先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

スエズ運河、大型船の座礁 往来なお遮断

2021年03月25日 12時33分14秒 | 日記

[ロイターなどによると、『スエズ運河、座礁した大型船の離礁作業続く 往来なお遮断』という。TVニュースで見ていたら、日本のフナ会社の所有というので亜ttが、リースして運航しているのは台湾の会社であった。台湾の運輸会社Evergreen社の運行だという。日本でもEvergreen 社のトラックやコンテナはしばしば見ることがある。

 

スエズ運河当局によると、23日午前に座礁したのは、全長400メートルのコンテナ船「エバー・ギブン」(22万4千トン)「エバーギブン」。強風と砂嵐によって操舵不能に陥ったことが原因とみられる。

スエズ運河を塞ぐ、大型コンテナ船の写真(日経による)

上記3つの写真は日経記載の写真

 

関係筋によると、現時点でエバーギブンの北方には少なくとも30隻、南方には3隻の船舶が通航を待っているほか、運河の南・北側入り口近辺でも数十隻の船舶が進入待ちとなっているもよう。

また、石油分析会社の情報では、約1300万バレルの石油を積載したタンカー10隻の運航に影響が及ぶ恐れがある。

情報分析会社Kplerによると、24日時点でLNGタンカー5隻がスエズ運河を通航できない状態にある。

 

さらに日経によると、海運の大動脈スエズ運河を塞いだ。AP通信は復旧作業に2日以上かかるとの見方を伝えるが、全面的な正常化のメドは立っていない。現場はアジアと欧州を結び、年2万隻近くが通航する海上交通の要。復旧に手間取れば、世界で逼迫するサプライチェーン(供給網)に新たな負荷となり、回復途上にある世界経済のかく乱要因となる恐れがあるという。


ホンダのレベル3レジェンドは世界初でも、そう大喜び出来ない

2021年03月25日 11時55分05秒 | 日記

 

昨日は、ほとんどのマスコミがホンダの自動運転3の世界最初の商用車で搭載したというニュースが流れていた。しばらくは、日本の技術、捨てたものではないと思っていたが、1日たってみると大したことないのではと思える。

自動運転技術は米国自動車技術者協会(SAE)が「自動運転化レベル」としてレベル0レベル5までの6段階に区分しており、レベル5では制限なく全ての運転操作が自動化される。各レベルの機能については国土省の資料が分かりやすい。 自動運転に関する主な政府方針等についての資料→自動運転の政府方針

これを改めてみると、レベル3から完全自動運転まではまだまだある。

上記資料を見るとホンダはすでに、2020年11月11日に国土交通省が、ホンダの新型「レジェンド」にレベル3自動運転車の型式指定を行なったことという。その新型レジェンドは、無事2021年3月4日発表、5日に発売となったことで、市販で購入でき、公道(限定された状態とはいえ)をレベル3自動運転(トラフィックジャムパイロット)で走ることが可能な世界初のクルマとなった。100台の限定リース販売、価格1100万円という限定販売であるが、いまの日本人が多く持つ、「日本は技術も停滞している」という空気を一掃することには大いに役立ったであろう。

そうはいっても、は、道路標識や車線情報などの高精度な3次元情報を記載した高精度3次元地図を、前方は一の2台のカメラ等で、周囲の情報を抑えているという。GPSによる位置情報と時々刻々変化する景色の自動認識をやる所までは言っていないようで、まだ先は長いと思われる。しかし、元気をくれたニュースであるのは確か。