 写真は山頂から見た武川岳と武甲山です。


日光白根山は大賑わいでした。

2014年08月10日 | 登山

 8月3日の日曜日に我がさいたま山遊クラブのメンバー5名で日光白根山に登りました。コースは一番楽な丸沼スキー場のロープウェイを利用して、山頂駅から白根山を往復するというもの。 なんせ足の遅いことで自慢の我クラブですから、後発パーティから抜かれること抜かれること。

 それでもお昼には山頂に着いてバンザイをしてきました。狭い山頂では記念写真を撮るにも順番待ちでした。お昼を食べてから往路を引き返すのですが、下りもカメ歩きですから、内心ロープウェイ最終便に間に合うのかとヒヤヒヤでした。

 ま、兎に角無事に下山できましたので、良かった良かった。しかし途中でひどい雷雨に遭って結構濡れました。雨具は着ていても中まで水が通っていました。これで風があったら結構しんどいことになっていたでしょう。夏山とて雨は強敵です。シニアの登山クラブ「さいたま山遊クラブ」はこれからも安全登山を目指して頑張ります。