ちょっと心惹かれるポスターを見てしまいました。 \(^o^)/
『妖怪空間―でそうな場所―』 これはもう、行くしかないですね!
2016/06/11 友人とシンポジウムに参加しました。
会場は満席で、妖怪大好き人間が大勢集まっています。
セミナーの資料は、充実した内容の立派なもの。さらに、セミナーのポスターまで配布されています。
『・・・今回のシンポジウムは、現代妖怪文化のシンボル的存在であった水木しげるの追悼の意味も込めて・・・」 ということで、ポスター&パンフレットは 水木しげるの妖怪が大きく描かれています。
こちらをご覧ください →
妖怪空間-でそうな場所- 案内 PDF 人文機構シンポジウム事務局
講演は、至って大真面目なものですが、かっぱに似ている?小松先生を始め 生涯を妖怪に捧げている先生方のお話は 古くて新しく楽しいものでした。
テーマは、単に 妖怪ではなく 「妖怪空間」。 この世と異界の「境界」が怪しい場所です。
その境界は一定でなく 3次元4次元的に変化します。ここが境界、そう思いこむのは自分かも。
日本の妖怪は、数(種類)が多いことも特徴だそうで、下記データベースに載らないものがまだまだあるそうです。
・・・研究者の追求・探求は続きそうですね。
<データベース>
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国際日本文化研究センター | 怪異・妖怪伝承データベース
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怪異・妖怪画像データベース|国際日本文化研究センター
セミナーのまとめは、こちら →
人文機構シンポジウムの成果公開『人間文化』
じつは、ホラーとかお化け屋敷とか・・・大の苦手なのに、「水木しげる」に はまったり、「妖怪」に関する本をけっこう読んでいたりします。
次に行きたいのは、
「大妖怪展 土偶から妖怪ウォッチまで」 江戸東京博物館 7月5日(火)~8月28日(日)
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妖怪が出没するのは里山や奥山だけではありません。昨年他界した水木しげる氏は、妖怪のすみかを都市空間にも広げる視点を開きました。身近な生活の場に姿を現わす妖怪たちは、いったいどこからやってくるのでしょうか。
このシンポジウムでは、妖怪のすみかや異界への出入り口について、身体・家・街という視点から考えます。そして、歴史学、文学、民俗学などの成果をもとに史資料や絵画資料から解き明かし、妖怪という心象が形成された歴史的な背景や意味を浮き彫りにします。また、地方消滅が言われる今、妖怪のこれからについても考えます。
妖怪空間-でそうな場所- 案内PDF 人文機構シンポジウム事務局
<プログラム>
「妖怪の魅力はどこにあるのか?」 小松 和彦(国際日本文化研究センター 所長)
「妖怪たちの秘密基地-付喪神の絵巻から-」 齋藤 真麻理(国文学研究資料館 教授)
「家屋敷と妖怪」 常光 徹(国立歴史民俗博物館 名誉教授)
「妖怪が狙う身体部位」 安井 眞奈美(天理大学 教授)
パネルディスカッション第1部 「妖怪の出入り口」
パネルディスカッション第2部 「妖怪空間―でそうな場所―」
司会:佐藤洋一郎(人間文化研究機構 理事)
パネラー: 小松 和彦 ・ 齋藤 真麻理 ・ 常光 徹 ・ 安井 眞奈美
パネラーに関連した 参考になりそうなサイトなど 探しました。
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「怪異・妖怪伝承データベース」 ~
国際日本文化研究センター
・ 小松 和彦
妖怪から見る日本人の心
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かしこい生き方 民俗学者 小松和彦さん
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時の人インタビュー 御伽草子を深く読む 国文学研究資料館 齋藤 真麻理 さん
・
【対談】普遍的な「怪談」文化の魅力 常光徹、作家 平山夢明
・
しぐさの民俗学――呪術的世界と心性 常光徹さん
・
第3回「民俗学の魅力」 常光 徹(国立歴史民俗博物館)
・
安井眞奈美『怪異と身体の民俗学』 靄靄読書録
* 人間文化研究機構 って!?
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構(National Institutes for the Humanities)は、
東京都港区虎ノ門に本部がある大学共同利用機関法人である。
国立歴史民俗博物館、国文学研究資料館、国立国語研究所、国際日本文化研究センター、総合地球環境学研究所、国立民族学博物館 から成り、総合研究大学院大学を構成する。