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SARSとMERSに季節性なしと言う事から、新型コロナも温かくなっても終息しない?

2020年02月28日 22時59分35秒 | 日記
 
National Geographicが、『新型コロナ、「春に終息」と言えないこれだけの理由。SARSとMERSに季節性の証拠なし、証拠に基づかない予測に専門家が警鐘』と言う記事を載せていたが、現在でも、熱帯や温帯でも新型コロナの感染が報じているから、、温たっくなっても鎮静しないと言うのも、在りうるのかと合点する?
 
対策は、
『世界保健機関(WHO)は、どんなウイルスでも感染を防ぐために、頻繁に手を洗い、咳やくしゃみなどの症状が出ている人との濃厚接触を避け、病気になったら医療機関を受診するよう勧めている(編注:日本では発熱や風邪のような症状がある場合、医療機関を受診する目安が「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」に示されています)。』と言う。
 
 
2020年2月18日、世界中に新型コロナウイルスへの不安が拡大するなか、中国江西省の畑で農作業をする村人。インフルエンザウイルスなど一部のウイルスは、気温が低く空気が乾燥していると感染が拡大しやすいが、今回の新型コロナウイルスも同じように天候に左右される性質を持っているかどうかはまだわからない。(PHOTOGRAPH BY LIU HAOJUN XINHUA, EYEVINE/REDUX)
 

 世界中で急速に拡大している新型肺炎(COVID-19)の流行は、インフルエンザのように春になれば終息するのだろうか。多くの専門家は、暖かくなってウイルスがどんな動きをみせるかを予測するのは時期尚早とみている。

 コロナウイルスには多くの種類があるが、人間に感染するのは7種だけだ。そのうち4種が、軽い風邪症状を引き起こすことで知られている。目下流行中の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を含め、残りは新しいものとされ、致死率が高く、コウモリやラクダなどの動物から人間へ感染したと考えられている。

 夏になれば流行も収まるだろう、と考えたくなるのは理解できる。今月、米国のトランプ大統領は中国のウイルス封じ込め作戦について、「特にこれから暖かい季節になれば」成果を上げるだろうとツイートした。

「季節性」とされるインフルエンザウイルスや、軽い風邪症状を引き起こすコロナウイルスであれば、確かに気温の上昇とともに終息するので、トランプ大統領のツイートにはある程度の科学的根拠はある。しかし、新型コロナウイルスも同様の反応を見せるかどうかはまだわからない。現在、この病気を研究している専門家も、ウイルスがこれからどうなるかを予測するのはまだ早いとしている。

 米メリーランド大学の研究者スチュアート・ウェストン氏は「これも季節性のものであればいいのですが、今は何とも言えません」と話す。同大学では、新型コロナウイルスの研究が急ピッチで進められている。

 2月25日の時点で、感染者数は世界34の国と地域で8万人を超えた。専門家は、この先も感染拡大は続くだろうと警告している。

なぜ一部のウイルスは季節性なのか

 簡単に言うと、インフルエンザウイルスやコロナウイルスは、タンパク質と脂質の集まりだと考えられる。直接触れることで人から人へ感染するが、硬い物の表面や、感染者の飛沫のなかにもウイルスは存在する。

 だが、いったん人体の外に出たら、ウイルスは外部の力を受けて劣化する。手指の消毒用アルコールはタンパク質や脂質を分解するため、ウイルスは不安定になり、感染力が弱まる。

 なぜ一部のウイルスは季節性なのか。その答えを探るために、主にインフルエンザウイルスを対象にした研究が過去に数多く行われてきた。昔からインフルエンザといえば冬と言われるように、その流行はだいたい10月に始まって翌年の3~4月まで続く。専門家は、様々な理由を挙げている。

例えば、冬の間、人々は室内に閉じこもりがちで、人と人との接触が濃厚になるためという意見がある。また、緯度が高い地域では冬期にインフルエンザの患者数が増加する。そこで研究者たちは、異なる気温や湿度のなかでウイルスがどのように広がるのかを調べてきた。

