パそぼのあれこれフリーク:Part2

2022年5月にAutopageブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」から引っ越し、同じ内容で書き続けます。

ようこそ あれこれ楽しいブログへ!

長年利用していた Autopageブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」が 2022年8月1日でサービス終了。2022年5月25日に新しくGooブログを開設して、旧ブログの全記事をここに引っ越しました。 まだ記事を見直し、修正中です。(*^_^*)♪
美術館巡り、宇宙や深海のこと、手作り作品、ITパソコン、美味しいものなど 内容あれこれです。
どうぞ、よろしくお願いします。(あとりえ「パ・そ・ぼ」の ベルル)
2022秋から冬 「ぐるっとパス」で行こう ・ 空~宇宙フリーク
★ 毎年のイベント ★ X’masツリー 2006~ ・ 餅つき大会 2007~ ・ 雛飾り 2007~
 ・ 七夕の短冊 2006~ ・ 夏・秋祭り 2010~

※8/5 MET2018 ベッリーニ「ノルマ」を見る

2018-08-14 17:44:00 | オペラ


♪ METライブビューイング ♪ 2017-2018 
「アンコール 2018」 8月4日(土)~10月5日(金) 東劇にて上映!

2018/8/5
ベッリーニのノルマ 17-18 
ノルマは、そう見ることはないけれど大好きなオペラです。
特に好きなのは、女声の2重唱。 
切ない二人の心情が、流れるハーモニーで心を捉えてはなさない。
このオペラを初めてみたときから、一番好きな曲の一つ
今日はじっくり味わいます。♪

見どころ、聴きどころ:
聴きどころ
第1幕第1場
・前奏曲 - 劇中の旋律を含むメロディで構成。緊迫感溢れる一曲。
・『彼女を連れてヴィーナスの祭壇へ』(ポリオーネ) - アダルジーザへの愛を友人フラーヴィオに告白するポリオーネのアリア。繊細な表現と輝かしい高音を必要とする。
・ 『清らかな女神』~『ああ、あの愛がもどれば』(ノルマ) - 劇中の白眉。声楽的にも極めて難しく、歌い手の力量により左右される。マリア・カラスも「全てのアリアの中で最も難しい」と語った。
・『行くが良い、残酷な人よ』(ポリオーネとアダルジーザ) - ポリオーネとの仲を悩むアダルジーザに対して、ローマに行って結婚しようと誘う。アダルジーザの戸惑いとポリオーネの情熱的な誘いかけが見事な対比となっている。

第1幕第2場
★『ああ、思い出す』(ノルマとアダルジーザ) - 愛の悩みを打ち明けに来たアダルジーザを見て、私もそうだったと思いをはせ、励ますノルマとの女声二重唱。同じ悩みを抱える女同士の共感とそこから生まれる友情を美しい旋律で描く。
・『不実な人よ』(ノルマ、アダルジーザ、ポリオーネ) - アダルジーザの相手がポリオーネであることを知って激怒するノルマ、困惑するアダルジーザ、そして開き直るポリオーネの三者の感情が爆発する修羅場の三重唱。

第2幕第1場
★『お願い、子ども達を連れて行って』~『そう、残る命を』(ノルマとアダルジーザ) - 死を決意し、アダルジーザに子どもを託すノルマと、「子どものためにも生きて」と説得するアダルジーザの二重唱。女同士の美しい友情が生まれる。

第2幕第2場
・『あなたはついに私の手に』(ノルマとポリオーネ) - 神殿からアダルジーザを連れ出そうとして失敗したポリオーネと命を助ける代わりにアダルジーザを諦める事を求めるノルマの思いが交錯する二重唱。
・『この心を、あなたを裏切ったの』~『ああ、どうぞあの子たちを』(ノルマ、ポリオーネ、オロヴェーゾ、合唱) - 儀式に参加する人々の前で、自分とポリオーネのことを告白し、父に子ども達を託して火刑台に登る壮大なフィナーレ。

ノルマ (オペラ) - Wikipediahttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%83%9E_(%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%A9)

ノルマ - オペラを楽しむ - 東京二期会
http://www.nikikai.net/enjoy/vol311_03.html

《ノルマ》を歌うということ - オペラの館へようこそ! - FC2
http://jupitermercury.blog.fc2.com/blog-entry-310.html

崇高なる芸術、マリエッラ・デヴィーアのノルマ | オペラ・エクスプレス
http://opera.jp.net/archives/7007

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◎「アンナ・ネトレプコ」のアイーダをTVで見る

2018-08-11 19:15:00 | オペラ
プレミアムシアター - NHK - NHKオンライン

7月30日(月)【7月29日(日)深夜】午前0時00分~午前4時05分

TVをつけていると、すてきな番組が始まりました。
ウィーンフィルと共演するのは、METオペラでおなじみの、ソプラノ歌手
「アンナ・ネトレプコ」です。

おなじみの曲が次々と演奏され、会場でリラックスして楽しむ観客がうらやましい。

後半は、ヴェルディの「アイーダ」 さっそく録画して、後日ゆっくり堪能しました。

よくある華々しいパレードの場面がなく、代わりに登場人物の内面がみごとに描かれています。
アイーダがラダメスを説得する場面、祖国を愛する気高き武将ラダメスの心の変化が迫真に迫り面白い。
王女「アムネリス」も 毎回引き付けられる人物ですが、今回も素晴らしい演技でした。

アイーダがこんなに心に沁みるとは!
録画したので、繰り返し見て楽しみます。

    ♪ -- ♪ -- ♪ -- ♪

◇本日の番組紹介
◇ウィーン・フィル
シェーンブルン 夏の夜のコンサート2018
【5.1サラウンド】
◇ザルツブルク音楽祭2017
歌劇「アイーダ」【再放送】
【5.1サラウンド】

◇本日の番組紹介(0:00:00~0:02:30)
ナレーション: 水落幸子(みずおち ゆきこ)

◇ウィーン・フィル
シェーンブルン 夏の夜のコンサート2018(0:02:30~1:20:00)
<曲 目>
歌劇「ウィリアム・テル」序曲 ロッシーニ 作曲
歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」から「私は神の卑しいしもべです」 チレーア 作曲
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」から 間奏曲 マスカーニ 作曲
歌劇「アイーダ」から 「凱旋(がいせん)行進曲」とバレエ音楽 ヴェルディ 作曲
「ロメオとジュリエット」組曲 第2番から「モンタギュー家とキャピュレット家」 プロコフィエフ 作曲
歌劇「トスカ」から「歌に生き 愛に生き」 プッチーニ 作曲
歌劇「マノン・レスコー」から 間奏曲 プッチーニ 作曲
歌劇「道化師」から 鳥の歌「大空をはれやかに」 レオンカヴァルロ 作曲
歌劇「ジャンニ・スキッキ」から 「私のお父さん」 プッチーニ 作曲 ほか

<出 演>
ソプラノ:アンナ・ネトレプコ

<管弦楽>ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
<指 揮>ワレリー・ゲルギエフ

収録:2018年5月31日 シェーンブルン宮殿の庭園(ウィーン)

◇ザルツブルク音楽祭2017
歌劇「アイーダ」【再放送】(1:21:00~4:05:00)
<演 目>
歌劇「アイーダ」(全4幕)
作曲:ヴェルディ

<出 演>
エジプト王:ロベルト・タリアヴィーニ
アムネリス:エカテリーナ・セメンチュク
アイーダ:アンナ・ネトレプコ
ラダメス:フランチェスコ・メーリ
ランフィス:ドミートリ・ベロセルスキー
アモナズロ:ルカ・サルシ
エジプト王の使者:ブロール・マグヌス・テーデネス
巫女(みこ)の長:ベネデッタ・トーレ

<合 唱>ウィーン国立歌劇場合唱団
<合唱指揮>エルンスト・ラフェルスベルガー
<管弦楽>ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
<指 揮>リッカルド・ムーティ
<演 出>シリン・ネシャット

収録:2017年8月9・12日 ザルツブルク祝祭大劇場(オーストリア)

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MET2017「遥かなる愛」を見る

2017-09-13 22:21:00 | オペラ

♪ METライブビューイング ♪ 2016-2017 

「アンコール 2017」 8/5(土)~9/29(金) 東劇にて上映!

遥かなる愛 (カイヤ・サーリアホ) 16-17 MET初演 新演出

誰もが追い求める愛の夢をR・ルパージュの壮大な演出で!
現代屈指の「愛」の名作が待望のMET初演

 ♪  --  ♪  --  ♪  --  ♪




めも:2017/09/13 SW001SH で撮影



今回は、現代の作品なので、事前に You Tubeで何度も聞いて耳を慣らしました。
You Tubeではエンディングの音が耳障りだったので、それが心配。
現代曲には感覚を逆なでするような作品もありますからね。

9/13 会場は、やはり観客は少なめ。ネットでは絶賛されているカイヤ・サーリアホ。
どんな作品か楽しみです。
舞台一面が 輝く海。左右に行き来する船とその航跡。微妙に変化する色彩。幻想的なストーリーにピッタリ。
と、すてきなのは それだけ・・・。
クレーンに乗ったような登場人物も、海からぬっと出てくる合唱もなんだかぴんと来ない。
音楽は、美しいけれど 舞台は変化に乏しいかな。
休憩の後の第4幕では、強い調子に音楽が変わりますが、また同じ様な雰囲気になるし。
心配だったエンディング近くの音は、上映では気になることは無く 演技に集中できました。

オペラのストーリーは、古今の作品どれもつじつまが合わなかったり納得がいかないこと多いので、今回もそれはどうということはありませんが、
「遥かなる愛」、いいところとつまらない所が混在してどういったらいいのか、困惑する作品でした。
でも、うれしいことに帰り道では、ずっと流れていた美しい音楽が体の中を満たしてくれて いい気分 ♪

今シーズンは、これで6作品 見終えました。
オペラは夢の世界、それが手軽に鑑賞できるMETオペラ、来シーズンも楽しみです。


 
遥かなる愛
 L'Amour de loin Kaija Saariaho(カイヤ・サーリアホ)

