先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

スナイパーは、3.5Km先も狙撃できる?!

2020年12月29日 01時15分33秒 | 日記

スナイパーというと、ゴルゴ13などにアウトローを感じた大昔を思い起こすが、いまだ、特殊部隊にあってはキーの技術であることをCNNの記事で知った。然も3.5Km先の目標を狙撃するというから恐ろしい。

以下、CNN のレポート::::::::::::::::::::::::::

ワシントン(CNN) イラク第2の都市モスル奪還作戦を支援しているカナダ軍特殊部隊は23日までに、狙撃兵が3540メートル離れた距離から、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の戦闘員を狙撃することに成功したと発表した。

カナダ軍特殊部隊は現在、モスル奪還を目指すイラク治安部隊の後方で援護と助言に当たっている。3540メートルからの狙撃成功は世界記録となる。安全上の理由から、狙撃兵の名や、狙撃した状況などの詳細は公表していない。

これまでの長距離狙撃記録は、2009年11月に英国の兵士が反政府武装勢力タリバーンのメンバー2人を殺害した際の2474メートルだった。

カナダのグローブ&メール紙によると、今回の狙撃はイラクでこの1カ月の間に実施された作戦の中で実行された。

マクミランのライフル銃「TAC-50」を使って高い場所から狙いを定め、10秒以内に命中させたとしている。関係者は、この狙撃によってISISのイラク軍に対する攻撃を妨害できたと話しているという。


コロナ禍の米国でホームレス急増

2020年12月26日 16時57分39秒 | 日記
 
 
 
 12月23日、米アリゾナ州マリコパ郡の州都フェニックスに住むナディーン・ベンダーさん(43)は、小さなぼろぼろの2人用テントで暮らしている。フェニックスの「テント村」で18日撮影(2020年 ロイター/Michelle Conlin)

やせ細った姿のベンダーさんは、クリスマスの予定を聞かれると、マスクを着けたまま「その話題を見聞きしないようにすること」と語り、泣き出した。

フェニックス中心部に7カ月前に設置された路上生活者(ホームレス)用のテント村が彼女の生活拠点だ。道路1本を隔てた向こう側には、高層マンションや高級レストランが立ち並ぶ。もともとは駐車場だったが、新型コロナウイルスの感染大流行中にホームレスが急増したため、彼らや彼女らの安全な距離を確保する必要から、郡当局が居住拠点を設けた。

フェンスと有刺鉄線に囲まれた敷地のアスファルト面には、1世帯ごとに12フィート四方の空間がペンキで表示され、相互の距離をできるだけ取るよう求められている。

<コロナでホームレス急増>

同郡の路上では今、7500人以上のホームレスが暮らす。一方で同郡のコロナの死者も5000人に達している。

ホームレスは近年、増加が続いていたが、人数はコロナで一気に膨れ上がった。その悲惨さはフェニックスだけでなく、米国内の多くの都市でも目に見えて広がっている。新型コロナの脅威は最も弱い人たちを感染させ重症化させていくことだけではない。何百人もの雇用を失わせ、失業者が家の強制立ち退きに直面する事態になっている。専門家によると、このままでは破滅的な住宅難民問題が起こり、今以上にさらにホームレスが生まれかねない。

感染対策のロックダウン(都市封鎖)の影響で各自治体は税収の基盤がひどく損なわれているため、ホームレス支援団体は、連邦政府が手を差し伸べるべきだと主張する。すぐに必要な資金だけでも115億ドル(に上る見込みという。

米議会は21日に9000億ドル(約93兆2200億円)規模の追加経済対策を可決したが、新たなホームレス支援予算は盛り込まれていない。一方で、3月に成立したコロナウイルス支援・救済・経済安全保障(CARES)法などを通じた住宅支援の40億ドルは底を突こうとしている。

全米低所得者向け住宅連合(NLIHC)事務局長でバイデン次期大統領の政権移行チームに助言したダイアン・イェンテル氏は「単なるパンデミック(感染の世界的な大流行)の話ではない。問題はパンデミックがもたらす金銭的な影響に加えて、連邦政府による包括的対応が全く欠如していることだ」と訴える。