 寒くて空気が乾燥しているとインフルエンザが広がりやすいことを、最初に実験で示した研究は2007年に学術誌「PLOS Pathogens」に発表された。

 モルモットを使ってインフルエンザウイルスが感染する様子を実験室で観察したところ、気温と湿度が高い環境で、ウイルスの感染が減速することがわかった。さらに湿度を上げると、感染は完全に止まってしまった。暖かい空気には水分が多く含まれ、ウイルスが空気に乗って遠くまで移動するのを阻害する。また、咳やくしゃみと一緒に飛び出した飛沫は、空気中の水分を引き寄せて重くなり、浮遊できなくなって地面に落ちる。

 実験室の外での調査も、似たような結果が出ている。比較的最近の研究では、気温が低く空気が乾燥していると、ウイルスは無傷のまま長く生存し、空気中を遠くまで移動できることが示唆された。

 だが一方で、熱帯地方で雨期にインフルエンザの感染者数が増加するところがある。これもまた、人々が室内に多く集まるせいだろうか。

【参考ギャラリー】新型肺炎、武漢から580キロの町が機能不全の実態 写真25点(クリックでギャラリーページへ)
武漢から580キロ離れた中国浙江省の永康には、700以上の村がある。ウイルスの感染拡大を受けて、各村では外部の人間を入れないように村人たちが自発的に道路の封鎖を始めている。シュアンジン村では、車両の進入を阻むために道路に土が盛られた。赤い板には「外部の人間と車両の進入を固く禁ず」と書かれている。(PHOTOGRAPH BY ROBAN WANG, NATIONAL GEOGRAPHIC)
 

 また、冬に起こりがちな湿度の低下が鼻水の機能を阻害するという仮説もある。鼻水は、ウイルスや細菌といった異物を捕らえて鼻の外に排出する。ところが、冷たく乾燥した空気は鼻水を乾燥させるので、ウイルスを捕らえる機能が低下する。

 同じく新型コロナウイルスを研究する米コロンビア大学感染症免疫センター所長のイアン・リプキン氏は、太陽の光に着目する。太陽光は物の表面に付着したウイルスの分解を助けるというが、冬の間はその恵みが十分に受けられない。

「紫外線は、ウイルスの核酸を分解して、表面を殺菌する効果があります。その点では、室外の方が室内よりも清潔と言えます」

 その優れた殺菌・殺ウイルス効果から、器具の殺菌に紫外線を使う病院もある。

SARSを封じ込めたのは季節か予防措置か

 新型肺炎もインフルエンザも、呼吸器系の感染症ではあるが、新型コロナウイルスが同じような季節性を持っているかどうかを予測するには、まだ判断材料が少なすぎる。

 今回の流行をよりよく理解するために、科学者たちはSARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)など過去の似たようなウイルスの流行にヒントを求めている。

 SARSウイルスと新型コロナウイルスの遺伝子は、90%近く同じであるという。2002年11月に始まったSARSの流行は、翌年7月まで続いた。季節性があると言えば言えなくはないが、それよりも、早期に対応したことのほうが抑制につながった可能性がある。つまり、SARSを封じ込めたのは暖かい気温だったのか、それとも予防措置の成果だったのかは定かではない。

MERSは、2012年9月に気温の高いサウジアラビアで発生した。SARSと違って完全に封じ込められることはなく、その後も新たな発症が時折報告されている。現在、その中東でもイランやアラブ首長国連邦で新型コロナウイルスの感染が報告され始めた。

「MERSの場合、季節性を示す証拠はほぼ見られません」と、ウェストン氏は言う。

 SARSとMERSが本当に季節性だったのか、また今回のウイルスがSARSと同じようにふるまうのかはまだわからない。ウェストン氏の研究室では、治療法とワクチンの開発に向けて努力しているが、完成までには少なくとも1年はかかるだろうという。

今やるべきことは?

 米ハーバード大学公衆衛生大学院の疫学者マーク・リプシッチ氏は、暖かくなってもウイルスの拡大が大幅に抑えられるとは思えないと話す。新型コロナウイルス感染症は、今や世界中で報告されている。このウイルスに、少しでも典型的なインフルエンザウイルスとの共通点があるなら、今度はこれから冬を迎える南半球で感染が拡大する恐れがある。

 英ロンドン大学衛生熱帯医学大学院のデビッド・ヘイマン氏も同様に、予測は難しいと語る。「証拠に基づくことなく予測をすれば、もしそれが間違っていた場合、真実と取られて誤った安心感を与えてしまう恐れがあります」と、ヘイマン氏はメールで警告した。「今やるべきことは、ウイルスを封じ込めて、可能であれば消滅までもっていくことです」