MET2017 「遥かなる愛 (カイヤ・サーリアホ)」の雰囲気を You Tube でどうぞ!
カイヤ・サーリアホ《遥かなる愛》視聴 予告編



《遥かなる愛》リハーサル映像1


《遥かなる愛》リハーサル映像2


《遥かなる愛》リハーサル映像3



遥かなる愛 (カイヤ・サーリアホ)
指揮:スザンナ・マルッキ 演出:ロベール・ルパージュ

出演:スザンナ・フィリップス、エリック・オーウェンズ、タマラ・マムフォード

上映時間 :2時間51分(休憩1回)[ MET上演日 2016年12月10日 ]
言語 :フランス語

登場人物&出演:
《トリポリの女伯爵 クレマンス》 スザンナ・フィリップス Susanna Phillips ソプラノ
《彼女に憧れる吟遊詩人 ジョフレ》 エリック・オーウェンズ Eric Owens バスバリトン
《2人を仲介する巡礼の旅人》 タマラ・マムフォード Tamara Mumford メゾソプラノ

解説:D・ヴォイト 
インタビュー:T・マムフォード& E・オーウェンズ、S・フィリップス& 指揮 S・マルッキ
  演出 R・ルパージュ& M・カリー、作曲 K・サーリアホ& 台本 A・マルーフ

見どころ、聴きどころ:
理想の女性に、真実の「愛」に出逢うため、遥かなる海を渡る騎士歌人!
21世紀を代表する女流作曲家K・サーリアホによる、「愛」の極限を追求して数々の賞に輝く現代屈指の名作オペラが、話題のMET初演!
「シルク・ドゥ・ソレイユ」で世界的な人気を博するR・ルパージュが演出する、約5万個のLEDライトが輝く「海」は圧巻!
新世代の歌姫S・フィリップスとベテランの巧さが光るE・オーウェンズの主役カップルも強力だ。

ストーリー:
12世紀のフランス。
ブライユの領主で騎士歌人(トルバドゥール)のジョフレは、享楽的な生活に飽き、理想の女性を求めていた。
そこへ現れた巡礼の旅人から、トリポリの女伯爵クレマンスこそ自分が求める女性だと知り、憧れをつのらせる。
クレマンスもまた巡礼の旅人から受け取ったジョフレの詩を読み、まだ見ぬ彼に恋心を抱いていた。
ついにジョフレは、海を渡ってクレマンスに会いに行くことを決意するが、トリポリに近づくにつれて不安がつのり、心身をさいなみ始める。
トリポリに上陸した時、ジョフレは病に冒されていた…。


< METライブビューイング 最新情報 2017 2017年6月 >
・ ステージ一面に輝く光の海!~《遥かなる愛》の魅力
・ 《遥かなる愛》ニューヨーク現地評のご紹介
・ 《遥かなる愛》 雑誌 掲載情報

◇ 参考 
・ カイヤ・サーリアホ - Wikipedia ・ 作品(Amazon)
・ Mikiki | オペラ〈遥かなる愛〉日本初演を控えるカイヤ・サーリアホ、神秘と愛を探究する作曲家の魅力について
・ カイヤ・サーリアホ(作曲) 現代屈指の“愛のオペラ”《遥かなる愛》いよいよMETライブビューイングに登場

◇ You Tube  
・ Kaija Saariaho's "L'Amour de loin" visual version

参考 Google検索 → 「遥かなる愛 MET」 ・「遥かなる愛 (カイヤ・サーリアホ)


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◎MET2017「イドメネオ」を見る

2017-09-10 22:36:00 | オペラ

♪ METライブビューイング ♪ 
METライブビューイングの過去公演:過去シーズンリスト 2006~
 

「アンコール 2017」 8/5(土)~9/29(金) 東劇にて上映!

イドメネオ  Idomeneo (モーツァルト) K.366

神が要求した生贄は実の息子だった!
父子の葛藤に自らを投影したモーツァルト青春の記念碑!

 ♪  --  ♪  --  ♪  --  ♪


9/10 ギリシャ神話の登場人物が出てくるモーツァルトのオペラ。
「ナブッコ」では、親子(父と娘)の葛藤と恋の三角関係が描かれましたが、
「イドメネオ」では、親子(父と息子)の葛藤と恋の三角関係が描かれます。
どちらにも悪女が出てくるのですが、歌うキャラとして一番魅力的な役で、迫力ある演技と素晴らしい歌を楽しめました。

ただ、父親のイドメネオは、テノールと音域が高いためか重々しい父親役には迫力に欠けるきがしましたね。
一方 息子のイダマンテは、メゾソプラノのアリス・クート、きっぱりした印象でよかったです。(怪物と戦うシーンは無いですが・・・)
全員 素晴らしい歌と演技(ナブッコより歌手のスタイルも悪くない!)、アンサンブルも魅力的。
そうそう、イリアのプリーツの袖の衣装はとってもエレガントでうっとりです。

エレットラ(アガメムノーンの娘エレクトラ)は、どこまで不幸な人なんでしょうか?
こちらは、すさまじかったですね。
 ⇒ Myブログ:MET2016「エレクトラを見る」
(この時のエレクトラ ニーナ・ステンメは、今回はイゾルデを歌いました)
 ⇒ Myブログ:MET2017「トリスタンとイゾルデ」を見る

モーツァルトは、この作品を作って 父親との葛藤を乗り越えたのでしょうか。

 ♪  --  ♪  --  ♪  --  ♪

 イドメネオ (モーツァルト) 16-17 

MET2017 「イドメネオ (モーツァルト)」の雰囲気を You Tube でどうぞ!

 モーツァルト《イドメネオ》視聴

《イドメネオ》リハーサル映像4
第1幕 〈お父様、お兄様、さようなら〉 ネイディーン・シエラ(リハーサルより)


《イドメネオ》リハーサル映像3
第1幕 〈心の中に私は感じる〉 エルザ・ヴァン・デン・ヒーヴァー(リハーサルより)


《イドメネオ》リハーサル映像2
第2幕 〈海から逃れ〉 マシュー・ポレンザーニ(リハーサルより)


《イドメネオ》リハーサル映像1
第3幕 〈四重唱〉 マシュー・ポレンザーニ、アリス・クート、エルザ・ヴァン・デン・ヒーヴァー、ネイディーン・シエラ (リハーサルより)


イドメネオ (モーツァルト)
指揮:ジェイムズ・レヴァイン 演出:ジャン=ピエール・ポネル

出演:マシュー・ポレンザーニ、アリス・クート、エルザ・ヴァン・デン・ヒーヴァー、ネイディーン・シエラ、アラン・オーピー

上映時間 :4時間25分(休憩2回)[ MET上演日 2017年3月25日 ]
言語 :イタリア語

登場人物&出演:
《イドメネオ》 マシュー・ポレンザーニ Matthew Polenzani テノール
《イダマンテ》 アリス・クート Alice Coote メゾソプラノ
《エレットラ》 エルザ・ヴァン・デン・ヒーヴァー Elza van den Heever ソプラノ
《イリア》 ネイディーン・シエラ Nadine Sierra ソプラノ

解説: E・オーウェンズ
インタビュー:A・クート& M・ポレンザーニ、D・ヒーヴァー& N・シエラ
 MET合唱指揮 D・パランポ、照明アシスタント T・ガスコット
 METアソシエイト・コンサートマスター N・ウー& L・ハミルトン
 
 次回作 映像紹介&インタビュー 「エフゲニー・オネーギン」 A・ネトレプコ
 METリンカーンセンター移転50周年記念ドキュメンタリー

見どころ、聴きどころ:
国王の帰還を守った海神が要求した代償は、王の息子だった!
王は神との約束を守るのか?
王子と流浪の姫との恋のゆくえは?
父との葛藤を抱えたモーツァルトが「自分のことのよう」だと作曲に熱中した青春の記念碑的傑作が、ライブビューイングにやってくる!
METが生んだ世界的スター、M・ポレンザーニの悩める王は必見!
巨匠J・レヴァインの堂々たる指揮、J=P・ポネルの伝統的かつ格調高い演出で、若きモーツァルトの野心作がよみがえる!

ストーリー:
トロイア戦争終結後のクレタ島。
戦争に出陣した国王イドメネオは、帰路の海で嵐に巻き込まれ、命と引き換えに、上陸して初めて出会った人間を生贄に捧げると海神ネプチューンに約束する。
クレタ島に帰り着いたイドメネオが出会ったのは、なんと息子のイダマンテだった。
イドメネオはイダマンテを亡命させようとするが、イドメネオの裏切りに激怒した海神は怪物を送り込む。
次々と襲う天災に、窮地に立たされたイドメネオは…。


< METライブビューイング 最新情報 2017 2017年6月 >
・ 父と子の宿命のドラマを溢れる音楽で導く《イドメネオ》みどころ
・ 《イドメネオ》ニューヨーク現地評のご紹介
・ 《イドメネオ》上映時間確定のご案内 と プログラム

参考 
・ イドメネオ | モーツァルト | オペラ対訳プロジェクト - アットウィキ - WIKI
・ イドメネオ (オペラ) - Wikipedia
・ イドメネオ オペラ名曲辞典 あらすじなど
・ モーツァルト『イドメネオ』のあらすじと解説
・ 『イドメネオ』の魅力 みどころ、ききどころはここだ!

参考 Google検索 → 「イドメネオ MET」 ・ 「イドメネオ


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METライブビューイング 2017(修正中)

2017-09-08 22:36:00 | オペラ

映画館で楽しめる メトロポリタンオペラ ♪

今年もアンコール上映を見に 東劇へ GO!



♪ METライブビューイング ♪ 2016-2017 

「アンコール 2017」 8/5(土)~9/29(金) 東劇にて上映!

