パそぼのあれこれフリーク:Part2

2022年5月にAutopageブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」から引っ越し、同じ内容で書き続けます。

ようこそ あれこれ楽しいブログへ!

長年利用していた Autopageブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」が 2022年8月1日でサービス終了。2022年5月25日に新しくGooブログを開設して、旧ブログの全記事をここに引っ越しました。 まだ記事を見直し、修正中です。(*^_^*)♪
美術館巡り、宇宙や深海のこと、手作り作品、ITパソコン、美味しいものなど 内容あれこれです。
どうぞ、よろしくお願いします。(あとりえ「パ・そ・ぼ」の ベルル)
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5/16 「特別展 安宅コレクション名品選101」泉屋博古 館東京へ

2023-05-17 09:00:00 | ぐるっとパスでアート展へ

「2023初夏のぐるっとパス」

★ 泉屋博古館 東京

特別展 大阪市立東洋陶磁美術館 安宅コレクション名品選101

2023年3月18日(土) ~ 5月21日(日) 月曜休館



チラシ PDF ・ 出品リスト PDF



5/16 行きました。 素晴らしかった。

泉屋博古館は、平日の午後はいつも静かな雰囲気です。
ところが今日は、建物の外に人が三々五々、イベントでもあったのでしょうか、こんなこと初めてです。
スタッフの方に聞くと TV「ぶらぶら美術・博物館」で紹介されて、急に来館者が増えたとのこと。
出直そうかと思ったけれど、会期は今度の日曜まで!ということは明日以降もっと増えそうです。

気を取り直して、中へ入りましょう!

建物をはいると、広いホール。
音声案内のアプリ「ポケット学芸員」があるというので、インストールしました。

じつは、今回の展示のこと、全く下調べしていなかった。

展示されているのは、大阪市立東洋陶磁美術館所蔵の「安宅コレクション」から厳選された101件。
なんと 国宝が2件、重要文化財が11件も出品されているんですって!

そして、全作品 撮影OK~。
これは・・・、撮影しながら、解説を読み、アプリの音声案内を聞いていたら じっくり見るどころではないです。
それに 人が多いので、自由に歩くというわけにも行きません。

ということで、撮影は、国宝と重要文化財だけに絞りました。

◆ ロビー
どんな作品に会えるのか、楽しみです。


 

(下記作品についている数値は、「ポケット学芸員」の番号です)


◆ 第3展示室 第三章 中国陶磁の美
最初に入ったのは、国宝が展示されているお部屋です。



まず目に入るのは、黒いお茶碗。

13 重要文化財 「木の葉天目茶碗」



葉っぱの模様が印象的な器。ちょっとモダン。
描いた模様じゃなくて、本物の桑の葉が焼き付けてあるんだそうです。

 ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~

14 国宝 「油滴天目茶碗」



器の外にも中にも、小さなしずく模様がびっしり。
焼くときに偶然できる模様だそうです。
青みがかった色合いは幻想的、
全体の形もスッキリ美しくて、ずっと見ていたい。

 ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~

12 国宝 「飛青磁 花生」



するっとした形に、口の広がりがアクセント。
飛び飛びの模様の配置が絶妙なんだそうです。
お花を生けて我が家に飾りたい!(*^_^*)♪

 ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~

 7 重要文化財 「緑釉黒花 牡丹文 瓶」



地の緑色に、黒っぽい緑色の模様が力強く浮かび上がっています。
ちょっとオリエント風。器の下の方も印象的です。

 ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~

11 重要文化財 「青磁 鳳凰耳花生」



耳がアクセントの整った形が、古代の儀式を彷彿とさせます。
なめらかな質感、ちょっと触ってみたい!

 ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~

   国宝 「秋野牧牛図」 (後期 特別出陳)

国宝と気づかず、写真を撮り忘れました・・・。
上記写真の右上隅に 掛け軸の端がちらっと写っています。
『後期展示になり、泉屋博古館所蔵の国宝《秋野牧牛図》が登場しました。
安宅コレクションの重文《青磁 鳳凰耳花生》とのコラボレーションをぜひお楽しみください。』


第1展示室 第一章 珠玉の名品
次は、ホールを通って向かい側のお部屋へ



 4 「加彩 婦女俑」  唐時代 8世紀


ぽっちゃり系の女性は、当時の美人の代表ですって。
ほんのり残った彩色、本当はどんな色合いだったのでしょう。
??な足元。もっとよく撮ればよかった・・・。

 ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~

21 重要文化財 「法花 花鳥文 壺」



青系の濃淡で表現された鳥と花。鳴き声が聞こえそう ♪

裏側も見てみましょう。違う鳥がいますよ (。・ө・。)
艶やかな花、蝶がひらひらと飛んでいます。



 ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~

16 重要文化財 「青花 蓮池魚藻文 壺」



今度は、魚です。蓮の花も咲いています。
魚は何匹もいて、壺をぐるっと取り巻いて泳いでいます。
ちょっと楽しい水の中~。

 ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~

 8 重要文化財 「青磁刻花 牡丹唐草文 瓶」



一面に施された牡丹と唐草の彫り模様が 美しいです。
オリーブグリーンの濃淡が引き立つ瓶の形も面白い。

 ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~

(27)重要文化財 「白磁綉花 牡丹唐草文 瓶」



こちらは、牡丹と唐草模様が白地に浮き上がっています。
丸っこい形が優しい雰囲気。

 ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~

 5 重要文化財 「白磁刻花 蓮花文 洗」



これは、びっくり。遠目にはただの白いボウル。
でも近づいて目を凝らすと、美しい蓮の模様が!
模様がわかるようにと、何枚も写真を撮りました。
ぜひ会場で、見てください!

 ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~

18 重要文化財 「青花 枇杷鳥文 盤」



白地の大きなお皿に描かれた縁起物。
綬帯鳥(じゅたいちょう)と枇杷(びわ)です。



 ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~

19 重要文化財 「瑠璃地白花 牡丹文 盤」



明るい紺色のお皿に 白いボタンの花。
細い線が描かれているけど、写真では見えませんね。


第2展示室 第二章 韓国陶磁の美 

ほとんどが「高麗時代」12~13世紀頃の作品



34 重要文化財 「青磁象嵌 童子宝相華唐草文 水柱」



優しい色合いのおしゃれな形の器「水柱」。
「ジャックと豆の木」のように
童子が蔓をよじ登っている! 
どこ?目を凝らして探しました。(*^_^*)♪




第4展示室 第四章 エピローグ

ちょっとこだわりの作品が展示してあります。

「しきょうゆう」・「青銅 とうてつ文 しきょうゆう」
商時代 前14~11世紀
本展覧会で 一番古い時代の作品です。





最初かわいいと思ったけれど、よく見ると・・・、
古代のミステリアスなパワーが伝わってきます。
ミミズクと蛇がモチーフだそうです。

「しきょうゆう」



めも:2023/05/16 PowerShot SX730 HS で撮影

 
以上「国宝」「重要文化財」の作品を中心に、カメラ片手に見て回りました。
そのあと、全部の作品を2~3周 会場巡りをしながらゆっくり楽しみました。

思いがけず、国宝にも出会えてラッキー。
持って帰れるとしたら 一番欲しいのはもちろん「油滴天目茶碗」

どの作品も、いろんな技法の高度な技術で作られいます。そして完璧な芸術性 ♪

「やきものとは」? これからでも遅くない、目を通しておこう
 → 大阪市立東洋陶磁美術館 陶磁入門




今回驚いたのは、国宝などの作品が全て撮影OKだったこと。
そして、収蔵作品が「画像オープンデータ」として公開されていることです!
画像をダウンロードして、トートバッグやTシャツを作れちゃうんですね。


★ 大阪市立東洋陶磁美術館  > コレクション紹介
  大阪市立東洋陶磁美術館 収蔵品検索

『大阪市立東洋陶磁美術館収蔵品画像オープンデータ』
大阪市立東洋陶磁美術館では、国宝・重要文化財をはじめとした中国・韓国・日本などの優れた陶磁器を多数所蔵しています。
収蔵品の魅力を広く知っていただくため、収蔵品の画像データをオープンデータとして公開することになりました。

「大阪市立東洋陶磁美術館収蔵品画像オープンデータ」で公開している画像は、当館への申請が必要なく、自由にダウンロード、複製、再配布することができます。
例えば出版物やウェブサイトへの掲載、講演会等でのスクリーンへの投影、テレビ番組での放送、販売商品への印刷など、営利・非営利に関わらず利用が可能です。

利用に際しては、利用規約をご覧ください。 → 大阪市立東洋陶磁美術館収蔵品画像オープンデータ利用規約


参考 

・ ミュージアム展示ガイドアプリ「ポケット学芸員」 

・ TV日テレ「ぶらぶら美術・博物館」 2023年5月10日 放送
#436 世界屈指の東洋陶磁コレクション!国宝茶碗、幻の青磁器ほか名宝続出
〜泉屋博古館東京 特別展「安宅コレクション名品選101」で美の真髄に触れる〜

東洋陶磁器の美の真髄
住友家旧蔵の美術品を保存、公開しているこちらの美術館では現在、大阪市立東洋陶磁美術館所蔵の「安宅コレクション」を紹介する特別展を開催中。
総合商社・安宅産業の元会長 安宅英一が収集した、世界有数の東洋陶磁コレクションです。
厳選された101件の展示品の中には、国宝2件、重文11件も!
特に注目は、日本で国宝指定された唯一の「油滴天目茶碗」や、世界にわずか90点程しか現存しない、幻の青磁の器など、滅多にお目にかかれないお宝が続々!
安宅英一の独自の感性と執念で築かれたコレクションを通して、東洋陶磁器の美の真髄に触れる貴重な展覧会です!


・ ぐるっとパス

こちらも見てね。
 ⇒ Myブログ:泉屋博古館
 ⇒ Myブログ:陶磁器の名品
 
コメント (2)
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