 米国疾病予防管理センター(CDC)によれば、症状が出ているときが最も感染力が強い。しかし、公式に発表されている数よりも実際の感染者数はずっと多いだろうと懸念する専門家もいる。感染した人が全て深刻な症状をみせるわけではないので、感染しても検査されない人は多いはずだと、ウェストン氏は言う。

 多くの専門家は、新型コロナウイルスが最終的にエンデミック(ある感染症が特定の地域内で一定の割合で発生し続けること)として定着するだろうとみている。そして、他の4種のコロナウイルスと同様に軽い風邪症状を起こすか、インフルエンザのように季節的な流行を繰り返して、人々の健康を脅かすことになるだろうという。

 世界保健機関(WHO)は、どんなウイルスでも感染を防ぐために、頻繁に手を洗い、咳やくしゃみなどの症状が出ている人との濃厚接触を避け、病気になったら医療機関を受診するよう勧めている(編注:日本では発熱や風邪のような症状がある場合、医療機関を受診する目安が「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」に示されています)。


新型コロナ・ウィルスの影響、2008年のリーマンショックより大きい?

2020年02月28日 15時44分50秒 | 日記

ロイターによると、『米国株式市場、新型ウイルス懸念でダウ過去最大の1100ドル超急落』という。リーマンショックが、1938年のブラック依頼の経済恐慌と言うが、新型コロナウィルスはもしかしたらリーマンショックより大きいのかも?

2008年9月の、米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)を受け、危機が深刻化したリーマンショックよりショックが大きい?。アメリカ議会で金融安定化法案が否決されると、米株価が暴落し、ダウ工業株30種平均は史上最大の下落幅777ドルを記録した。10月に修正後の法案が成立したものの、株価は約4年ぶりに1万ドルを割り込んだ。危機は新興国にも波及。主要中央銀行による同時利下げ、金融機関への公的資金注入、市場への資金供給などが講じられ、金融サミットで景気てこ入れ策が合意されたものの、世界経済は「大恐慌以来」の深刻なリセッション(景気後退)に陥るとみられている。

 

米国株式市場は、新型肺炎懸念でダウ工業株30種とS&P総合500種が6日続落、ナスダック総合も急反落して取引を終えた。ダウは1100ドルを超える下落となり、過去最大の下げ幅を記録した。ニューヨーク証券取引所で撮影(2020年 ロイター/BRENDAN MCDERMID)

米国株式市場は、ダウ工業株30種とS&P総合500種が6日続落、ナスダック総合も急反落して取引を終えた。新型コロナウイルスによる肺炎の世界的な拡大を受け、経済成長を巡る懸念が強まった。ダウは1100ドルを超える下落となり、過去最大の下げ幅を記録した。

S&P500は19日に付けた終値ベースの最高値を12%下回る水準となり、過去最短の6日で調整局面入りした。S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズのアナリストによると、これまでの最短は2018年初めに記録した9日だった。

 

主要3指数はいずれも週間の下落率が世界的な金融危機以来の大きさになる見通しだ。

中国以外の感染者の増加数が中国国内を上回る中、感染が広がる国では学校の休校やイベント中止などの対応がとられている。米国では疾病対策センター(CDC)が26日夜、感染経路の不明な患者を確認したことを明らかにした。

取引時間中には売りが和らぐ場面もあったが、引け前1時間で下げが加速。S&P500はこの日の安値付近で取引を終え、2011年8月18日以来の大幅な下落率を記録した。

ダウは12日に付けた終値ベースの最高値を12.8%下回る水準で引けた。ナスダックも19日に付けた終値ベースの最高値から12.7%下落している。

米株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)は11.60上昇し、2018年2月以来の高水準となる39.16で終了した。

S&P500の主要11セクターはいずれも下落し、不動産は5%を超える大幅安となった。

航空便などの混乱が世界的体に広がるとの懸念から、NYSEアーカ航空指数も4.7%安となった。

アナリストの間では新型ウイルスによる経済への影響を警戒する見方が強まっており、ゴールドマン・サックスは米企業の2020年利益が前年比横ばいになるとの見方を示した。[nL3N2AR54X]

マイクロソフトは7%急落。新型ウイルスの感染拡大でサプライチェーンが打撃を受け、パソコン(PC)事業に影響が出ると警告。基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」を含むPC部門の1─3月期売上高が、当初予想に届かない可能性があるとした。[nL3N2AR657]

