カルティエ現代美術財団コレクション展
2006/4/22 ~7/2 東京都現代美術館 MO+ にて
この展覧会は、カルティエ財団の収集した
現代アートの展覧会 です。
現代アート というと 判りにくい イメージがあるかもしれませんが、これは
楽しい展覧会 です。
絵や写真もありますが、造形 つまり 工作 ですね。 ビーズや紙や思いがけない材料で作った こだわりの作品に目を奪われますよ。
また、映像作品の上映もあって、心を打たれるもの じっくり見たいものなど あっという間に時間が過ぎました。
今日は、「松井えり菜」さんという若いアーティスト(まだ美大生)の作品の前で、本人がトークをする 楽しいイベントもあって、ちゃっかりサインももらいました。 彼女の絵は キモかわいい 変な自画像 です。
*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨
気になる作品
☆ ビーズで作ったガーデン(ライザ・ルーの《裏庭》) ~ 広い庭には、花がいっぱい。ホースからは水が飛び出しています。 物干し竿には Tシャツが
せんたくばさみ で止められ。 バーベキューセットも本物っぽい!
で、これがすべて
ビーズ(竹ビーズが主) でできています。そこらのビーズアクセサリとはわけが違う!
ど・・・び・っ・く・り
☆ レイモン・ドゥパルドン の記録フィルムでは、ヤマノミ族の
狩とシャーマン の様子が上映されますが、解説とかはなにもなし。
以前に アマゾンの森林に住むヤマノミ族のことは、TVで見たことあるけど まるで 別世界の人々の暮らしぶりです。 じっくり見て、地球は広いなぁ と実感しました。
彼らはこれから現代文明と どう付き合っていくのでしょうか???
ヤマノミ族の部落で 暮らしたクラウディア・アンデュジャールの「アイデンティティ、ワカタ」がとらえた、モノクロの光にうかぶヤマノミ族の姿、表情も、訴えるものがあります。
☆ ウィリアム・ケントリッジ (南アフリカ共和国)の ビデオ《ステレオスコープ》は 強烈なインパクトがありました。
画面には、戦争や虐殺や暴動の場面と、作者らしき人物の絵が 交互に出てきます。 どんなかかわりがあるのか・・・(これも説明はありません。)
映像は、たくさんの
木炭画をつないでアニメーション にしてあり、実写より迫力があります。 すばらしい作品ですが 内容はとても 怖い話でした。(ホラーではありませんよ)
☆ 松井えり菜さん の自画像は、メチャ変な顔していますよ。
たぶんご本人は自分の顔が、かわいいことを十分承知! だからこそ描ける絵ですね。 見た人が言います。「えっ~ 本物はかわいいじゃん。」
ちゃっかり 自画像は引き立て役!?をしています。
現代アートを見に行こう
リンゴが描いてあれば、あぁ リンゴだと安心して見れますね。
でも、ただの 丸が描いてあったら どうでしょう? なんだろうと不安になります。
現代アートが わかりにくいのは、具体的でないもの よくわからないものに 説明がないこともあるでしょう。 説明があっても コンセプトがとうとうと述べられ 結局わからないのですが・・・
見る人が自由に感じればいい となれば こちらは 気楽に見れますが、やっぱり 作った人の意図を知りたくなりますね。
そこを 超越 !? すれば 現代アートの達人になれるかも o(*'o'*)o
さて、ダビンチコードを知った人々には、もはや りんごの絵を見ても あぁ リンゴだ と安心していられなくなりました・・・ このうらの意味は? 作者の意図は? ???
古代 から 現代 まで、アートは 摩訶不思議なもの! だからこそ 魅力的なんだと思います。
*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨
会期は、あとわずか 興味のある方は ぜひ
東京都現代美術館 MO+