『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

切ないよぉ

2007年02月22日 03時34分54秒 | 日々の出来事
「問題の木曜日」に移る前に、今日のタイムリーな話題を・・・。
ちょっと色々衝撃的だったので・・・

ぺこちゃんの肺炎の原因が分からず、
今日は恐れていた、気管支鏡の検査だった。
胃カメラより数段苦しいと言う、あれである。
先生や看護婦さんはようやく彼女の精神年齢を分かってくれたばかり。
前もって、無理かもしれないと伝えておいたのだけど・・・。

検査自体は出来たのだ。
途中で呼吸器科の部長先生が出たり入ったりされるし
手こずらせているのだろう事は想像出来たけど・・・。
予定の時間より長くかかって、検査室から出てきたぺこちゃんは
激しくむせながら、涙と咳で人相が変わってしまっていた

そうなる事が予測出来たので、その時間帯前後は病院へ詰めていたのだけど、
検査の前に、主治医が「心配しなくていいからね。」と何度も来てくれたし、
検査の後は、主治医も看護士さんも「ごめんね。ごめんね。」と
入れ替わり立ち代り言いに来てくれたので、
ぺこちゃん、泣きながら「いいよ。」と応えてた・・・。

きっと、これまで不本意な事が沢山あったに違いのだろうけれど、
「ごめんね。」と言われると、「いいよ。」と答えなさいと
誰に教えてもらったのだろう・・・。

その後はすぐに元気になり、ハイテンションでしゃべり続けていたので
安心したけど・・・何だか切なくなってしまった。


その間、約2時間半。
今日はかぁちゃんのデイが休みなのでどうしようかと思っていたら、
たまたま家にいたⅡが母を見ていてくれると言うのでホッ。
病院から出た所で、携帯電話の電源を入れると、
「おむつ、替えといたよ。」と一言。
???ベッドから落ちないように見ておいてとは言ったけど・・・

帰って見ると、オムツが新聞紙に包んである・・・げっ

かぁちゃん、○ん○しちゃってた・・・

「ばぁちゃん、ふるふるふるえて泣いてはってん。
 トイレかなと思って連れて行ったら○ん○が出ててんけど、俺わからんから、
 おばちゃんに電話してやり方教えてもらったわ。」

かぁちゃん・・・私がいなくて・・・不安で泣いたの?
誰だかよく分からない男の人がいたから、なのに出ちゃったから悲しかったの?
Ⅱよぉ・・・初めての見守りで○ん○のお世話したんだ・・・。

彼がひどい鼻づまりだったのがせめてもの救いだった

「悪かったねぇ。ごめんね。」と謝りながら・・・Ⅱが帰った後に泣けてきた。

夜遅く、明後日から芝居の仕込みのために(この話は後日また
帰って来たⅠに今日の出来事をぼそぼそ話し、
「Ⅱに悪いことしちゃったよぉ・・・。」と珍しく私が落ち込むものだから
Ⅰがぽつりと一言。
「子供に気を遣ってどうすんねん。おふくろがいつもやってる事やん。」

・・・・・・こんな時は「おかん」じゃなくて「おふくろ」なんだ。

あいつ、分かってねぇ・・・こういう時に優しい言葉は私には禁物なのだ。


たまらなく切なくて・・・けど、たまらなく・・・やっぱ、嬉しかった。

コメント (8)
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