詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

非情なる国の貧乏人の詩

2011年06月13日 | 
やっとすべての借金を返済し終わったので
たまには寿司とビールでもと思ったが
回る寿司でも到底無理な貧乏人なので
6時以降は半額になる398円の寿司詰めを買ってきた
ビールは一番安い発泡酒

山之口獏さんほどではないけど
年収は平均すると100万円くらいのもの
寝たきりで痴呆症の母の介護休暇で
年収がほとんどゼロの年もあったのだから仕方がない
それでもしっかりと税金や健康保険料を徴収されたが

でもしかし
100万円くらいでは暮せない国が異常なのではないのか
年収200万円以下が国民の大多数で
その上に家など買ってしまうと
一生その借金支払いで年老いてしまうという国が異常なのではないのか
さらにその上増税増税と喚き立てる
政府や官僚や経団連やマスゴミが異常なのではないのか

三行狂歌(1)

2011年06月13日 | 
海ゆけば津波の死者たち
原発から有毒の煙はたなびき
原発跡地には人の声なく

増税しか言わない政府は
やるやる詐欺以下
税金横領官僚が滅ぼしつつある国

この国の借金の
半分は官僚が強奪し
あと半分は銀行の資産に

いつの間に発狂しつつ日本人
欧米の奴隷は
核原発廃棄物のゴミ捨て場に

強制終了の
声は届かず十数年
地獄の下に地獄があるとは






詩  理由

2011年06月13日 | その他
臍の穴にも
尾てい骨にも
盲腸にも
理由があるのだという

すべてのもの
すべての生き物にもまた

一筋の川の流れにも
一本の毛にも理由がある

一筋の涙にも
そして たぶん
ぼくやきみの命にも
ぼくやきみの命を育む
野菜や一片の肉にさえも







詩  流れよ涙

2011年06月13日 | その他

流れよ涙
滅びつつある人類のために
血の色をした夕陽に
あかあかと輝く水脈のように

人間が
この地上のすべてを滅ぼしつつあるのだと
人間こそがむしろ
滅ぶべき生命なのだという悲鳴が鳴り響いている

むしろ人間に代わって
ロボットやコンピューターの支配する世界の方がいい

「マトリクス」の世界も
それほど悪い世界とも思えない
それほどまでに
この世界を破壊し尽くしたのは人間たちだ

自然を破壊し尽くし
絶望をまき散らした人間たちの未来は
到底明るいはずがない