今年のラインナップは、最新の2016-17シーズンと、
過去10シーズンの中から選りすぐった人気作27演目を一挙上映!
2016-2017年のプログラムは、次の通り。→ 上映スケジュール(PDF)

    ♪ ---- ♪ ---- ♪ ---- ♪

全部見るのは無理だけど、去年は5作品も見ました!
今年も上映数が多いくて、どれを見ようか迷います・・・。
やはり全く知らない(見たことのない)作品から選びましょう。

★ 2016-17シーズン全10作のうち、みた5作品 と2010-11シーズンを1作 (⇒で個別の感想ページヘ)

⇒ 8/9 ナブッコを見る Nabucco - Verdi P.ドミンゴ

⇒ 8/19 トリスタンとイゾルデを見る  Tristan und Isolde - Wagner 新演出

⇒ 9/2 ロメオとジュリエットを見る Romeo et Juliette - Gounod 新演出

⇒ 9/6 オリー伯爵を見る  Le Comte Ory - Rossini 2010-2011

⇒ 9/10 イドメネオを見る  Idomeneo - Mozart

⇒ 9/13 遥かなる愛を見る  L'Amour de Loin - Kaija Saariaho MET初演 新演出


以下は、今回はパス (以前にMET他で見たことがあるので)

2 ドン・ジョヴァンニ  Don Giovanni - Mozart
6 ルサルカ  Rusalka - Dvorak 新演出
7 椿姫  La Traviata - Verdi
9 エフゲニー・オネーギン  Eugene Onegin - Tchaikovsky A.ネトレプコ&P.マッティ
10 ばらの騎士  Der Rosenkavalier - R.Strauss 新演出 R.フレミング&E.ガランチャ

 2017/9/17 METライブビューイングのサイトを訪れたら、リニューアルしています。
  → アンコール2017はこちら
 残念なことに、ページ構成がすっかり変わり、過去のライブビューの情報ページが消滅してしまいました。
 役に立つページだったのに! がっかり。
 これまでの記事でリンク切れになる部分は順次修正していきますが、数が多いので万一 ERRORページが表示されたときは悪しからず。
 よろしくお願いします。

    ♪ -- ♪ -- ♪ -- ♪

去年見た作品 
 ⇒ Myブログ:METライブビューイング アンコール 2016

♪ これまでに見たMetオペラ(2009~)

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

METライブビューイングを見よう!

MET_LIVE_JP METライブビューイングの公式 facebookページ 視聴もできるよ! 
・ アンコール 2015 METライブビューイング 最新情報
・ METライブビューイング 2014-2015 ・ 東劇

 Myブログの関連記事 ⇒ キーワード:METライブビューイング

 ⇒ Myブログ:METライブビューイング アンコール2016 
 ⇒ Myブログ:METライブビューイング アンコール2015
 ⇒ Myブログ:METライブビューイング アンコール2014

 ⇒ これまでに見たMetオペラ(2009~)

 ⇒ Myブログ:これまでに見た映画 2013~
 ⇒ これまでに見た映画 2010~2012
 ⇒ これまでに見た映画~2009
 -->
オペラに関連した読んだ本
 ⇒ Tag「音楽:オペラ」 ~ Myブログ:あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート
 ⇒ Myブクログ:音楽:オペラ ~ 自然・科学・アート他:koishi-2018の本棚

 
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MET2017「オリー伯爵」を見る(修正中)

2017-09-06 20:10:00 | オペラ

♪ METライブビューイング ♪ 2016-2017 

「アンコール 2017」 8/5(土)~9/29(金) 東劇にて上映!

オリー伯爵 (ロッシーニ) Rossini: Le Comte Ory 2010-2011

これぞ大人の洗練されたコミック・オペラ!
J.D.フローレンスとD.ダムラウの最強コンビが、ロッシーニ最盛期の愉悦を鮮やかに歌いきる。

2011年春にMETで上演され話題を呼んだ、ロッシーニ最後のオペラ・コミック。主役にフローレスとダムラウを迎えた豪華キャストで、見事な歌合戦を展開。
 演出は、ブロードウェイでトニー賞を受賞し、METでも大ヒット作品を手掛けたバートレット・シャー。話題の新プロダクション。

 ♪  --  ♪  --  ♪  --  ♪

9/6 行きました!
最初ここに書いたあらすじを読んでも イマイチ興味がわかず チケットを買ったのは失敗かと思ったのですが、
数日前から下調べをし You Tubeをみるうちに、これは面白そうと期待感が出てきました。
会場は、思いがけず観客が多く このオペラが面白いということを知っている人たちが結構いるんだなぁと嬉しい気分。

ルネ・フレミングが、オペラに案内してくれます。
舞台は 劇中劇のような仕掛けでアイデア満載。 中世の衣装もステキです。

D・ダムラウは、9/2の「ロメオとジュリエット」で見たばかり。
「オリー伯爵」の 伯爵夫人のほうがぴったりはまり役。 笑顔が可愛くすごくチャーミングで コロラトゥーラの素晴らしいこと ♪
J・ディドナートも、小姓役を楽しんでいる様子。
そして、(2010-2011シーズン)公演の数時間前にお子さんが誕生したというJ・D・フローレス! 何度も変装する怪演技と素晴らしい歌声。
オーケストラに乗ったアンサンブルと コミカルな演技。
思わず笑っちゃうシーンが何度もあります。
もう一回見たいなぁと思う、最高のオペラでした。


 オリー伯爵 (ロッシーニ)

指揮:マウリツィオ・ベニーニ 演出:バートレット・シャー

登場人物&出演:
オリー伯爵(領主)…テノール フアン・ディエゴ・フローレス
フォルムティエの伯爵夫人(女伯爵) アデル…ソプラノ ディアナ・ダムラウ
イゾリエ(オリー伯爵の小姓)…メゾソプラノ ジョイス・ディドナート

  ランボー(騎士、オリー伯爵の仲間)…バリトン ステファン・デグー
教育係(オリー伯爵の後見人)…バス ミケーレ・ペルトゥージ
ラゴンド夫人(フォルムティエ城の侍女頭)…メゾソプラノ スサネ・レーズマーク
アリス(若い農婦)…ソプラノ

解説:R・フレミング 
インタビュー:J.D.フローレス、D・ダムラウ & J・ディドナート
       演出:B・シャー、衣装デザイン:C・ズーバー&MET衣装部 T・チャーチ

上映時間:2時間56分(休憩1回) MET上演日:2011年4月9日
言語 :フランス語

見どころ、聴きどころ:
《セヴィリャの理髪師》、《チェネレントラ》など、オペラ・ブッファ(喜劇オペラ)のヒットを連発したロッシーニが晩年パリで作曲した、洗練と抑制のきいた大人のコミック・オペラ。
J.D.フローレスとD.ダムラウという現在望みうる2人が歌う、オリーとアデルの歌合戦は必聴だ。
昨シーズンの《ホフマン物語》等、METの大ヒット舞台を手がける奇才B.シャーの艶やかな新演出で贈る。

ストーリー:
時は13世紀初め。フォルムティエ伯爵は部下を連れて十字軍遠征に出ており、妹のアデルら女性たちは皆、城で男たちの帰りを待っている。
ところが遠征に出なかった貴族がいた。オリー伯爵である。好色なオリーはアデルに言い寄ろうと作戦を練っていた。行者に化けてアデルの相談に乗り、男子禁制の城に入り込もうとしていたのだ。
しかし彼の小姓イゾリエもアデルに恋しており、彼女に会うためにオリーを手伝い知恵を貸すが、この計画はもう一歩のところで失敗に終わる。それでもオリーは諦めない。たくましくも別の手段で成功したかに見えたが、主人の企みを見抜いたイゾリエは・・・。
そして十字軍の帰還も近づいていた・・・。 


上映時間とプログラム
 

MET2017 「オリー伯爵(ロッシーニ)」の雰囲気を You Tube でどうぞ!

Le Comte Ory, Florez, Damrau


Le Comte Ory: Act II Trio -- Juan Diego Flórez, Diana Damrau, & Joyce DiDonato (Met Opera)


ディアナ・ダムラウ - オリー伯爵 Diana Damrau - Le Comte Ory (2011)


♪ 今回のキャストで これまでに見た METオペラ
 ディアナ・ダムラウ
 MET2013「リゴレット」 ・ MET2016「真珠採り」 ・ MET2017「ロメオとジュリエット」

 フアン・ディエゴ・フローレス
 MET2009オペラ「夢遊病の娘」 ・ MET2014「ラ・チェネレントラ」 ・ MET2015「湖上の美人」

 ジョイス・ディドナート
 METオペラ「エンチャンテッド・アイランド」 ・ MET2013「マリア・ストゥアルダ」 ・ MET2014「ラ・チェネレントラ」 ・ MET2015「湖上の美人」 

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

参考 
・ オリー伯爵 (オペラ) - Wikipedia
・ ジョアキーノ・ロッシーニ - Wikipedia
・ オリー伯爵 オペラ名曲辞典 あらすじなど
・ マイナー・オペラのあらすじ 『オリー伯爵』 - Opera! Opera! Opera!

♪ You Tubeで全幕鑑賞しましょう
・ Rossini: Le Comte Ory - Glyndebourne Festival Opera
・ Rossini: Le Comte Ory - Florez, Massis, De Simone, Abbado (Firenze 1998)
・ Le Comte Ory - G.Kunde, A.Massis, F.Morace, V.Simmonds (Amsterdam - 2005)

・ G.Rossini - Le Comte Ory (With Libretto) HQ
シー・イージェ, ロレンツォ・レガッツォ, ラウラ・ポルヴェレッリ, ボローニャ市立歌劇場管弦楽団, パウロ・カリナーニ

Google検索 → 「オリー伯爵 MET」 ・ 「オリー伯爵」 
 

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MET2017「ロメオとジュリエット」を見る

2017-09-02 20:53:00 | オペラ

♪ METライブビューイング ♪ 2016-2017 

「アンコール 2017」 8/5(土)~9/29(金) 東劇にて上映!

