『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

かぁちゃん、TVデビューしそこねる。

2007年03月11日 03時27分06秒 | かぁちゃんにまつわる話
かぁちゃんを大慌てで、いつものクリニックに連れて行った時、
“やっちゃうよ”ケアマネさんはいつものごとく、頑張ってやっちゃってくれました
もう、頼りにしてます!感謝!感謝

行ったらすぐに車椅子を持って待機!
即に受付には連絡済みで、すぐに診察室に呼ばれ、入ってみると、
院長の診察時間ではないのに、院長がお待ちかね
かぁちゃんの大好きな先生が待っていてくれた。

・・・解せないのは、自力でほとんど歩けず、表情もなかったかぁちゃんが
先生の顔を見るなり、小さく手を振った事・・・
えええ~っ???・・・なんじゃいなぁ・・・。
あたしゃ、54キロのかぁちゃんを抱っこして、一段ずつ階段を降ろしたんだぞ!
さすがの私も腰砕けになるかと思ったんだぞ~!
タクシーに乗せるのも、必死だったんだぞ~~っ!
かぁちゃん、ずっとふるふる全身を震わせて怖かったんだぞ~~~っ!
・・・なのに先生を見つけただけで、その反応はないんじゃないの??

ま、まぁね、この「おててふりふり」で安心して眩暈がしちゃったですよ。
先生も慌てて出来る限りの事を猛スピードでしてくださったのにも感謝!感謝!
わぁ・・・先生、おしゃべりだけじゃなくって、
何かの時にはこ~んなにテキパキ動いてくれるんだぁ
最終的に、万が一大量吐血した時にはすぐに救急車を呼びなさいと、
経過を書いた書類まで持たせてくれた

で、その間にケアマネに「車椅子」のレンタルは可能なのかと聞いてみたら、
「今日はデイサービスで余っているのを使ってください。
 レンタル可能なので、すぐ手配します。(この間10分)
 明日の夕方業者さんに行ってもらいます。」

うへ?うほ?うは?・・・頭の回転の悪い私はただただ唖然
もう、ただただ感謝!感謝!



数日後、かぁちゃん's車椅子でかぁちゃんを診察に連れて行った時の事。
先生も、ほっとされたのか、いつものおしゃべりに余計に花が咲く
んで、かぁちゃんの診察が終わった頃に、
「あんたな、取材の人が家に行ったらあかんか?」・・・はぁ?
「いやな、おかぁちゃんが元気になったら、でええんやけどな。」
「テレビの取材受けるの嫌か?」・・・はぁ?何の話??
「ちょっと知り合いに頼まれてなぁ。」
「家で介護されてる人を(←かなりメジャーな報道番組名)で特集するから
ええ人紹介してって言われてな。」・・・????

あの~、先生?取材って家に??、そんなん・・・大掃除からせなあかんやん
無理無理無理無理、絶対無理~っ

「嫌か?」・・・嫌や!
「あかんか?」・・・あかん!
「あんたやったら丁度ええと思ったんやけどな。」・・・ええ事あるかい

丁寧にお断りして帰って来たけど・・・。
ま~ったく、何を考えてんだか、この激しく忙しい時に

第一、家の掃除もさることながら、この姿を全国に晒しては生きていけない。
・・・全身モザイクなら承諾してもよかったかも・・・
・・・変身スーツ着せてくれるなら、喜んで受けたかも・・・
オタクな主婦の介護な一日」な~んて、
モモレンジャーいや、ミスアメリカ(バトルフィーバー)のコスチュームを身に纏い、
トイレ介助やお風呂介助・・・

すみません。疲れてます。発想が・・・。
ぱっつんぱっつんのミスアメリカは嫌だな・・・。
きゃぁ、ごめんなさい発想がぁ・・・。

いずれにせよ、72歳で颯爽とTVデビュー出来なかったかぁちゃんには
申し訳ないことをしてしまった・・・



コメント (8)
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