詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

黒澤映画のもうひとつのテーマー「無垢」

2010年06月19日 | 日記
黒澤映画「白痴」(ドストエフスキー原作)と、70年代のアメリカ映画「真夜中のカーボーイ」のどっちにも、「無垢」という共通点があるのかもしれないなと思う。
最も苦しむ者こそが、わかるかもしれないような・・。

ただ黒澤映画では、「無垢」というテーマは「ドデスカデン」で消えてしまったのかもしれない。

ぼくの両親のどっちも「無垢」そのもの・・人間というよりもはるかに神に近かった両親。
「無垢」をテーマにした映画は、この時代の本質を抉り出すためにも、この時代の人間たちの不毛さを抉り出すためにも・・もっともっと作られなければならないのではと思う。

詩 時代

2010年06月18日 | 
かすかに聞こえてきた時代は
いつもラジオからだった
とりわけビートルズのシャウト

電気だけは通じていたけど
水道とも ガスとも無縁の
町いちばんの貧乏な家で
ずっとテレビとも電話とも無縁だった

その原因ははっきりしていた
すべてのお金が
毎晩飲み歩く父の酒代に変わってしまうので

でもなんだか今では
ぼくの両親こそが
「白痴」の登場人物たちで
ぼくこそが
血だらけの「罪と罰」のラスコーリニコフに思える

あまりにもぼくらが
希薄さを競争しあって
流行ばかりを追うのに懸命すぎたので
いよいよ時代は
ソフトなファシズムの相貌のせせら笑い
自然という生きる後ろ盾を喪失してしまったからには
人間はいよいよ様々な家畜以下へと

もはや
死の覚悟なしには
なにひとつ空しい燦燦たる廃墟の荒野で
夢のなかでだけ かろじて
その死だけは管理されまいと
必死で時計を逆戻りし続ける
有象無象の亡者たち

管官民主党は小泉・竹中の弱肉強食&売国奴的新自由主義(ネオコン)の直系政治

2010年06月18日 | 政治
小泉政治で日本人の大多数が骨身に沁みたと思うのだけど、新自由主義の特徴とはー
①消費税のように逆進性の高い税金の増税志向ー消費税そのものが、低所得層に対して重い負担を求め、高所得層に対して負担減となる税金である上に、富裕層・大企業への減税(輸出企業への数兆円の払戻し税が典型的)で、さらに貧富差が拡大。
(管民主党を絶賛する竹中平蔵は、江戸期に沖縄民衆を塗炭の苦しみをもたらした前近代的「人頭税」を提唱)
この新自由主義者たちの教祖の竹中平蔵についてはー
《逆進性の高い税制を社会的公正だと考えるのが新自由主義の特徴で、必ず低所得層に対して重い負担を求め、高所得層に対して負担を軽くしようとする。その思想は、竹中平蔵が指揮をとって設計した(改革した)全ての社会保障政策に一貫していて、具体的には、応益負担の障害者自立支援法がそうだし、後期高齢者医療制度がそうである。弱者に対して無理で過酷な負担を求める。弱者に無理を押しつけ、弱者の生きる権利を奪いながら、それが公平で公正な社会制度だと嘯く。それが新自由主義政策(=構造改革)のイデオロギー的特徴だ。新自由主義者には理想があり、強者や富裕者が権利と幸福を独占する社会である》(「世に倦む日々」ブログより引用)

②それは誰のためにかと言えば・・前回の消費税増税で、大金持ち減税(所得税、相続税)や法人税減税をやったのでもわかるように、大金持ちや大企業や、常に彼らの利益を代弁してきた特権高給官僚や大マスコミのため。
③スウェーデンのような福祉国家の典型とされる北欧諸国では、世界で最も高い消費税率じゃないかとか、高率消費税は福祉国家の特徴であって、それは「大きな政府」だから、消費税増税を新自由主義だと決めつけるのは間違いだという説もあるが・・この説もまた、自公政治家&官僚たちによる長年にわたる大型補正の連発(土建的公共投資)と同じような意味を持っているのではと思う。
すなわち、公共投資自体が悪いのではなくて、それを天下り・談合といった「官僚を中心とする政官財の放蕩と横領」構造が悪いのであり・・過去に何度も「社会福祉」のためと説明されて、新設され増税されてきた消費税もまた同様だったな・・というのが日本人の偽らざる気持ちで、その不信感こそが最大の問題であり、高給官僚たちが襟を正して、信頼回復のための行動を実行しない限り、この国には救いがないだろと思う。

