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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

現場の話をもっと詰めておくれ!

2010-03-15 | キャリアの周辺
某新聞社主催のシンポジウムに参加した。
昨今のマニュアルが溢れかえり、大手に集中する大学生の就活事情のあり方に一石を投じると思えるテーマだったので、予備知識として知っておこうと思ったのだ。

直前、営業経験が長く企業側の事情や国の施策の裏事情に詳しい知人に告げると、「著名だけど現場で働いてない人の話はしばしば全然役に立たないことがあるから注意しいや」と教えてくれた。

結果はまさに彼の指摘が当たった格好に。
さすが新聞社だけに、人心をあおるキャッチコピーをつけるのはホントにお上手。
しかし基調講演での著名人の講演は大きくすべり、全くとんちんかんなものだった。

わずか50分ほどの持ち時間だったこともあるのだろうが、彼が明かした依頼のされ方には新聞社側の「著名人だから客が集まるだろう」的な思惑以外に何も見えてこない。
現場で働いたこともない、また就活に詳しいジャーナリストでもない本人にとっても気の毒な話だ。
(しかしそれなら請けなければいいのだ)

少しは参考になったのが、各大学で就活中の学生を叱咤激励する立場にある先生や職員からの「自校ではどういう取り組みをしているか」という話。
しかし1人は大学教授なため、内容は専門教育とキャリア教育との兼合いといったことが中心に。
でも色々な事例を知ることができたのは良かった。

司会の新聞社のエライさん(科学部長の肩書き)は、イヤイヤ役目を引き受けたのか?と思われるようなやる気のなさ。
よくできた司会者なら各パネリストの意見をまとめながら議論の方向を正しく導いていくものだが、この部長さんは司会者=パネリストを順に指名する役目、と心得ていたようだ。
時間管理も一切せず、だらだらと15分も延長するでたらめさ!

30日に詳報が出るらしいが、いかに新聞記者がこのような内容でも上手にまとめる能力に長けているかの証拠を見せてもらうことになりそうだ。
本日の教訓は、「新聞社主催だから、テーマが興味深いから、と単純に期待してはいけない」というものである。

仕事だより

2010-03-05 | キャリアの周辺
あちこちから内職だよりが届く。
゛内職だより゛というのは内職の打診のこと。

不思議なもので一生懸命探しているときはなかなか見つからず、気にしなくなった途端に集まってくるような気がする。
一つには私がフリーで動いていることになっているので、平日空いている可能性があると見られているためだ。
あるいは年度末ゆえのイベントが多いせいか…。

こういう仕事に出かけるのは、いわば゛他流試合゛。
雇われた先で即結果を出さねばならない。
きついといえばきついがプロの世界では当たり前のこと。
数をこなすうちにつく度胸や経験知もあるので、日程さえ合えば極力応じることにしている。

それにしても春はいろんなことが動く。
あらゆるもの・ことが流動的。
今年はどんな年になるのだろう?
期待半分、ドキドキ半分。

二足のワラジでは済まないのをマルチワーカーというのだ、と知人が教えてくれた。
キャリコンのマルチプレーヤーを目指している私だが、マルチワーカーの言葉もなかなか気に入ったので、名刺に入れてみるのも面白いかもしれない。
(一体何者になる気やら)

トライ&チェック&トライあるのみ!

2010-02-23 | キャリアの周辺
2月初めから仕事がらみで少々落ち込むことが続いた。

日常のルティンワークはほぼ問題なくこなせるのだが、例えば終業時刻間際に飛び込んで来る人への対応(それが複数いたりすると余計に焦る)、自分の仕事探しなのに人任せで、そのくせ注文ばかり多い人への対応、仲介の電話で確認すべきことの漏れ、ハンディを持つ人への(本人の行動を見越しての)より一歩踏み込んだ親切な対応、電話で伝言や質問をされた場合の連絡事項の方法等、些細だが成否分け目の判断がわかりにくいのだ。

