世界で初めて、アンドロイドを舞台に立たせた平田オリザ演劇を観た。アンドロイドは遠隔操作で、声ばかりではなく、身振り・表情もパソコンに取り入れ後送られたもので、一瞬どっちが人間かと勘違いを・・
原爆の軌道計算用にコンピューターが発明され、次には記憶、データーのやりとりのネットへと。後はシャーマン的機能（創造的夢＝記憶のシャッフル機能）をとを近いうちに可能だろう。
その延長線上の自我をもまた・・
人間はいよいよ機械的となり、機械はいよいよ人間的になりつつある。
ディック原作のSF映画の最高傑作『ブレードランナー』（８２）は、劇場公開版と何度も観直している完全版以外にもテレビ放映版等色々な版があるというが、正直言ってどれもが原作よりは面白い。
リドニースコット監督も、ハリソンフォードも健闘しているし、悪役たちも映像も音楽もとてもレベルが高い。
いつの間にか、次々と殺されてゆくアンドロイドたちに同情している自分に驚く。
僕自身はアンドロイド殺し屋の主人公と女性アンドロイドとが新天地を目指して・・という完全版が好きだが、リアルな原作も捨てがたい。
リアルさという点ではー
全く荒唐無稽な未来を舞台にして、到底ありえないストーリーであるに、どんな物語よりもリアルに人間の未来を描ききった『バトルランナー』（ホラーの帝王キング原作＝映画は糞以下！）をついつい連想してしまう。
グリーンマイル」「ショーシャンクの空」とキングの健在振りと、キング作品大好き監督の多さにも安堵・・でも、たった一つのこの世のへの未練は、SFの最高傑作『バトルランナー』の再映画化・・アメリカ社会の本質（リンチ差別暴力）の中で破滅してゆく反骨的男の至上の愛を見事に表現したキング！
現代SFの創始者のオーウェルの『１９８４』と同じ構造・主人公の作品と言える。
相互リンクしてる建築の専門家の話しが面白かった。鉄筋コンクリートの寿命も６０年くらいでほとんどのインフラはそれ以下・・檜よりも杉の方が床板として優れてるとは初耳だった。
入浴剤はやっぱり檜がいいけど。
建築家明月さんのブログ記事リンクを忘れてたーhttp://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-1036.html#cmf・・
夏でも煮炊きが薪ストーブだったので、僕の仕事は薪割りと薪をくべる役。ヤカンをのっけたり干物なんかをさっと炙ったりだった。