2シーターの車を捜してるんです。
親も施設に入り、自分の時間が出来たのかもしれません。
友人も僕も、イタリアの激しい熱さやドイツの精巧なメカニズムも
リスペクトしてるんですが、
ドコカ詰めの甘さや無駄を感じる英国車や
シャニムニ馬鹿チカラを求めるあまり、大きなエンジンを
小さなボディに詰め込むアメリカ的な発想で作られた車も
好きなんです。
なにしろ二人は子供の頃に「ルート66」でコルベットを見たし、
自動車雑誌でホンダが時計のように精巧なV12エンジンで
F 1の世界にデビューしたこと読んだ年代です。
スポーツカーのレースではサラブレッドに対抗して
一種のアメリカン・マッスルカーが大量にエントリーして
ついに聖域のル・マンを制覇してしまいました。
トラック並のエンジン、農耕馬がサラブレッドを破ったんです。
エリートとは無縁だった僕らはソコントコに刺激されたか
二人とも英国の小さなACのボディにフォード製V8エンジンを
押し込んだコブラに憧れてるフシがあります。
2シーターを捜してる彼は現実的にユーノスロードスターを
物色中らしいのですが、
もう少し早ければねェ~って感じです。
2シーターに乗るコトが許されるってえコトは、
たぶん、平和なんだと思う。