それでもスタッフの人数に余裕があれば何とかごまかせるが、最低要員しかいない時はムダな動きは許されない。
それなのに(焦るあまり)、私は木を見て森を見ずの状態に陥り、先輩に連続注意を受けることになっていささかダメージが大きかったというわけ。

その後、注意力散漫から引き起こしたミスは二度としないよう注意し、先輩のやり方を見て自分なりのやり方色々工夫するといった試行錯誤を繰り返しながら過ごしている。

一見遠回りだが、理由の大半は私の経験不足から生じていると思えるため、まずは色んなやり方を試してみて、その中から自分なりのやり方を掴むしかないと判断したためだ。
仕事の上達には、結局これ以外の近道はないと信じる。

しかし実際はこれがなかなかハードなんだな…。

反省録

2010-02-20 | キャリアの周辺
先々週から数えて(休みも取らず)12日間ぶっ通しで仕事をしたらどっとくたびれた。

途中3日間は初めて経験する仕事。
当然初めての仕事先だ。
遠い上集合が早いので遅刻しないよう一番気を使ったが、もちろんそんなことは当たり前。
しかし見方を変えると、ギャラを貰ってまたとない貴重な経験をさせてもらったとも言える。

学校が春休みになって少しだけひと息つくが、本格的な休みを実感する前には成績をつけるという厄介な雑事が待っていたのだった。
学生も大変だろうが、こちらも大変。

学期初めに普段の出席及び提出物を真面目に出すことが一番大事と何度も言い聞かせているのに、イザフタを開けてみると担当している4クラス、どのクラスにも休みすぎで単位認定出来ない学生がいる。

こちらも好き好んで不可をつけるわけじゃない。
毎学期末はハムレットばりに悩む羽目になり、昔自分がお世話になった先生たちも学期末には随分悩まれたんだんだろうなーと反省。

そして、新年度はいろいろすることが増えてかなり忙しくなりそうな予感が。
ダブルワーカーならぬ、トリプルワーカー、いやもっともっと上をいくかも…。

こういう時こそ同業者との連携が必要だが、一緒に仕事をする仲間は、能力はもとよりある程度相手の性格が好きでないと出来ない。
ネットなどで募集すれば数は埋まるだろうが、質が担保できないのが一番困る。

自戒しつつ、先へ進もう。

やはりちょっと大きなテーマすぎたか…

2010-01-08 | キャリアの周辺
これは共同執筆本における、私の書きたいテーマ表明についての話。

名乗りあげたまではよかったが、やはり総勢21名の一人として書くには大きすぎるテーマだったようだ。
かといってすぐに代用できるような適当なテーマも思いつかないので、ここでは一応同じテーマで超シンプルな抜粋記事のようなものを目指すことにした。

「視座―視点―価値観」の軸に沿ってシニア起業家の分析を試みようという企画だが、書きながら既に私の頭の中は単行本化に向けて飛んでいる。

今年は年明けからいろいろ身辺が賑やかで、思ったことが割と素直に叶うらしい。
自分でもそんな気がしているから恐ろしい。
というわけで、上記共同執筆本とは別に初の単独本の出版を目指して動き出そう。

何ごともチャレンジしないことには次への扉は開かないのだから。

「夢を持つこと」の本当の意味

2009-12-12 | キャリアの周辺
以下は田坂広志氏のMMからの受け売り。
田坂氏が心理学者の故・河合隼雄氏と対談したとき、氏が数多くのクライアントの夢分析をした結果について語ったそうだ。

『人は、夢を追い求めて生きているうちは幸せなのですが、
その夢を実現してしまうと、不幸になるのですね。』と。

そこから田坂氏の得た結論は次のようなもの。
<「夢」とは、人生を幸せに生きるための「目標」ではない。
「夢」とは、人生を幸せに生きるための「方法」である。>

なるほどなーと思い当たるところのある私は、非常に感動?&賛同した。
夢を持つと人は人生に前向きになれるが、それはつまりこういうことだったのだ。

夢の効用は叶えることにあるのではなく、夢を抱くことによってそこに至る過程が充実したものになるという理。
だから人生に夢を持つことが大事なんだと納得、腑に落ちた。

アイデアがお金になった!