バイデン氏のチームはコメント要請に応じていない。ただ陣営は公約の一つに、手ごろな価格で買える住宅の危機的な不足の解消を挙げていた。そうした住宅建設とホームレス問題解消のため10年間で6400億ドルを投じるとしている。

ハーバード大学T・H・チャン公衆衛生大学院の教授で、医療と住宅難に取り組む新プロジェクトの座長を務めるハワード・K・コー博士は「現代において、住宅難は健康面の公平性にかかわる最も切迫した課題なのに、事態は悪化しようとしている」と警告した。

<強まる立ち退き圧力>

米国でコロナの拡大が始まった春、連邦、州、下部の各自治体は経済的保護と、ホームレスが地域の感染を拡大させる懸念から、多くの住宅立ち退き案件について一時的な執行停止措置を取った。9月になると、疾病対策センター(CDC)が感染対策上の権限に基づいて、全米一律に執行を禁じた。これは今回の議会の対策が実施されれば来年1月末まで継続することになる。

しかしプリンストン大学の調査では、パンデミック発生以降、27の都市で計16万2000件強の住宅退去処分が申請されている。連邦議会は現段階ではCDCによる執行禁止措置の期限切れ問題にどう対応するか方針を示していない。

アスペン研究所は、期限切れに伴い、新たに最大4000万人が立ち退きを迫られる恐れがあると試算する。ムーディーズ・アナリティクスのチーフエコノミスト、マーク・ザンディ氏は、期限が切れたとたん、問題になる家賃や公共料金の未払いは総額700億ドルを上回るとの見方を示した。

全米で活動するホームレス支援団体の見積もりでは、昨年段階で国内のホームレスは60万人近くだった。専門家や学者によると、これが失業と住宅立ち退きによって急増すると、公衆衛生には甚大な影響が及び、パンデミックの被害はさらに格段に深刻になる。

21日に公表されたニューヨーク市会計監査官の報告書では、乳児を抱えたホームレスの家族がかびや、ネズミやゴキブリだらけの収容施設での生活を強いられていると指摘。市内を走る地下鉄がコロナ対策で午前1時から5時まで消毒のため閉鎖されるようになったため、それまで駅で暖を取っていたホームレスの多くが、地下鉄のトンネルのさらに奥に潜り込むか、防水シートや食料品店のショッピングカートで歩道に作った小屋に入り込んで凍え死ぬしかないという。

支援団体によると、ニューヨーク市内のホームレスのコロナ死亡率は、そうでない人に比べ78%も高い。

カリフォルニア州ロサンゼルス市では、一部の市議会議員が大人数の収容が可能な大規模展示会・会議用施設をホームレスの避難場所として活用する計画を進めようとしている。しかし既に実行した同州サンディエゴ市では、そうした大規模施設でコロナ感染が拡大し、陽性者が利用者と職員で計190人出た。

ジョンズ・ホプキンス大学など5大学の11月30日の報告によると、CDCが9月に立ち退き執行を禁止する前、夏場にかけて執行猶予期限を迎えた27州では、新型コロナ死亡率が5.4倍に跳ね上がった。

<人呼んで「トランプ村」>

フェニックス中心部のホームレス収容拠点で暮らす人々は、その場所を「ゾーン」と名付けた。大恐慌時代の貧民地区が、当時のフーバー大統領の無策ぶりへのあてこすりで「フーバー村」と称されたのにならう動きもある。そういう人は「トランプ村」と呼ぶ。もちろんトランプ大統領によるコロナ対策への不満がうっ積しているからだ。

ゾーンに住む何百人もの人は、距離を保てと言われても密集状態になるのを避けられず、マスクを着用していない人も頻繁に目につく。多くは寝袋や防水シートの上で生活し、水道設備がないので、手洗いなど基本的な感染防止策は困難。敷地のへりに簡易トイレと洗濯場所を設置したが、排泄物やごみがあちこちに散乱、悪臭に覆われている場所もある。

 

ウイルス検査を受けられて陽性反応が出た人は、慈善団体が提供する宿泊施設に入ることもできる。これも空きがあればの話だ。

以前は子どもの養育の仕事をしていたベンダーさんは、パンデミック以降、ホームレスが多様化したと話す。医師だった人、法律事務所の職員だった人に出会ったこともあり、極めつけは元オペラ歌手もいたと話す。

