詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

詩 遠雷

2010年06月26日 | 
遠雷が
いよいよ近づいてきた
誰もが立ち去るべき時代ともなり

雨音に消されてゆくのは
まるでそれは
ぼくやきみの言葉やいのちの輝きや
そうであったかもしれない
もうひとつの社会や世界の豊穣さ

きみの最後の言葉を
振り返りながら聞いたのも
あの橋のでだった

すっかりと
放浪者生活が身についてしまったぼくには
いつだって
遠くから聞こえてくるのは遠雷