『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

おばぁちゃま、その後

2007年04月17日 03時15分00秒 | ぺこちゃんにまつわる話
例のおばぁちゃまの、ちょっとびっくりしたお話。

おばぁちゃまが病室を移られた夜。
みなさん、いつにも増して、のびのびと大きな声で笑ってたら
突然、ぺこちゃんが固まった 

なんと、おばぁちゃま、おぼつかない足取りで、杖をつきながら入り口に立ってらした。
数秒の沈黙の後「お懐かしい顔が見たくて。」と、とことこ中へ入って椅子にちょこん
そっかぁ、おばぁちゃま、カーテンを閉めてらしたけど、
みんながけらけら笑うのは、そんなに嫌じゃなかったのね
輪の中に入るのが苦手だったのかぁ・・・と、ちょっとほっとした。

くくく・・・その時の皆さんの顔は、記録に留めておきたかったけど

けどね、けど、毎日続く昼夜の取り間違い。
普通ではない眠り方(ころっと横になった場所で、布団も被らず爆睡するとか)
日や曜日の認識のなさや、拘りの強さや頑固さ。物忘れの多さ。
自分の話したいことは喋り続けても、他人の言葉が入らない様子。
・・・その他にも・・・。
暇さえあれば、公衆電話で電話をかけ続けておられるような所は・・・。

かぁちゃんの、初めの頃にそっくりで、私はとても不安。
入院による一時的な物かもしれないけれど・・・でも、そんな事言えないし・・・
他人事で、放っておけばいい事なんだけど・・・どうすれば良いのかなぁ。
もしも違ったら失礼だし・・・あああああぁ、悩む!非常に悩む

だって、かぁちゃん、まだアルツハイマーだって分からない頃、余りの我儘さで、
親戚やお友達の中で徐々に嫌われっ子になって行ったのを思い出しちゃった
ぺこちゃんが、おばぁちゃまに対する反応の仕方が、かぁちゃんへの反応と同じなので、
ちょっと心穏やかでない私であります。

おばぁちゃま、無事に手術が終わられたようなので、
落ち着かれた頃に、彼女の病室を覗いてみる事にしよう。


・・・う~、心配事は我が家の事だけで、精一杯なのよね。何やってんだか・・・





さ~て、ぺこちゃんの病院食「今月のこだわりの一品」3月より

白魚真丈鶯仕立椀

今月は春を感じる一品を紹介します。
白魚の入った真丈を椀種に、椀妻として菜の花を添え、
だしはえんどうで淡い緑色に染め、鶯仕立てにしました。
料亭の味をご堪能ください。

***  椀種・・・汁物の主体になるもの 椀妻・・・湾種の添え


一口メモ

白魚は白く透き通ってほっそりした姿が特徴です。
味は淡白で旨味があり、一尾丸ごと食べられるので、カルシウムが豊富に取れます。
旬は冬から春にかけてで、江戸時代には白魚漁が早春に行われる事から
春告げ魚とも言われ、現在も早春の味覚として知られています。
調理法としては、刺身、酢の物、天ぷら、卵とじなどが絶品です。


レシピ

<材料>  (4人分)
・白魚 60g         ・たら(すり身) 100g
・山芋(すりおろす) 20g  ・卵白 大さじ1強     ・塩 少々
・菜の花 80g        ・えんどう豆(裏ごししたもの) 60g

A〔・薄口醤油 大さじ1強  ・みりん 大さじ1弱   ・酒 小さじ1
  ・塩 少々〕・片栗粉 小さじ2


<作り方>

① たらのすり身に白魚をそのまま入れ、混ぜ込み、すりおろした山芋、
  卵白を加え、よく混ぜ合わせたら、塩少々を加え、味を整える。
② ①を型に流し込み、15~20分蒸す。
③ 蒸しあがった②を切り、椀種にする。
④ 菜の花は3cmほどに切り、さっとゆでる。 
⑤ だし汁にAを加え、お吸い物のだしを作り、水溶き片栗粉でとろみをつける。
⑥ ⑤にえんどうまめを加え、緑色にします。
⑦ お椀に③と④を盛り、⑥のだしをはったら、出来上がり!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

へぇ、こういう場合、とろみを付けてからえんどうを入れるのかぁ。初めて知った
真丈って作った事はないけれど、別に白魚にこだわらなくても言い訳で、
色味に惹かれるので、今度ためしに作ってみよ~っと。
ん~・・・しかし、椀物にこんなに手間をかけるのは嫌だなぁ。
そうだ!具材を大きく種類を増やして、椀物でなく、メインディッデュにしてしまおう

コメント (4)
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