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ゆうやけ通りにもどると
先輩の奥様からの封書。
千住にお住いの頃は
たいへんお世話になった方々で、
引越されてからも数カ所に遊びに行かせて
頂きました。
封を開けると先輩からのメッセージ。
先輩によると、リタイア後にゴルフや旅行に
楽しみを見出せず、日々好きな酒を好きなだけ
呑んだそうです。
量は人の二倍以上、三倍くらいは呑んだそうです。
酒を楽しく美味しく召上る方でした。
転居先はアノ世とやらで、今度は縁のあった人達も
簡単には先輩のトコに遊びに行けそうもありません。
皆に自分のために時間を取らせたくないと
近親者のみで葬儀を行い、
遺骨は海に散骨との遺言。
さらりと宵越しの金を持たずに逝く気ですね。
思い出すのは
手みやげに持参した「久保田の萬寿」を
昼過ぎから先輩、父親とステーキ肴に
陽が落ちる前にほぼ一升瓶を空にしてましたっけ。
今度ばかりはスグには誰も遊びに行かないと
思いますから、
しばらくは手酌でやってお待ち下さいな。
先輩は秋風のように
さらりと皆の心の中を
吹き抜けたような気がしました。
交通安全のポスター、
小学生でもBMWの特徴をよくとらえていて
驚きました。