【3月5日 AFP】(更新)米地質調査所(USGS)によると、ニュージーランド北東部のケルマディック諸島(Kermadec Islands)沖で5日、マグニチュード(M)8.1の強い地震があった。米太平洋津波警報センター(Pacific Tsunami Warning Center)は太平洋の広範囲に津波警報を出し、日本にも小規模の津波が到達する可能性があるとしている。

 周辺地域ではこれに先立ち、M7.4と6.9の地震も発生していた。先に起きた地震では、人的・物的被害が出たとの情報はない。(c)AFP

 

また、CNNも『1週間で地震が1.7万回、噴火が近い可能性 アイスランド』と報じている。

 

レイキャビク(CNN) アイスランド気象局によると、同国首都レイキャビク近郊のレイキャネス地方で、過去1週間に地震が約1万7000回発生した。当局者は噴火が差し迫っている可能性があると見て警戒を強めている。

これまでで最大の地震は先月24日に発生したマグニチュード(M)5.6の地震。27日と今月1日にはM5.0の地震もあった。

地震による被害はほとんどないが、レイキャビクの住民は「これほど連続して多くの地震を経験したことはない」と不安をもらす。

レイキャネス半島にある灯台と地熱発電所を空撮=2月28日/Halldor Kolbeins/AFP/Getty Images
レイキャネス半島にある灯台と地熱発電所を空撮=2月28日/Halldor Kolbeins/AFP/Getty Images

アイスランド大学の火山学の専門家は、地震が1週間以上続いている点が異例だと指摘。「マグマがこの場所の地殻に入り込んでいる可能性は非常に高い。きっと地表近くまで動いているが、さらに地表に近づくかを見極めようとしている」と語る。

同地方の当局者は、噴火が差し迫っていると警戒感を強めている。気象局の専門家はCNNに対し、監視機器を増やしていると説明。M6以上の地震が起こる可能性もあると懸念を示す。

日本気象協会も福島県沖の地震について報告している。