詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

「漱石文学」についてー

2010年06月30日 | Weblog
「三四郎」(明治理解には最適作品)がいちばん好きだけど、自伝的作品「道草」「それから」も面白かった。

漱石というと、いつも連想するのが親友正岡子規の言葉ー
《この時余が驚いた事は、漱石は、我々が平生食う所の米はこの苗の実である事を知らなかったという事である。・・・
もし都の人が一疋の人間になろうと云うのは、どうしても一度は鄙住居(ひなずまい)をせねばならぬ。》(『墨汁一滴』より)