詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

夜空

2020年01月23日 | 
ハロウィーンのカボチャみたいに
えらい目鼻立ちのしっかりとした
真っ赤な月が昇った

まるで一枚のビロードみたいな夜空に
網目からこぼれる光りが星となり
大きな綻びからもれる光りが
月明かりとなって

ちゃりんとポケットのほころびから
金貨がまた一枚流れ星となって
地上に落っこちてくる

ふんわり風とあそブみたいに
しんしんと雪の季節を乗り越えて
また違った季節にめぐり合うように

アーメン
どうか僕の家の前の庭に
金貨が落っちますように

フィンランドから学べ

2020年01月23日 | 犯罪
No. 1276 フィンランドから学べ

投稿日: 2020年1月16日

昨年12月、フィンランドで34歳の女性首相が誕生した。フィンランド連立与党第1党の社会民主党から世界最年少の首相になったマリン氏は、貧しい家庭に生まれ、父親はアルコール依存症、両親の離婚後は母親とその同性のパートナーに育てられたという。北欧の国は多様性社会を象徴するような国家指導者を選んだのである。

北欧諸国は福祉国家として知られる。よく言われるのは「高福祉・高負担」だが、税金は高いが医療や教育などの普遍的な社会保障は無料か、かなり低く設定されているため、国民は公平にその恩恵を受けることができる。高齢者のケアや幼児の保育も社会制度として備わっており、高齢者の介護は家族ではなく国や自治体が法的な責任を負っているため、自宅での自律が困難になれば医療支援の共同住宅に移るが、そうしたサービスも国から支払われる年金で賄える程度の金額で利用ができる。

貧しくてあまり税金を納めなかった人と、たくさん税金を納めた人が同じようにサービスを受けることができるのは不公平だろうか。営利目的の個人的所有者によって国の商業や産業がコントロールされている国ならば不公平だという声も出るかもしれないが、北欧ではこうした社会主義の制度を採用し、多くの国民が満足をしている。

社会主義といえばキューバやベネズエラ、旧ソ連を例に挙げ、社会主義になると国は大変だと言われる。なぜならそれは「生産手段の社会的共有・管理によって平等な社会を実現しようとする思想」であり、生産による利益は全ての人が手にするべきだという考えだが、旧ソ連は国が経済を管理することで結果的に国民を貧困に陥れ、制度を維持できずに崩壊してしまった。

そのため資本主義、自由主義こそが社会を発展に導く唯一の手段だとして多くの国で導入されてきたのである。しかしソ連の失敗は、社会の資源を平等にシェアするプロセスにおいて国民の意志が反映されなかったことだ。だから北欧諸国はそこに民主主義を取り入れ、「社会民主主義」を標榜しながら社会主義的政策のもと世界でも貧富の格差の小さい国をつくってきた。

国民の大部分は労働で所得を得ているため、国家の「国民所得」のうち賃金の占める割合が多いほど貧富の格差は小さくなる。一握りの資本家に富が集中する米国は先進国の中でどこよりも貧富の格差が大きく、貧困がまん延している。医療も教育も、高齢者や幼児のケアも民間の手にゆだねられているため、病気や失業で簡単にホームレスになり得る社会なのだ。

資本家は、社会主義は個人財産の所有者の自由を妨げると主張するが、資本主義では労働者の生産物のほとんどが資本家の手に渡り、一般勤労者は貯蓄などできないのが米国社会の現実であり、日本も米国のようになりつつある。社会主義的な政策を取り入れて高い生活水準と国民の満足度を達成しているフィンランドのような国から、女性の活躍以外にも日本は学ぶことがたくさんある。

訃報:筒井修さん死去~福岡地区合同労組の大黒柱が倒れた

2020年01月23日 | 犯罪
〔福岡県TSより〕

 本物の闘士が命を削って闘い続け、亡くなりました 大黒柱が倒れた、という感じです。

 40年間、福岡市で見捨てられてきた中小零細企業の労働者、特に非正規労働者や障害者労働者の組織化を行い、不当解雇やパワハラ、差別と闘ってきた福岡地区合同労働組合の代表執行委員の筒井修さんが、1月18日死去しました。

 亡くなる一週間前まで、労働争議や市民運動に取り組んでいました。
「筒井修さんが、2020年1月18日の朝、亡くなりました。」
http://blog.livedoor.jp/fukukyuen/archives/54244832.html

 周知の通り、日本に労働組合は官公労の正規職員や大企業の正社員が中心です。
 最近になって連合などは非正規労働者の組織化を言い始めていますけれど、一部を除いて遅々として進んでいません。

 それに対して筒井修さんは40年前から
「一人の首切りも許さない」
「一人でも入れる合同労組」
を掲げた福岡地区合同労働組合を立ち上げ、旧総評や旧同盟が無視していた中小零細企業の非正規労働者組織化しました。

 筒井さんは
「労働者の権利は闘って勝ち取るもの」という原則的な労働運動を貫きました。
 ストやデモ、社前行動、労働委員会、裁判闘争など、大手労組がやらなくなった闘いを行いました。
 代行主義ではなく、当事者が自分から立ち上がって闘う闘争を実行しました。
 
 筒井さんはまた、「労働運動と市民運動の結合」を早くから実践しました。

 企業別の大手労組が企業内だけの活動に埋没するのに対し、筒井さんが率いる福岡地区合同労働組合は、反戦平和、反原発、反差別、反貧困、反弾圧、反天皇制、死刑廃止、そしてアベ政治を許さない!、を市民運動団体と共に闘いました。

地域共闘を基本としました。
 不当逮捕など警察の人権侵害と闘う福岡市民救援会の共同代表になったことは、その実践例です。

 私は生前の筒井さんと何回か会ったことがあります。
 寡黙で控えめな印象の人でした。
 「俺は男だ!」と口先だけの元タレント知事や、暴言を歯切れよくしゃべりまくる副総理とは正反対の人でした。有言実行の人でした。

 筒井さんは昨年、死に至る病に冒されていることを知りました。しかし病をおして活動を続けました。
 亡くなる寸前まで、病と現場の闘争という二重の闘いを貫徹しました。  

冬の時代に必要なのは

2020年01月23日 | 
冬の時代に必要なのは
なにかしらの暖房だ
孤独なこころに
たったひとつ希望が必要なように

内外の寄生虫をどうするのかが
最大の問題になった
この冬の時代を
大多数の日本人が生きのびるためには

アメリカの方を向いたままの
官僚や政治屋やマスコミ
大銀行や大企業やカルト宗教が
これからもわが世の春を謳歌すべきなのか

それともこれからもますます
困窮し殺されてゆく日本人が
立ち上がるべき時代なのか