2009-12-08 | キャリアの周辺
企画・アイデアはしばしばタダ取りされるものだが、生まれて初めて純粋なアイデア提供に対して企画料をもらった画期的な日!

くれたのは知合いなので多分に甘い評価もあると思うが、今まで私が余暇や生涯学習、キャリアカウンセリング、シニアの生き方研究及び起業取材、シニア向け講座企画など相当広範囲の分野にクビを突っ込んできた成果が、ここへ来てやっと出始めたのかなーという感じ。

脳科学、心理学、キャリア、カウンセリング、ライティング、幼児教育(一応、保育士資格を持ってる)、社会福祉、その他雑学…。
何ごとも学んでおいてムダにはならんとしみじみ。

知人は今後そちらの仕事を本格発展させていこうとしている。
なので私も下支えできるよう頑張る。

ぼちぼち今年の振り返りを

2009-12-06 | キャリアの周辺
CC養成講座修了生有志が参加する勉強会は今秋から4年目に突入。
世話人の人柄と熱意によるところ大で、ただただ頭が下がる。

そんな会で1年に最低1回は発表の機会が回ってくる。
以前は外部講師を招くことが多かったので会員の持ち時間は1人30分程度と短かったが、夏から実質自分たちだけで運営しているため1時間に延びた。

私は毎年年末に指名されるので、今年は『2009年の総括&2010年の展望』と題して近況報告、および1件のケーススタディを提案。
恥ずかしい面もある総括だが、これを直視することで前へ進めると信じる。

ライター稼業は9月をもって終了。
ライティングの仕事をもらうのは簡単ではないが、終わるのは本当に早い。
仮に仕事をもらってもそこのギャラや方向性、および編集者と気が合わない場合は長続きしない。

私情は禁物とはいえ、仕事のやり取りは人間同士が行うからだ。
幸い、私の場合は編集者が良い人だったので長く続けさせてもらった。
しかし、7年半ほども続いたところでジ・エンド。

ちょうどCCの仕事がかなり忙しくなっていたので、「『自分が目指す本来の方向へ進め!』という合図だ」と自分を納得させる。
今後は自分の意見発表のために書きたい。

大学の非常勤講師は今年週1・3コマでスタートしたが、来年は倍になる予定。
ありがたいことだ。
2年目はもう少し余裕をもって内容の充実を図りたい。

CC自体の勉強も大切だが、もう少しカウンセリングの知識や技術を深める勉強もしたいと思っていたところ、タイミング良く知人から自主勉強会が発足するので参加しないかと誘われ飛びついた。

気が多く、よく言えば多方面に情報を持っているのが私の強みであり、悪く言えば気を散らしすぎ。
が、これも大局に悪影響が出る場合は慎まねばならないが、生き方としては自分らしいと思う。

CCやカウンセラー、講師などの仕事は一生勉強がついてまわる。
そうしないと時代に追いつけない、自分の能力が劣化するなど理由はいろいろ。
逆に言うと一生勉強せねばならないことが苦にならない人のみがこの職業を選ぶ。

そんな中、自分ではごく普通に来年の計画を立てたつもりだったが、仲間にすごいなぁと言われた。
言ったのは60歳前後の男性が多い。
つまり自身の定年が目の前にチラツキ始めているので、今さら資格を取ったり勉強しても使える期間が短いからもう挑戦しないということらしい。

人それぞれ。
考え方もさまざまだが、定年後の人生は相当長い。

会社員を辞めても、人生を辞めるまでの間、ライフワークがないと退屈だろうと思うのだが(男女とも社会参加するという心のハリを失うといっぺんに老ける人が多い。アンチエイジングを言うよりよほど重要な問題と思う)、余計なお世話かも。

