久しぶりに「親バカ通信局」の「ヘブン支局」から便りが届いた。
鶯姫の息子、鶯太郎が小さい役ながら「銀河劇場」の舞台に立つと言う
姫はきっと嬉しくって嬉しくって「がはははっ!」って笑っているに違いない
かぁちゃんのショートステイの間に、
遅々として進まないⅠの引越し荷物の片づけを横目で見ながら
荒れ放題の自分の身の回りの整理も始めた。
もうねぇ、腹を括って取り掛からないと何も出来ない所まで来ちゃってるし
それを知ってか知らずしてか、背の君まで長年の書類の山を片付け始め、
我が家は「お片づけ月間」に突入した。
GWが終わるまでには何とかして、今年の計画を立て直さないと、
一月半ばから始まったバタバタで、落ち着かないまま時間ばかりが過ぎて行く。
妹達の荷物が次々増えて行くかぁちゃん家の片付けも同時スタート
かぁちゃんのテーブルの前には、B1サイズのイラストボードを貼り付け、
そこには、何枚かの写真やカードがいつも見えるように貼ってある。
写真が少し斜めになっていたので貼り直そうとして、ついカードを開いてみる。
上の写真の、コーヒーカップの形のカード。
2年前の春に、かぁちゃんに送られてきた鶯姫からのメッセージ
かぁちゃん、おげんきですか?
チューリップ、パンジー、すみれ、桜草・・・etc. 本当に花盛り!!
もみじもかわいい新芽を出していますね。
いつもいつも鶯のことを思ってくださって、ありがとうございます。
私も歩けたら飛んで行って、おしゃべりしたいんだけど、
右足がしびれて痛くて歩けません。悲しいねぇ。
でも、「笑う角には福来る。」笑顔だけは忘れずにワッハハ!!・・・・・・・・
このカードを送って来てくれてから、ちょうど半年後に旅立ってしまった。
この頃はリンパ浮腫と胆のうへの癌の転移で、杖を付いてもほとんど歩けなかった。
「泣いたらあかんよ!笑わんと!」それが口癖のくせして
「泣いてもええんや!辛かったら泣き!」って言ったのも彼女。
鶯姫よぉ、よう考えたらめちゃくちゃ矛盾してるやんかぁ
折も折、背の君が「お~い!」と呼んで古ぼけた封筒を手渡す。
私達の友人達から、幼かったⅠとⅡに宛てられた手紙の数々。
小学校卒業と共にアフリカに旅立つ前にⅠとⅡに宛てられた姫からの手紙も入っていた。
Ⅰ君、Ⅱ君、ご卒業おめでとうございます。
半年間お父さんのいない生活で、お父さんに聞いてもらいたいこ事もあったでしょう。
これからはうるさいほどに聞いてもらえますね。
インターナショナルスクールに入って、いろんな国の人と知り合えるのも楽しみですね。
・・・それから、この半年で身長が伸び、声変わりをした時はびっくりしました。
今度はどんな事でびっくりさせてくれるますか?
初恋の相手はどこの国の人かな?
たくさんの友達と思い出を作って、帰って来てくれるのを楽しみに待っています。
元気で行ってらっしゃい。
いつも祈っています。
地球の反対側でも祈りはきっと届くことを信じています。
懐かしい文字に触れてみる。
今日は不思議と涙は出なかった。笑顔になっている自分に気付く。
子供達は大きくなったよ。
今年に入ってから何度か、貴女の息子と私の息子達が芝居の話で盛り上がっているよ。
そうだね、どんなに遠く離れていても、どんな形であるにせよ
祈りは必ず届くものなんだよね。そうだよね。
心を込めて祈れば、その心はきっと届くんだよね。