スリーエムは、マスクの販売増の恩恵を受ける可能性があるとしてアナリストが投資判断を引き上げたが、株価は0.8%の上昇にとどまった。

米取引所の合算出来高は156億3000万株で、リフィニティブのデータによると、少なくとも2014年7月以来の大きさとなった。直近20営業日の平均は86億7000万株。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を7.51対1の比率で上回った。ナスダックでも5.87対1で値下がり銘柄数が多かった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 25766.64 -1,190.95 -4.42 26526.00 26775.31 25752.82

前営業日終値 26957.59

ナスダック総合 8566.48 -414.30 -4.61 8744.03 8904.11 8562.05

前営業日終値 8980.78

S&P総合500種 2978.76 -137.63 -4.42 3062.54 3097.07 2977.39

前営業日終値 3116.39

ダウ輸送株20種 9484.44 -356.45 -3.62

ダウ公共株15種 865.47 -41.50 -4.58

フィラデルフィア半導体 1668.65 -81.30 -4.65

VIX指数 39.09 +11.53 +41.84

S&P一般消費財 922.88 -39.13 -4.07

S&P素材 334.70 -16.35 -4.66

S&P工業 625.79 -24.63 -3.79

S&P主要消費財 607.86 -25.77 -4.07

S&P金融 452.33 -20.68 -4.37

S&P不動産 233.62 -13.83 -5.59

S&Pエネルギー 339.30 -19.64 -5.47

S&Pヘルスケア 1091.03 -37.60 -3.33

S&P通信サービス 170.87 -7.21 -4.05

S&P情報技術 1537.12 -86.51 -5.33

S&P公益事業 324.63 -15.98 -4.69

NYSE出来高 19.04億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 21230 - 620 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 21225 - 625 大阪比

*見出しの文言を一部修正しました。

(S&Pセクター別指数は関連コンテンツでご覧ください; リフィニティブデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります)

[ニューヨーク 27日 ロイター]
 
又、日経も28日の終値は、805円安で、世界中の株価が暴落。投機筋の駆け引きもあろうが、世界の景気が一気に悪くなる気配。

〔東京株式〕大幅に5日続落=新型肺炎懸念し投げ売り(28日)☆差替

 【第1部】日経平均株価は前日比805円27銭安の2万1142円96銭、東証株価指数(TOPIX)は57.19ポイント安の1510.87と、ともに大幅に5営業日続落した。新型肺炎拡大による経済活動の停滞に対する懸念から投げ売りされた。
 98%の銘柄が値下がりし、値上がりは2%にとどまった。出来高は24億2087万株、売買代金は4兆1288億円に膨らんだ。
 業種別株価指数は、情報・通信業、電気機器、銀行業など主力業種を中心に全33業種が下落した。
 個別では、ソフトバンクGが大量の売りに押され、ファーストリテも下落した。任天堂、東エレクが大幅安となり、ソニー、トヨタも値下がりし、信越化は下げ足を速めた。三菱UFJ、三井住友が安く、野村、東京海上も売り物がち。武田が甘く、中外薬は利益確定売りで値下がりした。半面、OLCが大量の買いで逆行高。長谷工が個別に買われ、ANAは締まった。
 【第2部】6日続落。東芝がさえず、ファーマフーズは大幅安。半面、マナックが上伸。ショクブンは小幅高。出来高1億1718万株。
 ▽1週間で2243円安 
 28日の東京株式市場は朝方から大量の売りが殺到し、全面安で推移した。日経平均株価は下げ幅が一時1000円を超え、午後に心理的な節目の2万1000円を下回る場面があった。1週間の下落幅は合計2243円に達した。
 1ドル=108円台後半の円高に加え、中国・上海株や米シカゴ市場の米株先物の下落が投資家心理を一段と冷え込ませた。海外の機関投資家が日本株の持ち高削減を急いだとの見方が出ており、「買い注文が少なくても大口売りが次々と出てくるため、株価は簡単に下がってしまう」(銀行系証券)との指摘が聞かれた。「休日中の新型肺炎関連の悪いニュースを恐れて、投資家は買いを入れられなかった」(インターネット証券)との見方があった。
 225先物は2万0900円まで売られた。オプション3月きりはプットが急騰し、コールは軒並み急落した。(了)