情報収集衛星・光学6号機を搭載し、打ち上げられるH2Aロケット38号機=鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで2018年2月27日午後1時34分(毎日新聞撮影)
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日午後1時34分、政府の情報収集衛星「光学6号機」を載せたH2Aロケット38号機を、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げた。情報収集衛星は、他国の軍事関連施設などを監視する事実上の偵察衛星。超望遠デジタルカメラを備えた光学衛星、夜間や悪天候でも撮影できるレーダー衛星の2種類があり、政府の内閣衛星情報センターが運用する。現在、予備機を含め6基(光学3基、レーダー3基)を運用しており、政府は10基態勢への増強を目指す。
また、H2Aロケット32号機は自衛隊の部隊間高速通信衛星をうちあげたとおマジ毎日新聞が報じていた。三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日午後4時44分、防衛省が初めて独自に運用する通信衛星「きらめき2号」を搭載したH2Aロケット32号機を鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。約30分後、同2号は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。Xバンド通信衛星「きらめき2号」は、自衛隊部隊間の高速大容量通信を可能とするもので、自衛隊の統合運用能力強化に不可欠なインフラと位置づけられている。残り2基を打ち上げ、2020年度までに3基態勢の構築を目指している。
H2Aロケットは極めて安定しているようで失敗がないし、どうも経済性にも優れているようだ。打ち上げる衛星が機密性の高いものであっても、ロケット自体は、無色透明であるから、海外にどんどん打って出れば良いと思う。