ロメオとジュリエット (グノー) 新演出

ロミオとジュリエット』(または『ロメオとジュリエット』、Romeo and Juliet )は、
イングランドの劇作家ウィリアム・シェイクスピアによる戯曲。
初演年度については諸説あるが、おおむね1595年前後と言われている。

9/2 東劇に見に行きました。
映画やバレエでもよく知っているこの作品が、グノーのオペラではどんな作品になるのでしょう。
一応、数日前から You Tubeで ドミンゴ指揮の2017年の上演をみたりして、曲になじみました。
 → Gounod - Romeo et Juliette ( Acts 1 2 ) Juan Diego Flórez & Aida Garifullina_2017 You Tube

会場はいつもより華やか、ほかの作品より観客が多いです。
じつは、ダムラウ&グリゴーロの予告編をみるとちょっと艶めかしい大人の雰囲気で あまり期待できないかと思って出かけたんですが、
始まってみると、少女のように はにかみがらもおきゃんなジュリエットと やんちゃながらどこか正義感もあるロメオ。
 演技もなかなかいいし、その歌声の素晴らしいこと。 
オーケストラが豊かな演奏を聴かせてくれ、それに乗って歌う二人の息もぴったり。
ジュリエットは、天真爛漫な少女から、ロメオを見た瞬間に恋する乙女に変身し、その名前を聞いたときに 運命を悟る大人の女性になります。
ダムラウの歌声は芯のある強さと幸せに輝き、聴くものを魅了します。

グノーの音楽が こんなに素晴らしいとは、思っていなかったので 大発見です。
 → シャルル・グノー - Wikipedia

衣装や舞台は奇をてらったものではなく 中世の雰囲気。
ゴージャスなドレスを着た合唱の人がうらやましい。(*^_^*)♪
マキューシオ役のエリオット・マドールも、派手な立ち回りでかっこよかったですね。
最後まで 堪能しました。

とはいえ、ロメオに ディカプリオの顔が浮かんできたり。
 → My Immortal / ROMEO + JULIET You Tube

    ♪ -- ♪ -- ♪ -- ♪
 
ロメオとジュリエット (グノー)
 16-17 

MET2017 「ロメオとジュリエット (グノー)」の雰囲気を You Tube でどうぞ!
グノー《ロメオとジュリエット》視聴

《ロメオとジュリエット》予告映像


《ロメオとジュリエット》リハーサル映像1


《ロメオとジュリエット》リハーサル映像2


《ロメオとジュリエット》リハーサル映像3


《ロメオとジュリエット》リハーサル映像4


ロメオとジュリエット (グノー)

指揮:ジャナンドレア・ノセダ 演出:バートレット・シャー

出演:ディアナ・ダムラウ、ヴィットーリオ・グリゴーロ、エリオット・マドール、ミハイル・ペトレンコ

上映時間 :3時間15分(休憩1回)[ MET上演日 2017年1月21日 ]
言語 :フランス語

登場人物&出演
《ジュリエット》   ディアナ・ダムラウ Diana Damrau ソプラノ
《ロメオ》      ヴィットーリオ・グリゴーロ Vittorio Grigolo テノール
《マキューシオ》   エリオット・マドール Elliot Madore バリトン
《ローラン神父》   ミハイル・ペトレンコ Mikhail Petrenko バス
《小姓ステファーノ》 ヴィルジニー・ヴェレーズ  メゾソプラノ
《キャピュレット》  ロラン・ナウリ       バスバリトン

解説: A・ペレス (アイリーン・ペレス ソプラノ)
インタビュー: D・ダムラウ& V・グリゴーロ、G・ノセダ
       演出 B・シャー、衣装 C・ズーバー、美術 M・ヤーガン

見どころ、聴きどころ:
「家」に引き裂かれ運命に翻弄される恋人たち!
シェイクスピアが遺した永遠の悲恋物語をオペラ化したグノーの傑作が、ドリームキャストで新制作!
人気演出家B・シャーが壮麗かつスケール豊かに再現するイタリアの古都を舞台に、世界のプリマ D・ダムラウと花形テノール V・グリゴーロの強力カップルが、甘い二重唱や魅惑のアリアを歌い上げる。
美しき声と旋律が引き立てる伝説の恋、これぞ、オペラの奇跡。
ストーリー:
18世紀のイタリア、ヴェローナ。対立する家に属するロメオとジュリエットは、素性を知らずに舞踏会で出会い、恋に落ちる。
敵同士と知っても離れられない2人はひそかに結婚式を挙げるが、喧嘩に巻き込まれたロメオはジュリエットの従兄弟を殺し、追放の刑に。別れを前に、恋人たちは愛を確かめ合う。
親が決めた結婚を強いられるジュリエットは、仮死状態になる薬を手に入れる。
彼女が死んだと誤解した一同は、ジュリエットを墓所に運ぶが…。

< METライブビューイング 最新情報 2017 2017年6月 >
・ 《ロメオとジュリエット》ニューヨーク現地評のご紹介
・ ダムラウ&グリゴーロの「愛の二重唱」は必見!《ロメオとジュリエット》みどころ
・ 《ロメオとジュリエット》の上映時間確定のご案内 と プログラム

参考 
・ ロメオとジュリエット (オペラ) - Wikipedia
・ シャルル・グノー Charles Gounod - Wikipedia

・ ロメオとジュリエット オペラ名曲辞典 あらすじなど
・ ロミオとジュリエット(グノー)|フランスオペラの楽しみ


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MET2017「トリスタンとイゾルデ」を見る

2017-08-21 21:30:00 | オペラ

♪ METライブビューイング ♪ 2016-2017 

「アンコール 2017」 8/5(土)~9/29(金) 東劇にて上映!

トリスタンとイゾルデ (ワーグナー) 新演出

究極の「愛と死」を描く究極の音楽!
オペラ史を変えた超大作がMETの記念イヤーを開ける!

 ♪  --  ♪  --  ♪  --  ♪

前回見たのは、
 ⇒ Myブログ:2009/9/8 「◎METライブビューイング 2009」
 指揮:ジェームズ・レヴァイン James Levine、
 演出:ディーター・ドルン、
 出演:イゾルデ:デボラ・ヴォイト Deborah Voigt、 トリスタン:Gary Lehman

8/21 オペラは、5時間と長丁場。
舞台は前回とは全く趣が違っています。 
途中でちょっと眠くなるところもあったけれど、最後まで、惹きつけられ 楽しめました。
でも、やっぱり ワーグナーはそれほど好きじゃない。
有名な前奏曲は、身をよじるくらいすてきだけれど、全曲となると持て余しぎみ。
今後はは、ワーグナーはパスしよう

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

 
トリスタンとイゾルデ (ワーグナー) 16-17 


MET2017 「トリスタンとイゾルデ (ワーグナー)」の雰囲気を You Tube でどうぞ!

《トリスタンとイゾルデ》予告編


トリスタンとイゾルデ (ワーグナー)
指揮:サイモン・ラトル 演出:マリウシュ・トレリンスキ

上映時間 :5時間7分(休憩2回)[ MET上演日 2016年10月8日 ]
言語 :ドイツ語

登場人物&出演:
《イゾルデ》 ニーナ・ステンメ Nina Stemme ソプラノ
《トリスタン》 スチュアート・スケルトン Stuart Skelton テノール
《マルケ王》 ルネ・パーペ René Pape バス
《ブランゲーネ》 エカテリーナ・グバノヴァ Ekaterina Gubanova メゾソプラノ
《クルヴェナール》 エフゲニー・ニキティン Evgeny Nikitin バス

解説: D・ヴォイト & MET総裁 P・ゲルプ
インタビュー: S・スケルトン、N・ステンメ、R・パーペ、E・グバノヴァ&E・ニキティン
        指揮:S・ラトル、イングリッシュ・ホルン奏者 P・ディアス


< METライブビューイング 最新情報 2017 2017年6月 >
・ METバックステージツアー付き観劇チケット 当選者 現地レポート①
・ ラトル指揮!MET渾身の《トリスタンとイゾルデ》現地レポート
・ 《トリスタンとイゾルデ》ニューヨーク現地評のご紹介
・ 《トリスタンとイゾルデ》上映時間確定のご案内 プログラム

見どころ、聴きどころ:
秘めた恋に媚薬が火をつける! 禁断の関係に燃える2人が行き着く先は?
「死」で結ばれる永遠の「愛」を描いたワーグナーの超大作が、リンカーン・センター50周年の記念すべきシーズンオープニングを飾る!
ベルリン・フィル音楽監督S・ラトルの指揮が導く奇跡のような音楽の海に浮かぶのは、M・トレリンスキが演出するスタイリッシュな「船」。
N・ステンメ、S・スケルトン、R・パーペら21世紀を代表するワーグナー歌いの舵取りで、オペラが行き着いた究極の愛の夢が始まる!

ストーリー:
アイルランドの王女イゾルデは、コーンウォールの王マルケに嫁ぐことになり、マルケ王の甥トリスタンの迎えの船に乗り込んだ。
実は2人は愛し合っているのだが、口にすることができない。
冷淡なトリスタンに苛立つイゾルデは、いっそ2人で毒を仰ごうと、侍女ブランゲーネに毒薬を持って来させる。
だがブランゲーネが杯に盛ったのは媚薬だった。心の束縛を解き放ち、抱き合う2人。
だがイゾルデはマルケとの結婚を拒めず…。

  

参考 
・ トリスタンとイゾルデ (オペラ) - Wikipedia
・ トリスタンとイゾルデ オペラ名曲辞典 あらすじなど
・ トリスタンとイゾルデ  オペラ対訳プロジェクト
・ 楽劇「トリスタンとイゾルデ」 - オペラストーリーA4版

・ You Tube で 聴こう ♪
 ワーグナー《トリスタンとイゾルデ》第1幕全曲 ニルソン ... - YouTube
 ビルギット・ニルソンのソプラノ、ゲオルク・ショルティ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 
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◎MET2017「ナブッコ」を見る

2017-08-09 21:49:00 | オペラ

♪ METライブビューイング ♪ 2016-2017 

「アンコール 2017」 8/5(土)~9/29(金) 東劇にて上映!

ナブッコ (ヴェルディ) 16-17

旧約聖書に基づいた壮大な古代絵巻!
P・ドミンゴ & J・レヴァインの2大名手が情熱の音楽に魂を吹き込む!

