詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

新自由主義 (ネオコン)

2010年06月19日 | 
この道は
かって通ったことのある道のような気がする

みんな幸せになるんだよと言われて
みんな大賛成したら
そこは
みんなを殺す場への道だった

あらゆるゴミや
あらゆるいのちの死体が浮いていた
竹の中の小泉という
いまでは汚れきってしまった美しかったふるさと

「ここいらはなんという地名ですか?」と
通りすがりの老婆に聞いたら
「珍獣主義だったかべな・・」
「おそろしいのは、新自由主義の弱肉強食と増税・・」

黒澤映画のもうひとつのテーマー「無垢」

2010年06月19日 | 日記
黒澤映画「白痴」(ドストエフスキー原作)と、70年代のアメリカ映画「真夜中のカーボーイ」のどっちにも、「無垢」という共通点があるのかもしれないなと思う。
最も苦しむ者こそが、わかるかもしれないような・・。

ただ黒澤映画では、「無垢」というテーマは「ドデスカデン」で消えてしまったのかもしれない。

ぼくの両親のどっちも「無垢」そのもの・・人間というよりもはるかに神に近かった両親。
「無垢」をテーマにした映画は、この時代の本質を抉り出すためにも、この時代の人間たちの不毛さを抉り出すためにも・・もっともっと作られなければならないのではと思う。