Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

シューベルトの舞曲の歴史(その1)  (No.1608)

2009-01-02 21:13:01 | 作曲家・シューベルト(1797-1828
 今朝、佐伯周子に「次回演奏会(2/12)の曲目の1部」を聴かせてもらった。過去のピアニストが弾いた演奏を遙かに越す演奏が期待できる。次回「第5回」は「第3回」に並ぶかそれを越すプログラムビルディング。名演が今から楽しみだ。

  1. ピアノソナタ第17番 ニ長調 D850 作品53
  2. 即興曲集 D899 作品90
  3. 10のエコセーズ D977 + D145
  4. 他 2曲の舞曲

の構成である。


 「シューベルトの舞曲」は『新シューベルト全集 = ベーレンライター刊行』が発刊されるまで「暗黒の世界」であったと断言できる。その原因の一端がシューベルト自身にあるにしても、ひどかった、、、


「シューベルト舞曲自筆譜」は、全部 1825年4月 以前の日付


である。「ドイチュ番号の最後 = D844」である。
 日付が記されていない自筆譜も含め、この日付よりも後の「ドイチュ番号」は(生前作曲確定番号である D965 以前には一曲も無く)「まともなシューベルト学者」は D844 以前にしか「シューベルト舞曲の自筆譜」は無い、としている。しかし、問題な点も結構ある。

自筆譜が存在しているのに、「作曲年代不明」で D966 以降の番号を振られた舞曲も数多い


ことである。何で???
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