 ♪  --  ♪  --  ♪  --  ♪


8/9 準備万端、You Tubeでいろんな演奏を聴いて耳をオペラモードにして出かけました。
久しぶりの東劇の会場。 オペラ好きが集まっています。

E・オーウェンズの 低く響きのあるイントロダクションの後、演奏が始まります。
ナブッコ (ヴェルディ)、素晴らしい響きのオーケストラ。
指揮のレヴァインは、以前の印象よりずっときびきびと若々しい。
そして、P.ドミンゴ。もとから大好きでしたが、衰えることなく素晴らしい歌声に身が震えるほどの感激。
本人もインタビューで言っているように、舞台は階段の昇り降りが多いのですが、役柄にあったパフォーマンスも違和感がありません。
おんとし76歳とはとっても信じられない。ドミンゴは不滅です!

イズマエーレのR・トーマスの声も美しかったし、アビガイッレのR・モナスティルスカも迫力ありました。
もっとも、最初は フェネーナのJ・バートンと合わせた主役級3人のころころとした姿に、目がぱちくり。団子三兄弟みたい。(歌いだせば素晴らしい声で 容姿は気にならなかった♪)

また、You Tubeでみた他の演出では、衣装などが「バビロニアVSイェルサレム」でくっきりコントラストがあって 見てわかりやすかったけれど、
本公演では、女性二人の区別がつきにくかった。
事前にストーリーや出番をしっかり頭に入れていたのはよかった!

有名な合唱も堪能できたし さすがヴェルディ、素晴らしいオペラでした!


    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

MET2017 「ナブッコ (ヴェルディ)」の雰囲気を You Tube でどうぞ!

ヴェルディ《ナブッコ》 予告映像



ヴェルディ《ナブッコ》リハーサル映像
第3幕より〈行け我が想いよ、黄金の翼に乗って〉



ナブッコ (ヴェルディ)

指揮:ジェイムズ・レヴァイン 演出:エライジャ・モシンスキー

出演:プラシド・ドミンゴ、リュドミラ・モナスティルスカ、ジェイミー・バートン、ラッセル・トーマス、ディミトリ・ベロセルスキー

上映時間 :3時間3分(休憩1回)[ MET上演日 2017年1月7日 ]
言語 :イタリア語

登場人物&出演:
バビロンの王《ナブッコ》 バリトン~ プラシド・ドミンゴ Plácido Domingo
その長女で奴隷の子《アビガイッレ》 ソプラノ~ リュドミラ・モナスティルスカ Liudmyla Monastyrska
その次女《フェネーナ》 メゾソプラノ~ ジェイミー・バートン Jamie Barton
ユダヤの王ゼデキアの甥《イズマエーレ》 テノール~ ラッセル・トーマス Russell Thomas
ユダヤの司祭長《ザッカーリア》 バス~ ディミトリ・ベロセルスキー Dmitry Belosselskiy
その姉アンナ/Anna/S
ベルの大司祭/Il Gran Sacerdote di Belo/B
バビロン王の老臣アブダルロ/Abdallo/T

< METライブビューイング 最新情報 2017 2017年6月 >
・ ドミンゴ&レヴァイン夢の顔合わせ!《ナブッコ》みどころ

プログラム 《ナブッコ》上映時間確定のご案内 
解説: E・オーウェンズ
インタビュー:P・ドミンゴ、L・モナスティルスカ& D・ベロセルスキー
座談会:J・レヴァイン、 P・ドミンゴ、MET総裁P・ゲルブ
次回作 ルサルカ 紹介 K・オポライス&演出 M・ジマーマン、
次回作 ロメオとジュリエット 紹介 指揮 G・ノセダ& 演出 B・シャー

見どころ、聴きどころ:
戦に敗れ、バビロンに連行されたヘブライ人たちの運命は?
神を自称して雷に撃たれた暴君ナブッコは救われるのか?
旧約聖書に基づいた若きヴェルディの出世作が、ライブビューイングに初登場!
イタリアの第二の国歌と讃えられる合唱〈行け我が想いよ、黄金の翼に乗って〉をはじめ心打つ名曲の数々を、巨匠J・レヴァインの雄大な指揮で堪能!
伝説の名歌手P・ドミンゴ、大器の呼び声高いL・モナスティルスカら、新旧の一流キャストも贅沢だ。
ストーリー:
紀元前6世紀のイェルサレム。
神殿に集まった人々が、獰猛な王ナブッコに率いられたバビロニア軍の来襲に怯えている。
神官ザッカーリアは、ナブッコの娘フェネーナを人質に取ってバビロニア軍を撃退しようとするが、フェネーナを愛するイェルサレム王の甥イズマエーレは彼女を救い、味方の怒りを買う。
イェルサレムを征服して勝ち誇るナブッコは「神」を自称し、怒れる神の雷に打たれて狂乱。
野心に溢れる奴隷の娘アビガイッレに王座を奪われてしまう…。

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

参考  
・ ナブッコ (オペラ) - Wikipedia
・ ナブッコ オペラ名曲辞典 あらすじなど
・ ナブッコ あらすじ -わかる!オペラ情報館
・ ナブッコ - オペラストーリーA4版
・ Nabucco ナブッコ オペラ対訳プロジェクト

・ You Tube  
 NABUCCO - Bruson, Dimitrova, Baglioni, Garaventa - Arena di Verona, 1981 - English Subtitles 2:10:26

 旧約聖書に関連の読んだ本
聖書 ~ あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート

ヴェルディ「ナブッコ」 オペラ DVD Bluray 楽譜
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これまでに見たMetオペラ(修正中)2009~2017

2017-08-03 12:32:00 | オペラ


映画館で楽しめる ♪ METライブビューイング ♪ (過去シーズンリスト
 ♪

2009年から 毎年夏の楽しみです。 ♪ 今年も始まっています ♪

東劇「METライブビューイング アンコール2015」8/8(土)より上映!

 演目紹介 過去シーズンリスト

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

 ⇒ Myブログ:METライブビューイング アンコール2017 (準備中)

 ⇒ Myブログ:METライブビューイング アンコール2016
 ⇒ Myブログ:METライブビューイング アンコール2015
 ⇒ Myブログ:METライブビューイング アンコール2014
 ⇒ Myブログ:METライブビューイング アンコール2013
 ⇒ Myブログ:METライブビューイングを見よう(2012)

 ⇒ Myブログ:METライブビューイング-2009-1

♪ METライブビューイング メトロポリタンオペラ

  2016年に見たのは、次の5作品。
2016/8/6 イル・トロヴァトーレ (ヴェルディ) ⇒ Myブログ
2016/8/29  ルル (ベルク) ⇒ Myブログ
2016/8/18  真珠採り (ビゼー) ⇒ Myブログ
2016/8/23  ロベルト・デヴェリュー (ドニゼッティ) ⇒ Myブログ
2016/9/5  エレクトラ (R・シュトラウス) ⇒ Myブログ


  2015年に見たのは、次の6作品。
2015/8/31 チャイコフスキー《イオランタ》 ⇒ Myブログ
2015/8/31 バルトーク《青ひげ公の城》 ⇒ Myブログ
2015/9/10 マスカーニ《カヴァレリア・ルスティカーナ》 ⇒ Myブログ
2015/9/10 レオンカヴァッロ《道化師》 ⇒ Myブログ
2015/9/17 ロッシーニ《湖上の美人》 ⇒ Myブログ
2015/9/24 ヴェルディ《マクベス》 ⇒ Myブログ


  2014年にみたのは、次の8作品。  
 2014/09/25 MET2014「ルサルカ」を観る
 2014/09/15 MET2014「鼻」を観る
 2014/09/11 MET2014「イーゴリ公」を観る
 2014/09/07 MET2014「ラ・チェネレントラ」を見る

 2014/08/31 MET2014「ウェルテル」を観る
 2014/08/25 MET2014「ラ・ボエーム」を観る
 2014/08/18 MET2014「エフゲニー・オネーギン」を観る
 2014/08/12 MET2014「ファルスタッフ」を観る


  2013年にみたのは、次の6作品。 
2013/09/27 観る ヴェルディ「仮面舞踏会
2013/09/24 観る ヴェルディ「リゴレット
2013/09/19 観る トーマス・アデス「テンペスト
2013/09/17 観る ドニゼッティ「愛の妙薬
2013/09/15 観る ヘンデル 「ジュリアス・シーザー
2013/09/12 観る ドニゼッティ「マリア・ストゥアルダ


  2012年にみたのは 

過去の上映作品 2012 - 2013

2012/09/13 観る ⇒ 2011-2012シーズン ドニゼッティ 「アンナ・ボレーナ」 
2012/09/20 観る ⇒ 2011-2012シーズン ヘンデル 「ロデリンダ」
2012/09/17 観る ⇒ 2011-2012シーズン ヴェルディ 「エルナーニ」 
2012/09/10 観る ⇒ 2011-2012シーズン ヘンデル、ヴィヴァルディ、ラモー他 「エンチャンテッド・アイランド 魔法の島」 

◇ 2010年にみたのは 

2010/08/27 見る 2009-2010シーズン プッチーニ「トゥーランドット」
2010/08/23 見る 2009-2010シーズン アンブロワーズ・トマ「ハムレット」
2010/08/16 見る 2009-2010シーズン ロッシーニ「アルミーダ」 
2010/08/13 見る 2009-2010シーズン オッフェンバック「ホフマン物語」
2010/08/09 見る 2009-2010シーズン ヴェルディ「シモン・ボッカネグラ」

◇ 2009年にみたのは 

2009/10/9 見る 2006-2007シーズン  ベッリーニ「清教徒」
2009/9/30 見る 2008-2009シーズン  ベッリーニ「夢遊病の娘」
2009/9/27 見る 2008-2009シーズン  ドニゼッティ「ランメルモールのルチア」

2009/9/16 見る 2007-2008シーズン  ドニゼッティ「連帯の娘」
2009/9/10 見る 2007-2008シーズン ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」
2009/9/06 見る 2008-2009シーズン R.シュトラウス 「サロメ」
 (指揮:パトリック・サマーズ、演出:ユルゲン・フリム、出演:カリタ・マッティラ)

    ♪ -- ♪ -- ♪ -- ♪

読んだ本
 ⇒ 音楽:オペラ ~ あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート
 ⇒ Myブログ:音楽:オペラ ~ 自然・科学・アート他:koishi-2018の本棚
 
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METライブビューイング 2016(修正中)

2016-09-06 14:29:00 | オペラ

映画館で楽しめる メトロポリタンオペラ ♪

今年もアンコール上映へ GO!

