肌に張るデウィスプレーの開発を時事通信社が報じていた。 伸縮させても壊れにくく、肌に貼って文字などを表示できる薄型ディスプレーを、東京大の染谷隆夫教授らの研究チームが開発した。研究成果は、米国で17日(日本時間18日)に開催される米科学振興協会年次大会で発表される。
例えば、肌に長時間貼れるセンサーと組み合わせ、自宅にいる患者の心電波形を測って送信。波形や病院の医師の診察結果を、患者の手に貼ったディスプレーに表示できる。在宅医療などへの応用が期待される。
試作したディスプレーは、縦3.8センチ、横5.8センチ、厚さ約1ミリのゴムシート上に、極小の発光ダイオード(LED)384個を並べた構造。数字や絵文字などが赤く表示される。
従来は曲げ伸ばしを繰り返すと、LEDと配線の接続部が断線しやすかった。力が一点に集中しないように素材を工夫し、1万回伸縮させても断線しにくくなった。
共同で研究した大日本印刷(東京)は、通信機能を小型化するなど改良を進め、3年以内の実用化を目指す。
印刷技術ひいては印刷会社とITとの結び着きはより深くなりそう。たとえば、今後の流通業務を革新するであろうICタグも印刷技術がなければ誕生しない代物であるのもその一例。
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