来春、<視座―視点―価値観>がテーマの本に共同執筆させてもらうが、私のテーマはさしあたって上記とシニア起業あたりか。
本当は若年層にも切り込んだ何かを書きたいところだが、それはさらに先の課題としておこう。

女の子たち

2009-12-05 | キャリアの周辺
「女子大生は女子大生であること自体がブランドである」と言っているのは私である。
日々、彼女たちと接していてそんな言葉が自然に浮かぶ。

先日コミュニケーションの授業で、ディスカッションの一環としてグループ毎にフリートークをしてもらった。
もちろん大枠のテーマはあり、メンバーは目的に沿って順に話題を出し、出した本人はそのセッション中は議長を務めて話がはずむよう、脱線しないよう、皆が発言できるよう、時間管理にも心配りせねばならない責を負う。

1テーマ10分は議論に慣れていない彼女たちには結構長く、かなり時間を持て余したようだ。
女の子好みのゆるーいテーマが多かったが、まあ1年生がほとんどなので仕方のない面もあり、その辺は大目に見ることにした。

聞くともなく学生たちの話すのを聞いていると…。
なかなか面白くて思わず笑いそうになり、下を向いて必死にこらえたほど。

「もしも億万長者になったら何をしたいか?」というテーマを出したグループは、しばらく話すとネタが尽きたらしい。
余った時間を、よりによって「もしも貧乏だったらどうするか?」というテーマに切り替えて話していた。
かわいそうに、億万長者の暮らしぶりは想像もつかなかったに違いない(^^)。

「もしも願った物が現実に作れるとしたら何が欲しいか?」グループは、「どこでもドアが欲しい」「いや、それなら私はドラえもんが欲しいわ!」(←誰もが思う本音だろう)と盛り上がっていた。

意外なことに、「もしも半年の命だったら(どうする)?」や「明日で地球が滅亡するなら?」というテーマ出しをしたグループが異様な盛り上がりを見せた。
皆死を目前にしたら、しておきたいことが一杯あるらしい。

「異性にモテるにはどうすればいいか?」「緊張しない方法は?」「一番いいお金の使い方は?」「稼げるバイトは何か?」「身長を伸ばすには?」「草食系と肉食系どちらがいいか?」「かけひきのうまい女になる法は?」などのテーマも。

「生まれ変われるなら男か女か?」という古典的なテーマもなかなか話が弾んだようだ。
この議論、もしかしたら学生以上に楽しんだのは私だったかもしれない。

アンテナ磨き

2009-11-29 | キャリアの周辺
思うところあって、昨日今日と大型書店の初等教育のコーナーをうろうろ。
コミュニケーションの授業で使う教材のネタ探しが目的だ。

コミュニケーションの解釈は幅広く、ゆえに教える側の立脚点(強み)によっていかようにも味付けされる可能性がある。
平たく言うと、どんな内容でもコミュニケーションになるということ。

スッチーに恨みはないが、現在あちこちで行われている彼女たちが得意とするいわゆる接遇マナーに偏ったコミュニケーション教育は(一部は就活には確かに有効かもしれないが)、まったくいただけないと思っている。
理由は枝葉末節に過ぎるから。

かといって、ルポライター歴20年の私ならではの(授業における)強みを確立できたわけではなく、これが辛いところ。

可能性として挙げるなら、新聞コラムを使った要約やタイトルつけなんかの練習、ライティングのワークショップ、フリートーク、いろいろなディスカッションといったところだろうか。
実際はまだおっかなびっくりで取り組んでいるところなので、余力はない。

現段階ではっきりわかっているのは、情報収集が趣味ともいえる私の場合、昔から狭間にある学問分野にばかり興味を持っていたため、参考資料を探すのに(どのコーナーに分類されているかわからず)非常に苦労したのだが、お陰で今では一筋縄ではいかない分野の参考書探しがかなり上手くなった実感がある。

怪我の功名ってヤツかもしれない。