《長年にわたる長年にわたる大型補正の連発が波及効果を生まなかった失敗については、経済科学の分析のメスが入れられるべきで、原因が正しく解明されなくてはならない。90年代半ばからの15年間、日本ではケインズ政策が他国のように理論どおり機能してこなかった。そのことが、ケインズ理論に対する懐疑と新自由主義派の台頭を許し、竹中平蔵の「構造改革」の跳梁跋扈を許す事態を導いてきた。疑問に対しては解答を用意しなくてはならない。社会科学する者の態度である。大型補正の連発が波及効果を導かなかった構造的要因は何か。私は、その答えを官僚による作為的浪費に求めた。日本の公共投資はプレーンでロジカルな財政出動ではないのだ。目的が内需拡大や景気回復になく、官僚の放蕩と横領にある。言わば、前近代的な公共投資がされている。 が波及効果を生まなかった失敗については、経済科学の分析のメスが入れられるべきで、原因が正しく解明されなくてはならない。90年代半ばからの15年間、日本ではケインズ政策が他国のように理論どおり機能してこなかった。そのことが、ケインズ理論に対する懐疑と新自由主義派の台頭を許し、竹中平蔵の「構造改革」の跳梁跋扈を許す事態を導いてきた。疑問に対しては解答を用意しなくてはならない。社会科学する者の態度である。大型補正の連発が波及効果を導かなかった構造的要因は何か。私は、その答えを官僚による作為的浪費に求めた。日本の公共投資はプレーンでロジカルな財政出動ではないのだ。目的が内需拡大や景気回復になく、官僚の放蕩と横領にある。言わば、前近代的な公共投資がされている》(同上より引用)

選挙に勝つ気がない嘘つき宦官(管官)内閣

2010年06月18日 | Weblog
候補者のほとんど(特に新人)は、小沢さんのお眼鏡にかなった人物ばかりなので・・できるだけ落選して欲しいのだろう。

それで足りない分は、国民新党を追い出して、みんなの党等の似非新党を与党にではと思う。

ただ民主党に勝たせると、選挙前の管総理の消費税増税案に賛成したんだろうということになるのかもしれない。

先の選挙での民主党の公約を実現させるためには、民主党ではなくて、社民党や国民新党に期待しなければならないという倒錯した状態に。

機密官房費は多くの野党政治家やマスコミ人がもらっていたのだろうと思う

2010年06月17日 | 
トヨタグループの組合の下っ端だった僕のところにも、勝手に掛けられた・・数百万円の生命保険の満期のお金を、事務所の女性が持ってきたことがある。

その受け取りを拒否したので、会社で一番の出世コースから脱落して、窓際から、解雇へと・・
政治家にはもっと、そんな誘惑が多いのだろうなと思う。


  詩  日本サッカーチームに寄せる

日本なんかあんまり応援したくない
日本人の顔もあまりみたくもない

軽薄で流行だけを追う
猿以下の野郎どもの国など
誰が応援する

ぼくがいつも応援するのは
いちばん弱い国のチーム

たまたまそれが
日本ということがあるだけ

いつもこの季節になると
とっくにいない母の
素敵だった傘と麦わら帽子を思い出す





中途半端で憲法違反のNHK!

2010年06月14日 | 政治
五時ちょっと過ぎにNHKをつけたら、誰だこの元気のないおっさんは?・・というのが国会中継の老眼鏡で官僚の書いた答弁書を懸命に読んでる管総理だった。

田中元長野県知事の登場でやっと面白くなってきたな・・と思ったら、六時のニュースで終了だった。聞き飽きたNHKニュースなど日本人の誰一人、観たいとも思わない番組だ!

ラジオではやってないかとNHKラジオをつけたら、どうでもいいサッカーの番組。

NHKは日本人をなめきっているのか!?
いつも、普通の勤め人が観れないない時間帯で国会中継を放映してる上に・・その全部を見せないというのは少数政党への差別や公平性を欠くのではないのか?

そんな中途半端をやるなら、最初から国会中継なんかやるな!
中途半端というのがいちばん頭にくる!

