詩 遠雷
2010年06月26日 | 詩
遠雷が
いよいよ近づいてきた
誰もが立ち去るべき時代ともなり
雨音に消されてゆくのは
まるでそれは
ぼくやきみの言葉やいのちの輝きや
そうであったかもしれない
もうひとつの社会や世界の豊穣さ
きみの最後の言葉を
振り返りながら聞いたのも
あの橋のでだった
すっかりと
放浪者生活が身についてしまったぼくには
いつだって
遠くから聞こえてくるのは遠雷
いよいよ近づいてきた
誰もが立ち去るべき時代ともなり
雨音に消されてゆくのは
まるでそれは
ぼくやきみの言葉やいのちの輝きや
そうであったかもしれない
もうひとつの社会や世界の豊穣さ
きみの最後の言葉を
振り返りながら聞いたのも
あの橋のでだった
すっかりと
放浪者生活が身についてしまったぼくには
いつだって
遠くから聞こえてくるのは遠雷