詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

東電が賠償金を調達する方法&東電を未来のモデルケースにすべき

2011年06月10日 | その他

◆とんでもない官僚どもについての記事『優秀省エネ天然ガス発電機国内不使用インドには売る不思議の国日本』はー「ここ」

日本の再生可能エネルギー発電を妨害しているのは原発利権官庁(経産・文科・財務)と電力会社やマスコミ・御用学者が一体となった原発利権組織群である。

さらには悪質なことには、石油・石炭よりも安価で二酸化炭素の排出量の少ない天然ガス発電の技術があり、それをインド等に輸出していながら、国内では禁止というデタラメさ。
今回の大震災直後ロシアのプーチン首相は天然ガスの供給を申し出てしていたというのに・・

それらは、太陽光・地熱・風力・バイオマス(廃材・間伐材利用)発電ばかりではなく、コージェネレーション発電(大企業でも試みられている従来は排出していた熱を利用して発電効率の倍増化。シャープの場合は天然ガス利用)や、小水力発電(最低50年は持つという水力発電にも併設)で従来の原発分くらいは十分発電可能という。
それを阻害してきたのが、新規参入企業への制約の多さだった。(例えば大口需要家にしか発電先を選べない)。

これらを改善するためには、原発賠償や原発廃炉化に最低でも10兆円以上かかるという東電を、脱原発と再生可能エネルギー発電促進のモデルケースにしなければならない。

それにはずばり、原発部門は国に売ってそれを賠償金へと振り向けたり、東電は送電部門以外の発電部門を新規参入したい企業に売却したお金を賠償金にすることしかない。(投資先を失ってのデフレ不景気脱出にもなる)
それなしには、賠償金不足も自己原発廃炉化も到底不可能だろう。

これらに反対するのは、冒頭の原発利権や電力会社への天下り利権に反対する売国奴的な官僚たちばかりであり、これをなんとかするのが主権者の国民から選挙で選ばれた政治家たちの本来の役目だ。



沖縄の放浪ルンペン詩人山之口貘

2011年06月10日 | 
『紙の上』『生活の柄』に続いて、金子光晴の次に大好きな沖縄の放浪ルンペン詩人山之口貘の詩をー
山之口貘の詩の秘密は、関東大震災(女性史研究家でアナーキー詩人高群逸枝の自伝にも訛りのきつい沖縄人が朝鮮半島人に間違われて暴行を受けたうえに投獄されているのを助けに行くシーンがある)と、その後の長い長い放浪生活にあるのだろう。
金子光晴も宮沢賢治も、その前人未踏の詩・童話作品や放浪者性は、関東大震災が色濃く影を落しているに違いない。
ぼくの大好きな詩人たちはその後、三者三様に日本文学史上の輝く星になってゆくという・・歴史の不思議さをしみじみ感じる。

貘さんもとうとうルンペンから足を洗って、昭和12(1937)年秋に小学校校長先生の娘と見合いをしたのだという。
金子光晴氏が立ち会ったというその見合いで結婚が決まったのは貘さんが33歳の頃。
新婚生活のスタートは新宿のアパートの四畳半一室で、貘さんがゆっくりと畳の上に寝られたのは16年ぶりという・・
関東大震災以来の貘さんの長い長い放浪生活や居候生活の終焉だった。


    自己紹介     山之口貘                                                     
ここに寄り集まった諸氏よ
先ほどから諸氏の位置に就て考へてゐるうちに
考へてゐる僕の姿に僕は気がついたのであります

僕ぼくですか?                                            
これはまことに自惚れるやうですが
びんぼうなのであります。


     年越の詩(うた)   山之口貘

詩人というその相場が                                          
すぐに貧乏と出てくるのだ
ざんねんながらぼくもぴいぴいなので
その点詩人の資格があるわけで
至るところに借りをつくり
質屋ののれんもくぐったりするのだ
書く詩も借金の詩であったり
詩人としてはまるで
貧乏ものとか借金ものとか
質屋ものとかの専門みたいな
詩人なのだ
ぼくはこんなぼくのことをおもいうかべて
火のない火鉢に手をかざしていたのだが
ことしはこれが
入れじまいだとつぶやきながら
風呂敷に手をかけると
恥かきじまいだと女房が手伝った
                                                          

     求婚の広告   山之口貘

一日もはやく私は結婚したいのです
結婚さえすれば
私は人一倍生きていたくなるでしょう
かように私は面白い男であるとう私はおもうのです
面白い男と面白く暮したくなって
私をおっとにしたくなって
せんちめんたるになっている女はそこらにいませんか
さっさと来て呉れませんか女よ
見えもしない風を見ているかのように
どの女があなたであるかは知らないが
あなたを
私は待ち侘びているのです

ムッソリニー菅(ムッソリニーさんゴメン!)とヒットラー江田

2011年06月10日 | その他
首相菅と法務大臣江田五月とは、後世の日本史に戦後ファシズムを完成させたムッソリニー菅(ムッソリニーさんゴメン)、ヒットラー江田として記憶されるだろ。

そのように思った記事『コンピュータ監視法反対!参議院法務委員に働きかけましょう 』はー「ここ」