死ね、蜃気楼にこがれるひばりのように

2010年06月13日 | 
あるいは、海を越えて    
最初の林で    
飛ぶ意欲を    
失しなった    
うずらのように
    
けれど嘆きを糧として生きるな    
盲目のすずめのように  (ジョゼッペ・ウンガレッティ)


・・朝から晩まで
  嘔吐ばかりしていた
  食欲がいよいよないな
  

禁煙21日目・・手相の神秘十字線について

2010年06月13日 | 日記
どんな危機でも、その線の持ち主だけは無事助かるという神秘十字線(頭脳線と性格線の間のバッテン状に交わる線)は左右両手に。

生命線はいよいよ短くなって、結婚線(小指の付け根から頭脳線にかけての線)は昔からあまり良くないけど・・





二枚舌カメレオン管や官僚・大企業・米国の使い走り子ネズミども(小泉の弟子達)と決別すべきだ!

2010年06月11日 | Weblog
理想を高く掲げる・・小沢氏や社民党や国民新党亀井氏や田中真紀子氏や田中前長野県知事や鈴木宗男氏等たちが、たとえ、政治的や生命的に破滅させられても・・それは価値あることなのではと思う。

共産党も、戦前のようなファシズム化を目指す・・検察警察の裏金・守秘義務違反等の違法行為や、冤罪の原因の取調べ可視化で協力すべきだ!

後世の日本人や世界は、それらを理解し、おそらく共感することだろう。

最後の決戦の時がいよいよ近い。
弱肉強食&売国奴小泉政治を継承する前原・野田グループや、最後の最後に彼らにくっついた管・鳩山グループのできるだけの落選を祈るばかりだ。

禁煙20日目・・日本はいよいよ万民が生きるか死ぬかの瀬戸際

2010年06月10日 | 政治
売魂(バイコン)管総理とネオコン子ネズミども(小泉の忠実な弟子たち)内閣は、とうとう最後に残された国民共有財産の国有郵政会社さえも、再び小泉のように「民営化」して、アメリカの国際金融資本へと貢ぐ予定らしい。戦後最大の郵政疑獄で甘い汁を吸った犯罪者たちを追及するどころか・・
◆この推理の根拠となった記事「鳩山菅密約による小沢氏失脚工作真相が表面化:植草一秀の『知られざる真実』」はー「ここ」

次の参院選挙で・・ネオコン・新自由主義の前原・野田グループの落選と、魂を売ってしまった管グループとをできるだけ多く落選させないと・・第二の小泉売国奴政権という最悪のファシズム体制が完成してしまうことだろう。(自民党や森派の別働隊(同じビルにあり責任者も同じらしい)みんなの党との連立)

小沢グループは、国民新党や新党日本や新党大地と連立して、小沢代表、田中真紀子か田中前長野県知事副代表、亀井幹事長で、他の良識派議員や社民党にも連立を呼びかけてはどうかなと思う。
「国民生活が第一」という先の衆院選での三党合意の公約は、いまだに過半数の日本人が支持しているし、消費税増税反対や普天間飛行場移転問題の地元の意向を尊重した解決や、国有郵便会社という最後の国民共有財産の万民のための活用と郵政疑獄の解明・・等は、冒頭の売国奴派とは正反対の政策であり、そしてこの国の万民が生きるか死ぬかの瀬戸際なのだと思う。



市場を循環しない死に金ー官僚の裏金・埋蔵金と企業内部留保と天下り公共事業は総額約1千兆円

2010年06月10日 | Weblog
民主党議員の一割程度の前原・野田派という反革命スパイ派と労組貴族グループが閣僚のほとんどを占めていて、全議員の半分近くを占める小沢グループが皆無というのは、もはや一部勢力によるクーデターや独裁と呼ぶべきではないのか?

何故なら、先の選挙で有権者が選んだのは、鳩山代表と小沢幹事長や、社民党・国民新党との連立や三者が合意したマニュフェストであり、それへの共感がこの三党の圧倒的な勝利をもたらしたからだった。

驚いたことに、管氏は「奇兵隊内閣」だという。高杉晋作への冒涜なので、ただちにその発言を取り消してもらいたい。
高杉晋作奇兵隊とはー
侵略・略奪しか眼中にない外国軍隊(現在ではアメリカ)や、それに従属するばかりの徳川幕府(現在の国家&企業官僚や大マスコミ)や、それと戦う気力も力もない藩の高給武士(地方公務員か)に対抗して、身分に関係なく作られた革命軍である。

税金についても嘘八百を言ってはいけない。
自公政権で、減税すべきでない減税(消費税増税分で、富裕層の所得税・相続税や法人税を減税)をやって、減税すべき減税をやらなかった(食料品消費税減税等・・)のが、今日のデフレや、貧富格差増大の原因である。

