下町のパンを食べてみませんか?

千住、緑町ゆうやけ通り下町のパン屋パレット

浴衣の季節

2006-07-01 23:18:41 | 夢見るお年頃

半纏のお祭りが一段落して、いよいよ
浴衣の似合うお祭りが始ります。

今日、合羽橋に行くと途中には七夕飾りがありました。

4号線(日光街道)から合羽橋まで東西方向に道路の両側には
七夕の飾りがありました。
浅草寺境内でのほおずき市、花火や薪能、サンバまで下町の
夏の行事は目白押しです。
浅草といっても浅草寺北側の浅間神社、通称お富士さんでは
植木市も開かれました。


暑いので、雪の思い出。

2006-07-01 19:58:16 | パンのパレット

雨が激しく降るわけでもないのに湿度は高い日々が続きます。
そこで、昨日に続いてバイク仲間の冬の話を思い出しました。
トラックにモトクロッサーを積んで十数人で正月合宿に千葉の
山奥に行った時の話です。
練習後、予約もナシで宿泊場所を捜し始めた時のこと、
何軒にも断られて、やっと見つけた旅館。
建物の前には大きな滝の絵の看板が堂々と建っていました。
「すげ~岩風呂だ~」。人生経験豊かな会長が早速値段交渉。
宿の番頭さんは驚愕し「えぇ~・・・お正月ですよ~!!」
それでも会長は粘って「これからはチョクチョク利用しますから・・・」と
普段の平日料金以下で交渉成立。
スゴイ料理を廊下で見たので部員達は大喜びでしたが、それは
僕達以外のお客様への正月料理でした。
結局僕達の部屋の料理は小さなメザシのような魚の佃煮が
一人4匹と鯉こく、沢庵と米・・・だけでした。
魚好きの友人に気を利かせて大きめの奴を入れ替え揃えて
「3番目」と伝えて礼を言われ、皆でありがたく残さず食べようと
言って「いただきま~す」・・・食べてその味に僕らは愕然。
罰ゲーム気分で夕食を終えました。
アルティメイト?・・・K-1?
サバイバルはセルフの布団敷きから始りました。
畳の枚数も布団も人数より少なかったのが原因です。
ジャンケン大会で一応補助席待遇の奴が決まったのですが、
出入り口から一番遠い位置の先輩が電気を消すと
「あっ・・・トイレ」と言っては暗闇で皆を踏みながら部屋を出て
踏みながら戻る行為を何度も繰り返すのです。
疲れていたから最初は皆いかにもの腕白でイタズラ好きの
「先輩らしさを」我慢してたのですが、ある人が
(誰かは言えません)「今度戻って来たら、素っ裸にして外に
出そう・・・」そうでもしなけりゃ朝まで続く??
真っ暗な部屋に先輩が戻ると「それっ!!」の声で部屋の皆が
一斉に飛び掛りましたが先輩が死に物狂いでもがいた為
皆、戦意喪失・・・先輩が電気をつけると皆お行儀良く
布団に入って寝てました。
ただ二人、提案者とYだけが先輩の足を掴んでました。
人や動物が動けなくなるほどの暴力なんて考えられません。
「切れる」とか「歯止めが効かない」なんて考えられない根性無しの
集団です。そんなの根性だなんて考えていませんし・・・
先輩の場所を入り口付近に変更の為、
今度は場所決めの相撲大会が始まり
(部員には複数のレスリング東京都大会の優勝者やインターハイ
出場クラスの卓球や柔道部出身者もいました)誰かが誰かを
投げて襖に当り・・・フスマが二枚外れて隣りの部屋に倒れ・・・
誰も何も言わないのに凄い早さでフスマを直し・・・
息の合った団結力と手早い撤収作業はさすがなんです。
隣りの布団に入っていた宿泊客家族の堪忍袋がついに大爆発!!!
ご主人がスックと起き上がり、フスマでなく廊下に面した
出入り口から僕達の部屋にやって来ました。(紳士です。
大きな部屋をフスマで仕切っただけの部屋でした。)
勢い良く戸を開けると「君達!今、何時だと思ってんだ~」・・・
十数人の男達相手に小声で怒鳴った父親って凄いと思います。
一見、真面目そうな三十代の男性。緊張してたと思います。
家族が心配しているであろう「お父さんの顔」を立てて
僕達が悪いのだから「なんだ~テメェ~」なんて誰も言わず、
僕達の部屋の中は瞬時に暗く、静まりかえっていました。
僕達が暴走族だったら・・・お父さん安心してください。
たぶん族の人達は旅館になんか泊まらんと思いますから。
父親たる者こうでないとね。
寝込む前に誰かが言った言葉は「今、誰か来たぁ?」 Z zzz . .
どうしてこういうカタチで一瞬にして場所が決まってしまうのだろう?
翌朝は寒さで目が覚めました。
庭に面した大きなガラス戸もその手前の障子も全開になっていて、
正月の雪は部屋に吹き込み、一番近くに寝ていた
Yの布団には薄っすらと雪が積もって白く・・・
犯人は・・・です!!!
教訓。
年上だから、先輩だからなんて安心しません。実は一番危ない。
でも、その先輩は人の面倒見も良く、行動力もあり、
先輩のおばさんはとても良い人でしたから、
誰も先輩を恨んでいません。
大きくもない大浴場の低い岩(滝)を登ろうとして皆に石鹸を
ぶつけられ落ちたKは以後「滝ちゃん」と呼ばれ、
悪びれる様子もなく彼は返事をしてるし、彼が岩場で滑落して
できた胸の擦り傷以外に流血もなく無事に正月合宿は終りましたが、「スタンド・バイ・ミー」や「アメリカン・グラフィティ」なんかを
観た時に懐かしい気持になるのは僕だけじゃないと思います。

クダラナイとか馬鹿げていて子供じみた行動と思う人も
いるかも知れませんが、学校の授業は忘れても
そんな想い出は幾つになっても忘れませんね。