♪ METライブビューイング ♪ 2015-2016

「アンコール 2016」 8/6(土)~9/23(金) 東劇にて上映!



今年のラインナップは、最新の2015-16シーズンと、
過去10シーズンの中から選りすぐった人気作26演目を一挙上映!

2015-2016年のプログラムは、次の通り。→ 上映スケジュール(PDF)

全部見るのは無理だけど、去年は6作品も見ました!
今年は上映数が多いので、どれを見るか選ぶのは大変、迷います・・・。
やはり全く知らない(見たことのない)作品がいいですね。

★ 2015-16シーズン全10作のうち、みた5作品 (⇒で個別の感想ページヘ)

  1  イル・トロヴァトーレ (ヴェルディ) ⇒ Myブログ・・・D・ホヴォロストフスキー復活 ♪
   A・ネトレプコが魅せる究極のヒロイン ♪

  4  ルル (ベルク) ⇒ Myブログ・・・演出に驚き ♪
   20世紀オペラ最大の問題作

  5  真珠採り (ビゼー) ⇒ Myブログ・・・美しいアリアにうっとり♪
    1世紀ぶりにMETの舞台に蘇る!

  9  ロベルト・デヴェリュー (ドニゼッティ) ⇒ Myブログ・・・エリザベス1世が圧巻 ♪
    「チューダー朝女王三部作」の完結編が堂々のMET初演!

  10  エレクトラ (R・シュトラウス) ⇒ Myブログ・・・今回最高の感動 ♪
    天才P・シェローの遺作となった名演出が、METの舞台へ進出

    ♪ -- ♪ -- ♪ -- ♪

☆ 2015-16シーズン全10作のうち、見なかったプログラム
  2  オテロ (ヴェルディ)  A・ネトレプコ
  3  タンホイザー (ワーグナー) ライブビューイングに初登場!
  6  トゥーランドット (プッチーニ) 巨匠ゼフィレッリが演出したMET屈指のスペクタクルな舞台
  7  マノン・レスコー (プッチーニ) R・エアの新演出、K・オポライスのマノン
  8  蝶々夫人 (プッチーニ) アカデミー賞に輝く名監督A・ミンゲラが演出 

    ♪ -- ♪ -- ♪ -- ♪

去年見た作品 
 ⇒ Myブログ:METライブビューイング アンコール 2015

♪ これまでに見たMetオペラ(2009~)

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MET2016「エレクトラ」を見る

2016-09-05 23:11:00 | オペラ

♪ METライブビューイング ♪ 
METライブビューイングの過去公演:過去シーズンリスト 2006~
 
2015-2016 
 
「アンコール 2016」 8/6(土)~9/23(金) 東劇にて上映!

 エレクトラ (R・シュトラウス)
 
傑作ギリシャの悲劇の衝撃的な音楽化!
天才P・シェローの遺作となった名演出が、METの舞台へ進出!

R・シュトラウスの音楽は大好きだし、オペラ「サロメ」「薔薇の騎士」にも魅了されています。
今シーズンは「エレクトラ」が楽しみ!
見に行く前から どっぷりエレクトラとギリシャ神話モードです。が、暗い・・・。

元となるギリシャ神話の話は、神々が絡む複雑で壮大なストーリーで、その一部分がこのオペラになっています。
エレクトラが、殺された父王に強い執着をもち、殺害した母を憎み復讐するまでの話。
 他の演出では、禍々しい舞台演出でフロイトの「エレクトラ・コンプレックス」を強調したものもあり ちょっと辟易です。

P・シェローの演出のMETの「エレクトラ」は、シンプルな舞台に素晴らしい音楽と表現です。
このオペラは序曲がないのですが、音がなる前の舞台の演出もいいですね。
そして突然のオーケストラ。 主役でない女性たちの歌も素晴らしい。
エレクトラを歌うニーナ・ステンメは、小さな声で歌う時の声の表情も豊かで、それだけでこの舞台の「エレクトラ」に人間らしさを感じます。

復讐が果たされた時、サロメの終盤のように、エレクトラが狂喜して踊り死んでいくのかと思ったら、ちょっと違っていて驚き。
復讐によってこれまで抑圧されていた民衆が立ち上がったとか、これまではあまりでてこなかった神のことも言及。
これで、勧善懲悪っぽい普通のオペラになったような気がしました。
 (しっかり対訳を読んでいればわかったことかもしれないけれどね。)

出演者すべての見事な歌とオーケストラの演奏 ♪
終わった時はすごく感動して思わず拍手、もう一度見たい!

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~
 
エレクトラ (R・シュトラウス)
 15-16

MET2016 「エレクトラ(R・シュトラウス)」の雰囲気をYou Tube でどうぞ!

《エレクトラ》予告編


先行映像① ニーナ・ステンメ (リハーサルより)


先行映像② ニーナ・ステンメ (リハーサルより)


先行映像③ ニーナ・ステンメ、エリック・オーウェンズ (リハーサルより)


メイキング映像 エサ=ペッカ・サロネン インタビュー



エレクトラ (R・シュトラウス)

指揮:エサ=ペッカ・サロネン 演出:パトリス・シェロー

上映時間(予定) :1時間57分(休憩なし) [ MET上演日 2016年4月30日 ]
言語 :ドイツ語

解説:R・フレミング 
対談:N・ステンメ、E=P・サロネン、MET総裁P・ゲルブ

登場人物と出演歌手:
 エレクトラ (アガメムノーン王の娘、S)  ニーナ・ステンメ
 クリテムネストラ (エレクトラの母、MS) ヴァルトラウト・マイヤー
 エギスト (クリテムネストラの情夫、T)  ブルクハルト・ウルリヒ
 クリソテミス (エレクトラの妹、S)    エイドリアン・ピエチョンカ
 オレスト (エレクトラの弟、Br)     エリック・オーウェンズ
 オレストの後見人 (B)
 その他、クリテムネストラの侍女など


見どころ、聴きどころ:
母とその愛人に殺された父の復讐を誓う姉弟の壮絶な闘い!
ギリシャ悲劇の傑作を、ホーフマンスタールとR・シュトラウスがオペラへと昇華させた衝撃作!
天才P・シェローの遺作となった名演出が、METの舞台へ進出する。
本作に最高の適性を発揮するE=P・サロネンの指揮のもと、名ドラマティック・ソプラノN・ステンメ、圧倒的な歌唱力と表現力で君臨するW・マイヤーら選り抜きの歌手陣が、シュトラウスの凄絶な音楽を研ぎ上げる!

ストーリー:
神話の時代のミケーネ王国。
父のミケーネ王アガメムノンを母のクリテムネストラとその愛人エギストに殺された王女エレクトラは、復讐を心に誓っているが、頼みの弟オレストは追放され、行方が知れない。
罪の意識に怯えるクリテムネストラは、悩みを解決してほしいとエレクトラに訴えるが、突き放される。
その時オレストの死が伝えられ、絶望したエレクトラは一人で復讐を果たそうと決意する。
だが、オレストは生きていた。再会した姉弟はみごとに復讐を遂げるが・・・。

参考 Google検索 → 「エレクトラ MET」 ・ 「エレクトラ R・シュトラウス

< METライブビューイング 最新情報 2016 2016年6月 >
・ 「すべての面で、物凄いオペラ 」 《エレクトラ》みどころ
・ 《エレクトラ》ニューヨーク現地評のご紹介
・ 《エレクトラ》上映時間確定のご案内
・ R・シュトラウス《エレクトラ》視聴

参考 
・ エレクトラ R.シュトラウス オペラ名曲辞典 あらすじなど
・ METライブビューイング「エレクトラ」 最高の名演に興奮
・ エレクトラ (リヒャルト・シュトラウス) - Wikipedia
・ Elektra
・ オペラ座の夢の夜:エレクトラ - nifty
・ You Tube R. シュトラウス 《エレクトラ》 全曲 ベーム指揮/ドレスデン国立歌劇場管弦楽団 ドイツ語日本語歌詞対訳字幕付
・ R・シュトラウス 「エレクトラ」 呪われた系譜 ~ 雀の部屋

alien ギリシャ神話の本はたくさん読んでいますが、エレクトラの話だけをわざわざ読んだことはまだ無いです。暗くて悲惨な話ですから、あまり好きじゃないんです。
ただし、オペラの場合は 音楽の方に興味があります。


 読んだ本 ⇒ ギリシャ神話 ~ 文学・歴史:koishi-2018の本棚

・ 【アイスキュロス作:オレステイア3部作の第1作】 アガメムノン 前編 ~ 1話5分で読めるギリシャ神話
・ ギリシア悲劇とその変奏Part1:高畑ゼミの100冊番外編

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MET2016「ルル」を見る(修正中)

2016-08-29 23:22:00 | オペラ

♪ METライブビューイング ♪ 
METライブビューイングの過去公演:過去シーズンリスト 2006~
 
2015-2016 
 
「アンコール 2016」 8/6(土)~9/23(金) 東劇にて上映!

 ルル (ベルク) 20世紀オペラ最大の問題作

オペラ史上最大の「ファム・ファタル」!
魔性の女ルルの壮絶な人生を最高のキャストで!