「私たちの多くは働いて、路上生活から抜け出したいと思っている。でもパンデミックのせいで、さらに不可能になったようだ」と嘆くベンダーさん。求人に応募しようとインターネットに接続したくても、図書館がコロナ対策で閉鎖されているため、それもできない。国民への現金給付が連邦議会の対策に盛り込まれても、コンピューターも住所もない自分たちは、どうやって申請し受け取るのかと途方に暮れている。

「私は以前、人生がこれ以上に悪くなることがあるとは思わなかった。でも実際にそうなってしまった」とベンダーさんは悲痛な面持ちでつぶやいた。


「モデル3の暗黒時代」にアップルに対してテスラの売却を打診

2020年12月24日 14時17分34秒 | 日記

CNNにおよると、テスラ創業者のイーロン・マスク氏、モデル3の商用化フェーズで苦労した暗黒の時代にアップルにテスラ売却を打診したという。入試作機が完成して商用化フェーズには大きな問題なく製品化できる分野も少なくはないが、車の様に、高価で複雑なシステムでは試作・研究フェーズ、商用化フェーズ、販売フェーズそれぞれで膨大な費用と人材がいるのであろう。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)/Joshua Lott/Getty Images

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)/Joshua Lott/Getty Images

米テキサス州オースティン(CNN Business) 米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は22日、ツイッターへの投稿で、「モデル3の暗黒時代」にアップルに対してテスラの売却を打診したものの、アップルのティム・クックCEOが「会合への出席を拒否した」と明らかにした。

アップルからコメントは得られなかった。

マスク氏の投稿は、ロイター通信の報道を受けたもの。ロイター通信によれば、アップルは新しいバッテリー技術を活用した大量生産型の自動車の製造を計画している。マスク氏によれば、クック氏に対して、現在の10分の1の価格でアップルがテスラを買収する可能性について話し合いたいと連絡をとったが、クック氏が会合への出席を拒否したという。

マスク氏はツイッターで、ロイター通信の報道について、「もし真実なら、奇妙だ」と指摘。続く投稿で、モデル3の暗黒時代の初期に売却を打診するためにクック氏と連絡を取ったと述べた。モデル3は2017年に市場に投入されたが、何カ月にもわたって製造の難しさやその他の問題点に直面していた。

モデル3は今では米国市場で最もよく売れている高級車で、テスラの時価総額を自動車メーカーとして世界一に押し上げる要因ともなった。


アップル、自動運転車を製造へ 2024年目標

2020年12月24日 13時53分37秒 | 日記

ロイターによると、『米アップル、自動運転車を製造へ 2024年目標』という。グーグル(アルファベットが持ち株会社)もグー車@@おmp店から自動運転に焦点を合わせたEV車開発を行っている。アップルの場合は、ハードウエアメーカーらしく電池開発に重点を置いているという。

また、英国の掃除機メーカーのダイソンも、得意のモーター開発でEV 車開発中とされている。自動車メーカ以外のEV車が世に受け入れられれば良いと思う。

というのも、20~30年位前、地球温暖化が叫ばれた最初のころ、排気ガスを出すガソリン車を排除してEV車の開発が叫ばれた時があって、異業種からの参加があって、プロとタイプがいくつも完成しているがどれも商用化には至っていない。消化するには、信頼性・長寿命・安全性の確保が不可欠であるし、又訴求するための宣伝費もばかにならず、商用化のための開発費が確保出来なかったからであろうか? それともう一つ、電池の問題が依然としてある。日産のリーフが商用EV 車として成功しているが、サイズがコンパクトカー並なのに、価格がクラウン並で400万円はしている。その理由は、Li 電池の価格と性能の課題がある。アルミニウムイオン電池が誕生すれば、EV 車、一気に弾みがつくだろうがそれもだいぶ先の様で、Liイオン電池の水溶液部分をなくし全個体化するという事が行われているようで、これは、数年で完成するかも。

