2015年1月17日(土)
N響 定期公演です ♪
代々木公園では、EarthGarden 開催中。
葉が落ちた木々の枝が、ちょっと寒そう
めも:2015/01/17 940SH AS で撮影
第1800回定期公演 Cプログラム
リムスキー・コルサコフ/組曲「見えない町キーテジの物語」
プロコフィエフ/ヴァイオリン協奏曲 第2番 ト短調 作品63
ムソルグスキー(ラヴェル)/組曲「展覧会の絵」
指揮:ジャナンドレア・ノセダ →
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ヴァイオリン:ジェームズ・エーネス →
Wikipedia
このコンサートの放送予定
1月16日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm
素晴らしいコンサートでした。
♪ 組曲「見えない町キーテジの物語」は、オペラの組曲。
初めて聞きますが、そのまま場面が目に浮かびそうなカラフルな曲。
♪ ヴァイオリン協奏曲 第2番も初めて聞きます。口ずさめそうなフレーズは無く、超絶技巧のヴァイオリンに圧倒されました。
アンコール バッハ 無伴奏ソナタ第3番 ハ長調 BMV 1005から 第4楽章
♪ 「展覧会の絵」は、おなじみの大好きな曲です。ノセダの気合が半端じゃなく、N響も思う存分の演奏。楽しめました。
1月定期公演の聴きどころ
1月の定期公演は、イタリアの実力派ジャナンドレア・ノセダが全プログラムを指揮する。
彼は、2005年、2008年、2012年にN響へ客演。前進的なリズムやカンタービレに充みちた、生命力あふれる音楽作りで聴衆を魅了している。
今回もまずはその点が楽しみだ。加えて、プログラムの流れにこだわる彼ならではの、名曲や秘曲にロシアの協奏作品を挟んだ構成も興味をそそる。
ロシアのプログラムがそろった
Cプロは、外国人では初めてマリインスキー劇場首席客演指揮者を務めたノセダの、面目躍如たる「ロシアもの」。
最初はリムスキー・コルサコフ《組曲「見えない町キーテジの物語」》。
民族的な哀愁と色彩的管弦楽法が融合した音楽は、誰もが楽しめるに違いない。
プロコフィエフ《ヴァイオリン協奏曲第2番》も、民族性とモダニズムが絶妙に溶け合った名品。
ソリストのジェームズ・エーネスは、「現代のハイフェッツ」と賞されたカナダの名手だが、欧米での名声に比して日本で聴く機会は少なく、N響定期にも2004年6月以来の登場。
しかも彼は、2013年にプロコフィエフのヴァイオリン曲全集を録音し、協奏曲ではノセダと共演している。
それゆえ今回は、タイムリーかつ大注目のステージとなる。
後半はムソルグスキー(ラヴェル編)の《展覧会の絵》。
これはもう、N響の妙技とノセダの雄弁な語り口が相まった、壮麗かつ緻ち密みつな快演必至だ。
(柴田克彦/音楽評論家)