 ♪  --  ♪  --  ♪  --  ♪

8/29 夜 見に行きました。
METでは、できるだけ新しくて よく知らないオペラをみることにしています。
これも、全く初めて。
聞いてみると ベルクの音楽や歌はすんなり入ってきました。
M・ペーターセンの歌と演技は、素晴らしかったし、その他の歌手はすごく声がきれいでうっとり。
ただ・・・ストーリーは、なんともはや~。 

ベルクはせっかくの革新的な自分の音楽作品を、なんでわざわざ物議をかもしそうなオペラで試したんでしょう。これまでの(人気の)オペラの筋は 陳腐なのが多いからかもしれませんね。

ケントリッジの演出は、斬新で面白い!
衣裳もあからさまでなく スタイリッシュ。小道具が 憎いほど上手く使われています。
ストーリは、前もって下調べをしていかなかったら、オペラについていけなかったかも。
一夜漬けが効果ありました。(*^_^*)♪

2014年のショスタコーヴィチの「鼻」も同じペーターセンの演出だそうですね。
「鼻」のほうが、曲やオペラのストーリーが奇想天外で面白く、演出がオペラを引き立て素晴らしかった気がします。
 ⇒ Myブログ:2014/9/15 「MET2014「鼻」を観る」

ベルクの曲はあまり聞く機会が無いですね。
・ ベルク/ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出のために」
 ⇒ Myブログ:2014/12/13 「12月N響定期はデュトワ」 で聞きましたが、イマイチ。

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

 
ルル (ベルク) 
 14-15 

MET2016 「ルル (ベルク)」の雰囲気をYou Tube でどうぞ!

予告編


メイキング映像 ウィリアム・ケントリッジ インタビュー


ルル (ベルク)

指揮:ローター・ケーニクス 演出:ウィリアム・ケントリッジ

登場人物&出演:
ルル Lulu(Sop) ~ マルリース・ペーターセン(S)
シェーン博士/ルルの3番目の夫・新聞の編集長 Dr.Schon(Br) ~ ヨハン・ロイター
 ジャック/ルルの売春相手 Jack(Br)

アルヴァ/シェーン博士の息子・作曲家 Alwa(Ten) ~ ダニエル・ブレンナ
ゲシュヴィッツ伯爵令嬢/ルルを愛する同性愛者 Grafin Geschwitz(MS) ~ スーザン・グラハム

ヴァルター/ルルの2番目の夫・画家 Walter(Ten) ~ ポール・グローヴス
シゴルヒ/ルルの父親を名乗る売春斡旋業者 Schigolch(Bass) ~ フランツ・グルントヘーバー
ロドリーゴ/屈強な力業師 Rodrigo(Bass) ~ マルティン・ヴィンクラー

ゴル博士/ルルの最初の夫・医事顧問官 Dr.Goll(台詞)
公爵/旅行家 Ein Herzog(Ten)
ギムナジウム(ドイツの9年制学校)の男子学生 Ein Student(Alt)
伯爵/売春斡旋業者 Der Marquis(Ten)

猛獣使い(Bass)・劇場支配人(Bass)・劇場衣装係(Alt)
・使用人・警察官・召使い・教授・黒人
・パーティーの客たち(銀行員、少女とその母、女性工芸家、新聞記者、馬丁、他)

上映時間:3時間54分(休憩2回) [ MET上演日 2015年11月21日 ]
言語:ドイツ語

解説: D・ヴォイト
インタビュー:M・ペーターセン、L・ケーニクス、J・ロイター&D・ブレンナ、S・グラハム、F・グルントヘーバー&M・ヴィンクラー
魔笛 映像とインタビュー:演出家 J・テイモア
対談:W・ケントリッジ&MET総裁P・ゲルブ

見どころ、聴きどころ:
魔性の女ルルに魅入られた男女の凄絶な転落劇!
斬新な音楽と猟奇的な物語で音楽界をゆさぶった20世紀オペラ最大の問題作が、ライブビューイングにその全貌をさらけ出す!
本作を十八番とする俊英L・ケーニクスと現代アートの鬼才W・ケントリッジのコラボレーションはスリリングな体験になること間違いなし。
ルル役で世界に躍り出たM・ペーターセン、METが誇るスター・メゾ、S・グラハムら最高のキャストが、ベルクが命を賭けたオペラの革命を体現する!

ストーリー:
20世紀初め、ドイツのある町。
町で出会った少女ルルを連れ帰って育てたシェーン博士は、彼女に惹かれながらも官僚の令嬢と婚約し、ルルは医者のゴル博士に嫁がせる。
男という男を魅了するルルは画家と浮気をし、現場を目撃したゴル博士は悶死。
ルルはシェーン博士の妻の座を手に入れる。
だが男女を問わず奔放な関係を続けるルルに、逆上したシェーン博士はピストルを突きつけるが、逆にルルに殺されてしまう。
投獄されたルルは女の恋人の手引きで脱獄するが、もはや体を売るしか生きる道は残されていなかった・・・。

参考 Google検索 → 「ルル Met」 ・ 「ルル ベルク

< METライブビューイング 最新情報 2016 2016年6月 >
・ ケントリッジの名演出の魔法とペーターセンの熱演!《ルル》みどころ
・ ルルに魅入られた男と女~《ルル》登場人物たち~
・ 《ルル》ニューヨーク現地評のご紹介
・ 《ルル》上映時間確定のご案内
・ ベルク《ルル》視聴


参考 
・ ルル (オペラ) - Wikipedia
・ ルル/Lulu アルバン・ベルク オペラ名曲辞典 あらすじなど
・ ベルク「ルル」 Lulu
・ ベルク「ルル」その1
・ アルバン・ベルク ルルの歌 - nifty

・ You Tube Alban Berg Lulu Salzburg festival act1  act2  act3 

・ You Tube ベルク: 歌劇 《ルル》 全曲 第1幕 ・ 2幕 ・ 3幕  (チェルハ補完3幕版) マゼール

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MET2016「ロベルト・デヴェリュー」を見る(修正中)

2016-08-23 20:31:00 | オペラ

♪ METライブビューイング ♪ 
METライブビューイングの過去公演:過去シーズンリスト 2006~
 
2015-2016
 
「アンコール 2016」 8/6(土)~9/23(金) 東劇にて上映!

 ロベルト・デヴェリュー (ドニゼッティ)

若い恋人に裏切られた女王エリザベスの狂乱!
「チューダー朝女王三部作」の完結編が 堂々のMET初演!

 ♪  --  ♪  --  ♪  --  ♪

8/23 ロベルト・デヴェリュー に行きました。
待望の三部作、1,2を見ているので 3を逃すわけには行きません。
3作が続きものというわけでも、主役が同じ人というわけでも無いので、ちょっとこじつけっぽい。
おかげで、ごちゃごちゃしていたこの頃のイギリスの歴史をおさらいすることに。

♪ これまでに見た「チューダー朝女王三部作」オペラ
・ 2012/9/13 METオペラ「アンナ・ボレーナ」を観る A・ネトレプコが演じるエリザベス1世の母親、アン・ブーリンの悲劇。

・ 2013/9/12 MET2013「マリア・ストゥアルダ」を観る ヒーヴァーが演じるエリザベス1世と、マリア・ストゥアルダ(スコットランド女王メアリー・スチュアート)の確執。

大英帝国の礎を築いた(?)エリザベス1世は、若いころから生きるか死ぬかの人生。
苦労をしたこともあって順調に国を治めてきたわけですが、70歳を目前に賢明さに陰りが出てきたようです。
つまらない男(ロベルト・デヴリュー)を重用し、さらにその男に裏切られます。

豪華な衣装や舞台装置が、華やかな王宮の様子を再現し オペラは進みます。
すでに対立が始まり、甘い歌声のアリアを聴くことはできそうにないですね。
S・ラドヴァノフスキーはみごとに 女王を演じ素晴らしい歌声を披露しました。
E・ガランチャもいいですね。
M・ポレンザーニ、M・クヴィエチェンの二人は「真珠採り」で見たばかり。
どちらも魅力的な歌手ですから、これからも注目。

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

 ロベルト・デヴェリュー (ドニゼッティ) 14-15

MET2016 「ロベルト・デヴェリュー」の雰囲気をYou Tube でどうぞ!

《ロベルト・デヴェリュー》予告編


先行映像① ソンドラ・ラドヴァノフスキー、マシュー・ポレンザーニ (リハーサルより)


先行映像② エリーナ・ガランチャ、マシュー・ポレンザーニ (リハーサルより)


先行映像③ マシュー・ポレンザーニ (リハーサルより)


先行映像④ エリーナ・ガランチャ、マリウシュ・クヴィエチェン (リハーサルより)


メイキング映像 デイヴィッド・マクヴィカー インタビュー



ロベルト・デヴェリュー (ドニゼッティ)

指揮:マウリツィオ・ベニーニ 演出:デイヴィッド・マクヴィカー

出演:
 ソンドラ・ラドヴァノフスキー ~ エリザベッタ
 エリーナ・ガランチャ  ~ サラ(ノッティンガム公爵夫人)
 マシュー・ポレンザーニ  ~ ロベルト・デヴリュー
 マリウシュ・クヴィエチェン  ~ ノッテンガム公爵

上映時間 :3時間4分(休憩1回)[ MET上演日 2016年4月16日 ]
言語 :イタリア語
解説: D・ヴォイト
インタビュー:S・ラドヴァノフスキー、M・ポレンザーニ、E・ガランチャ、M・クヴィエチェン
次回作「エレクトラ」映像とインタビュー: A・ピエチョンカ&E・オーウェンズ

【登場人物】
エリザベッタ(Elisabetta)イングランド女王エリザベス1世:S
ロベルト・デヴリュー(Roberto Devereux,Earl of Essex)エセックス伯爵、エリザベッタの寵臣:T
ノッテンガム公爵(The Duke of Nottingham)ロベルトの友人:Br
サラ(Sara,Duchess of Nottingham)ノッテンガム公爵の妻:MS
セシル卿(Lord Cecil)エリザベッタの従者:T
ワルター・ラレイグ卿(Walter Raleigh)エリザベッタの従者:Bass
ノッテンガム公爵の従者:Bass、
貴婦人たち、侍女たち、兵士たち
 
概説:
「アンナ・ボレーナ」「マリア・ストゥアルダ」と共に、ドニゼッティのオペラ女王三部作と言われている作品の一つ。
他の2つの作品に比べるとやや迫力には欠けるが、美しく心地よい曲が多く、エリザベッタがフィナーレで歌うアリアのカバレッタは聴き応えがある。
生涯独身であったイングランド女王エリザベス1世(在位1558-1603年)の晩年を描いた物語で、エセックス伯爵も実在した人物である。