官僚機構の裏金作りや埋蔵金(特別会計)で、数百兆円。
諸々の減税や非正規社員化での大企業の内部留保は二百兆円以上。
郵政疑獄までの郵政等の国民共有財産を食い物にしてきたのが同じく数百兆円。
○○ダム等の利権政官財が食い物にしてきた税金は・・天文学的数字だ。

「奇兵隊」というよりも「騎兵隊」(先住インディアンを虐殺し放題)内閣と呼ぶべきでは

2010年06月09日 | 政治
6・2反小沢&反平和革命クーデターの真相は・・官僚や民主党に送り込まれたスパイたちの陰謀という説が最も説得力がある。

◆詳しくは相互リンクしてる『反戦な家づくり』ブログの記事「副島隆彦氏の菅クーデターへの糾弾」は
「ここ」
◆面白いのは森永卓郎さんの推理でー「ここ」

棺おけ内閣がこれ以上、前衆院での公約のすべてを破るというのなら・・その公約を支持して一票を入れた支持者への卑劣な裏切り行為であり、かっての自公以上のとんでもない悪辣さである。

詩 海霧

2010年06月08日 | 
ふるさと北海道の夏は
とりわけ霧の朝が多い

なんだかいつも
未来へと飛び込んでゆくように
駆け下りてゆく坂道のひんやりした風

開拓時代に 様々な点で
アメリカを参考にした北海道なので
米軍のも 自衛隊ものも
演習はすべて北海道でやってはどうなんだべか?

夏の北海道は熱帯雨林よりも過酷だし
冬の北海道はシベリアと大差ない
おまけにヒグマという世界一凶暴な敵軍もいる

それにしても何故
地元の支持が得られず
どう考えても不可能だというのに
世界一美しい海をこれ以上破壊しようというのか
世界一危険な普天間飛行場の廃止を餓鬼のように拒み
県内移転にアメリカがこだわるのか

属国の奴隷たちのうろたえる様が可笑しいのか
「地元の理解が得られない基地移転はありえない」とか言いつつ
「地位協定」の改善もまるでやる気がない
奴隷たちが何処まで我慢するかという
賭けでもやっているのか

「宇宙人」鳩山総理の次は「棺おけ担いだ」管総理

2010年06月07日 | 歴史
鳩山総理は、政治家に珍しい正直な人だったと思うが・・最悪の取りまき連中を選んだのは鳩山氏の責任だったとも思う。鳩山氏以上に最悪のレベルの閣僚を選んだ管氏もまた同様の結末を迎えることだろう。
日本人の男の大半はまだ乳離れしていないようなのが多すぎる。

鳩山氏と管氏に共通してるのは、その奥さんの方が数倍しっかりしてるという点か・・日本人では、女性の方が数倍しっかりしているのではと思う。

鳩山氏が辞任発言で、小沢氏や北海道の小林議員の責任に言及したように・・これでは、官僚・法務官僚や「検察審査会」という次の時代のファシズム勢力に白旗を揚げた政治家だったではないか。
管氏もまた・・増税による経済成長等の寝言ばかり言ってないで、現実に苦しんでいる大多数の国民の惨状を見よ!あまりにも高すぎる税的負担の減や生活コストの削減こそが最優先課題だろ!

好きな作家、嫌いな作家

2010年06月06日 | 日記
学生時代以来初めて、山本周五郎の「青べか物語」「季節のない町」(黒澤監督映画「どですかでん」の原作)を再読した。
夏目漱石もいいけど山本周五郎もいいし・・黒澤監督映画もまたと痛感。

作品もその言動も好きな作家は、山本周五郎と坂口安吾だった。
特に前者は、直木賞どころか、読者からの投票で選ばれたなんとか賞までも辞退している。
後者の歴史物は、天皇家や公家たちが、それほど古くない古代に、朝鮮半島からやって来た渡来人の子孫と初めて書かれた作品なのではと思う。

大嫌いな作家は三島由紀夫だ。
(「金閣寺」の映画は、市川雷蔵と仲代達也が良かったけど・・)
彼が松本清張の芥川賞受賞に反対して、「彼が受賞なら審査員を辞退する」という発言は、思い出してもはらわたが煮え返る。
松本清張は、山本周五郎の現代版のような作家だったと思う。
小学生の頃、イトコに借りて初めて読んだ作家が松本清張とチェーホフだった・・現在読んでも、チェーホフは読みやすいし、面白い。