そうなると異業種から参入した企業のEV車も成功するかも。

[21日 ロイター] - 米アップルが自動運転車の開発を推し進め、2024年の乗用車製造開始を目指していることが複数の関係筋の話で明らかになった。自社開発の最先端の電池が搭載される見通しという。

米アップルが自動運転車の開発を推し進め、2024年の乗用車製造開始を目指していることが複数の関係筋の話で明らかになった。ニューヨークで昨年10月撮影(2020年 ロイター/Mike Segar)

アップルは、ゼロからの自動運転車開発に向け14年に「プロジェクト・タイタン」を発足。ただ進展具合は一様ではなく、19年には同プロジェクトで190人をレイオフした。

関係筋2人によると、その後は十分な進展が得られ、現在は一般向けの乗用車の開発を目指している。米アルファベット傘下のウェイモがタクシー業界向けの自動運転車の開発を目指しているのとは対照的だ。

3人目の関係筋によると、アップルは電池価格の大幅な低下と車の航続距離の向上につながる新たな電池の開発を戦略の中核に置いている。

アップル製自動車の組み立てが実際にどのように行われるのかは分かっていないが、関係筋はメーカーと提携する公算が大きいとしている。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響で製造開始は25年以降に遅延する可能性もあるとした。

この件に関してアップルはコメントを控えている。

自動車の製造は、アップルであっても大きな供給網を巡る課題に直面する。以前にプロジェクト・タイタンに参加していた関係者は「この地球上で実行できる企業があるとすれば、アップルしかない。ただそれでも、携帯電話端末とはわけが異なる」と述べた。

アップル株に投資しているガレーン・キャピタル・パートナーズのマネジング・パートナー、トリップ・ミラー氏も、アップルが最初から自動車を大量生産するのは厳しいだろうと指摘。「アップルが高度なオペレーティングシステムやバッテリー技術を開発した場合、ライセンス契約に基づいて既存のメーカーと提携するのが最も有益とみられる」と述べた。

「テスラと従来の自動車メーカー(の提携)に見られるように、非常に複雑な製造網を世界中に持つことは一夜にしてできることではない」と付け加えた。また、アップル株主のキャピタル・インベストメント・カウンセルのチーフエコノミスト、ハル・エディンズ氏は、アップルが大方の自動車メーカーよりも高い利益率を上げていることに言及。「私は自動車事業にあまり魅力を感じないが、アップルは別の視点を持っているのだろう」と語った。


コロナによる景気低迷?

2020年12月21日 21時56分10秒 | 日記
コロナ禍による景気への影響は2008年のリーマンショックより大きいのではと危惧しているが、いまのところ、リーマンショックの時ほどに至っていない。たまたま東京商工リサーチのデータを見たが、いまのところ、そんなに大きなことはないように見える。
2020年度上半期(4-9月)の全国企業倒産3,858件
2020年上半期(1-6月)の全国企業倒産4,001件
2019年度上半期(4-9月)の全国企業倒産4,256件
2019年上半期(1-6月)の全国企業倒産3,990件
2018年度上半期(4-9月)の全国企業倒産4,124件
2018年上半期(1-6月)の全国企業倒産4,148件
2017年度上半期(4-9月)の全国企業倒産4,220件
しかし、世の中、ボーナスが出なくなったり、非正規雇用をやめたり、人員整理が行われ始めている。
実際、サービス業では、廃業や、休業しているところが多く見受けられ、データとして挙がっていないだけで、やはりリーマンショックの時より影響は大きいと思わざるを得ない。
コロナ禍で、業績を上げている業種もある。例えば、UberEat といった出前サービス、ネットショップと配送業など。しかし限られている。
我々はどう対応すればよいのだろうか? 生産活動が不要になったわけでは無く、人と人の対面交渉が出来なくなったわけだから、テレワークのように人との接触を避けて業務遂行できるようにすれば経済活動も活発になるであろう。飲食における出前ビジネスが急成長しているのが格好の例で、飲食業も、従来の様に来店してもらって食を供する形ではなく中食を提供するのに重点を置くとか。家電においても、在宅での仕事がしやすいようなIT環境を安く提供できるようにするとか、家庭の空気循環機器の低価格で清浄出来るような装置を提供するとか、色々頭を悩ませればよいビジネス思いつくかも。