見どころ、聴きどころ:
反逆罪に問われた若い恋人は、密かに人妻と愛し合っていた!
嫉妬する老女王エリザベスの復讐とは?
英国史上もっとも有名な女王の悲恋を音楽化した傑作が、堂々のMET初演!《アンナ・ボレーナ》、《マリア・ストゥアルダ》に続く「チューダー朝女王三部作」の完結編だ。
大型ソプラノ S・ラドヴァノフスキー、花形メゾの E・ガランチャと贅沢なキャストはさすがMET。
三部作全てを手がけるD・マクヴィカーのスタイリッシュな演出も楽しみだ。

ストーリー:
16世紀のロンドン。
女王エリザベス(オペラではエリザベッタ)は、アイルランドの反乱を鎮めるために恋人ロベルト・デヴェリューを派遣するが、デヴェリューは命令に反して反乱軍と和解し、反逆罪で捕らえられてしまう。
エリザベスは彼を助けようとするが、デヴェリューは以前の恋人で、女王の命令でノッティンガム公爵に嫁いだサラとよりを戻していた。
2人はこのままでは危険だと別れを決意するが、恋人の心変わりを知った女王は激怒し・・・。

参考 Google検索 → 「ロベルト・デヴェリュー MET」 ・ 「ロベルト・デヴェリュー ドニゼッティ

< METライブビューイング 最新情報 2016 2016年6月 >
・ ヨーロッパ史上最も有名な女王の悲劇を超名舞台で!《ロベルト・デヴェリュー》みどころ
・ 《ロベルト・デヴェリュー》ニューヨーク現地評のご紹介
・ 「怖い絵」ベストセラー作家・中野京子氏トークイベント付き《ロベルト・デヴェリュー》上映開催!
・ 《ロベルト・デヴェリュー》上映時間確定のご案内
・ ドニゼッティ《ロベルト・デヴェリュー》視聴

参考
・ 【METライブビューイング】 ドニゼッティ:「ロベルト・デヴェリュー」 ~ Impression
・ ロベルト・デヴリュー Roberto Devereux ガエターノ・ド二ゼッティ Gaetano Donizetti(伊1797-1848) ~ オペラ名曲辞典 モバイル音楽辞典

okan エリザベス1世 Elizabeth I、1533年~1603年 - Wikipedia より
彼女の人生の最後の10年間(60~70才)・・・。
彼女は魅力的な、だが無作法な若者であるエセックス伯ロバート・デヴァルーを溺愛して甘やかすようになり、彼は(女王が許す限り)傍若無人に振る舞った[171]。エセックス伯が戦場で無能ぶりを晒し続けるにもかかわらず、彼女は彼を幾度も軍事的な地位につけている。1599年にエセックス伯がアイルランドの戦場から逃亡すると、エリザベスは彼を自宅軟禁に置き、翌年には彼の独占特許状を奪い取った[172]。
1601年2月にエセックス伯はロンドンで反乱を起こして女王の拘束を企てたが、彼を支持する者は僅かしかいなく反乱は失敗に終わり、彼は2月25日に斬首された。エリザベスは自らの判断の誤りが、この事態を招く一端になったと感じた。「彼女の喜びは闇に閉ざされ、しばしばエセックスのために嘆き悲しみ涙を流した」と1602年のある観察者は記録している[173]。

    ♪ -- ♪ -- ♪ -- ♪

♪ これまでに見た「チューダー朝女王三部作」オペラ
・ 2012/9/13 METオペラ「アンナ・ボレーナ」を観る A・ネトレプコが演じるエリザベス1世の母親、アン・ブーリンの悲劇。

・ 2013/9/12 MET2013「マリア・ストゥアルダ」を観る ヒーヴァーが演じるエリザベス1世と、マリア・ストゥアルダ(スコットランド女王メアリー・スチュアート)の確執。

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MET2016「真珠採り」を見る(修正中)

2016-08-18 20:15:00 | オペラ

♪ METライブビューイング ♪ 
METライブビューイングの過去公演:過去シーズンリスト 2006~
 
2015-2016 
 
「アンコール 2016」 8/6(土)~9/23(金) 東劇にて上映!

 真珠採り (ビゼー) 1世紀ぶりにMETの舞台に蘇る!

異国の巫女をめぐる真珠採りの恋と友情!
最高の人気と実力を誇る名花ダムラウの本領を!

指揮:J・ノセダ 演出:P・ウールコック
出演:D・ダムラウ、M・ポレンザーニ、M・クヴィエチェン

 ♪  --  ♪  --  ♪  --  ♪

8/18 ビゼーのオペラ「真珠採り」を見に行きました。
ビゼーといえば 「カルメン」ですが、有名なアリア「耳に残るは君の歌声」は誰もが耳にしている美しい曲で、このオペラの楽しみの一つです。
そういえば 「耳に残るは君の歌声」という映画があるんですね。ジョニー・デップ主演の素敵な映画らしいので見てみたい。

オペラ「真珠採り」は シンプルな三角関係(女性が一人)
前回見た「イル・トロヴァトーレ」では、ヒロインは自分を犠牲にして愛する人を助けようとしたけれど、悲劇で終わります。
 ⇒ Myブログ:MET2016「イル・トロヴァトーレ」を見る

真珠採りのヒロインのレイラは子供の時からしっかりもの。
その勇気と機転のおかげで、悲劇は半分ですみましたが、人望もあり魅力的なズルガの犠牲に涙。
M・クヴィエチェンにすっかり魅了されました。

さて、「ロベルト・デヴェリュー」のエリザベス1世では衣裳もみごと、たくさんの真珠が散りばめられています。
 ⇒ Myブログ:MET2016「ロベルト・デヴェリュー」を見る

メディチ家の至宝展でも、富と権力の象徴のような真珠の散りばめられた豪華な衣装を身につけた肖像画を見ました。
日本で 御木本幸吉氏が真珠の養殖に成功するまで、真珠は本当に貴重な宝物。
このオペラでは、真珠をとることは話題になっていませんが、インド(セイロン)での真珠とりのことなど もっと知りたくなりました。
 ⇒ Myブログ:6/30 「メディチ家の至宝展」へ行く

オペラでは、冒頭の海の中を潜って真珠をとるシーンは美しく印象的です。
METライブビューイングならではの インタビューで 仕掛けがわかりますよ。
全体に美しい曲が多く、「カルメン」以上に好きになりそうなオペラです。

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

 
真珠採り (ビゼー) 新演出


MET2016 「」の雰囲気をYou Tube でどうぞ!

先行映像① マシュー・ポレンザーニ、マリウシュ・クヴィエチェン
〈聖なる神殿の奥深く〉(リハーサルより)


先行映像② マシュー・ポレンザーニ 〈耳に残るは君の歌声〉(リハーサルより)


先行映像③ ディアナ・ダムラウ、マリウシュ・クヴィエチェン
〈第三幕 二重唱〉(リハーサルより)


先行映像④ ディアナ・ダムラウ 〈ブラマの神よ〉(リハーサルより)


メイキング映像 ペニー・ウールコック インタビュー


真珠採り (ビゼー)

指揮:ジャナンドレア・ノセダ 演出:ペニー・ウールコック
登場人物と出演:
 レイラ Leila 巫女:Sop ~ ディアナ・ダムラウ
 ナディール Nadir 真珠採り:Ten ~ マシュー・ポレンザーニ、
 ズルガ Zurga 真珠採りたちの頭:Br ~ マリウシュ・クヴィエチェン
 ヌーラバッド Nourabad バラモン教の高僧:Bs ~ ニコラ・テステ
 その他 僧侶、尼僧、漁夫、島民たち

上映時間 :2時間35分(休憩1回)[ MET上演日 2016年1月16日 ]
言語 :フランス語

解説:P・ラセット 
インタビュー:D・ダムラウ、G・ノセダ、M・ポレンザーニ&M・クヴィエチェン
  アクロバット S・ウェバー&C・シュレーガー
 次回作 トゥーランドット インタビュー N・ステンメ


見どころ、聴きどころ:
神秘の巫女を愛した2人の海の男の友情と葛藤!
24歳のビゼーが書いた処女オペラが、1世紀ぶりにMETの舞台に蘇る!
男2人の〈友情の二重唱〉、愛の想い出を歌う〈耳に残るは君の歌声〉など名旋律の数々は、天才ビゼーの本領発揮。
最高の人気と実力を誇るD・ダムラウ演じるヒロインを、M・ポレンザーニ、M・クヴィエチェンの人気スターが奪い合う。
「海」の香り漂うP・ウールコックのプロダクションで、異国オペラの名作を。

ストーリー:
未開の時代のセイロン島。
真珠採りの頭領に選ばれたズルガは、かつて巫女レイラを争い、彼女を諦めると誓って森に逃れた旧友のナディールを再び仲間に迎え入れる。
だがナディールとレイラは未だに愛し合っていた。祈りのため寺院に籠ったレイラのもとを訪れたナディールは、再び彼女と愛を確かめ合う。
巫女としての禁を破って男性と通じたレイラはナディールともども捕らえられ、2人の裏切りを知ったズルガは彼らに死刑を言い渡すが・・・。

参考 Google検索 → 「真珠採り Met」 ・ 「真珠採り ビゼー

< METライブビューイング 最新情報 2016 2016年6月 >
・ 甘い旋律に酔いしれる魅惑のオペラ!《真珠採り》みどころ
・ 《真珠採り》ニューヨーク現地評のご紹介
・ ビゼー《真珠採り》視聴
・ 《真珠採り》上映時間確定のご案内

参考 
・ 真珠採り 
Les Pecheurs de Perles
 ~ オペラ名曲辞典 モバイル音楽辞典
・ 真珠採り (ビゼー)  Les Pêcheurs de Perles (Bizet) フランスオペラの楽しみ


オペラ 「真珠採り」の名アリアが切ない映画
映画 耳に残るは君の歌声 特別版 [DVD] The Man Who Cried
 クリスティーナ・リッチ (出演), ジョニー・デップ (出演)

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