『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

祭りだわっしょい!(最終章)

2007年09月14日 03時38分15秒 | 歌と私と私の祭り
【わっしょい!わっしょい!!】

長々と怒涛の更新?にお付き合いいただいてありがとうございます。
ちょっと深刻な話になっちゃってごめんなさ~い。
これで全部吐き出したぞ!!・・・ん~・・・半分かな・・・?


それなりのお年頃の主婦の私が、夫や子供達のみならず、
介護や介助無しでは生活出来ない母や義妹を放ったらかして、
「祭りだ!祭りだ!」と騒ぐ様なんて、常識のある方々からみれば言語道断!
何を考えてるんだ?と眉をひそめられても仕方のない事をしてるのかもしれません。
でも、ブログを始めてからは二度目の「祭り」を終えて
改めてそこにかける思いや、そこに至った経緯を書き留めておきたくなりました。

22歳になったばかりで結婚し、23歳で双子の母親になっちゃった私は
子供達の高校を卒業を目前に「さぁ、自分の青春をもう一度!!」と思っていた矢先に、
今の生活に突入した訳ですが(こういう性格なので案外良かったのかな・・・?)
幼少時代から、何だかんだあった家庭に育っていたので、
自分では「打たれ強い」という自負があり、
ど~んっと来なさい!!という自信も少なからずあるにはあったのです。

でも、かぁちゃんとぺこちゃん中心の生活は、
その思い上がりをことごとく打ち砕いてくれました。
頑固で強がりの私にとって、自分の弱さを認めなければいけない事が
これほどしんどいとは思わなかった・・・。

もちろん、介護という事だけでなく、人それぞれに大きな荷物を抱えて
険しい山を登らなければならないのが生きるって事なんでしょうね。
そして、誰もが耐え難い孤独感と戦っているのだとも思います。
私の直面している様々な事は、ほんとうは、ちっぽけで甘~い事なのかもしれません。


それに、私ねぇ、自分でも呆れるほど世間知らずなんですよ~。
結婚してから一度も一人で泊りがけで出かけた事もなかったですし、
「祭り」の為に練習を・・・とそれはそれは思い切って出かけるまで、
カラオケボックスなんて入った事もなかったし(カラオケ世代を若干上回るので)
ましてや、一人でホテルを手配して泊まるなんて事、自分でも信じられない!!
でね、最初の祭りの時に、二次会で「居酒屋」さんに行ったのですけど、
学生時代のコンパでディスコに行ったきり、個人的に居酒屋に入った事なんて
ただの一度もなかったんですよ。
とは言え、どこへ行っても最年長ですから、知らないでも済まされず、
初めての事ばかりで、ひじょ~に緊張しまくりの「祭り」でもある訳です。

ねっ、ねっ!箱入り娘(あつかましい)・・・箱入り嫁っ子さんだったの~っ


そういった意味での世間知らずもありますけれど、
社会のしくみや様々な制度に目を向ける事もせず、
その場、その場で、なんとなく一生懸命にやって来ただけの甘ちゃんでしたから。
もちろん、今でも難しい事を考えるのは大っきら~い・・・だけど
まぁ、それなりに歳相応にオトナにはなって来つつあるのかもしれません。


誰にでも、大切な場所や思いはあるもので、
人それぞれに、それは時には大きな大きな力になってくれる物だと思います。
私にとっても「祭り」は大切な特別な場所である訳ですが
もう「逃げ場」にしてはいけないなって気持ちにやっとこさなれた・・・かしら。

私自身もだけど、かぁちゃんもぺこちゃんも年齢に応じた衰えは当然あるのだから
今の日常だって、もっと心身ともにきつくなるかもしれない。
けれど、何だかんだ言っても、自分で選んだ道に変わりないのだから、
愚痴りながらも楽しむ事を忘れずに、歩いて行ければ良いのですよね。

もちろん私は「歌いつつ歩まん!!」ですよ~っ



そうそう、今回初めて出会った方(女性ですよ)に
「独身ですか?」って聞かれちゃいました
わはは~っ・・・いや~、もちろん歳相応にしか見えないけど、
所帯やつれを悟られなかって事かしら?だったら嬉しいなぁ
少なくとも、○ん○の事ばかり考えてる・・・(変なように聞こえる・・・
ようには見られなかったって事ですもんね
うん、うん。これこそが「祭り」の魔法かも。

どうかどうか、皆さんも素敵な魔法にかかってみてくださいませね。


と言う事で、次回からはいつも通り、また愚痴るかぁ!!

・・・なんだ、ちっとも成長してないんだ・・・
そうです、そんなに直ぐに変わる訳ではありません。何事も!絶対に!!



あのねぇ、締めくくりになんなんですが・・・。

これまで「祭り」の中身を、私は一切背の君には言ってなかったのです。
そうです!私は♪秘密主義~っ♪
私の大切な場所に踏み入れさせるか!!という思いが強くて(このブログもそうだけど)
それを黙認するというのが、彼の私に対する思いやりの最たるものだった訳です。

今回、私は時間が無くて、着替える間も無く大慌てで新幹線に飛び乗ったのですが
何と、大切なものをまとめて家に忘れてしまったのですよ。
で、帰ってからついぽろりと言ってしまったのです。
「私、大事なもの全部忘れて行っちゃたんだよ~!時計も、指輪も、歌詞カードも一切合財。」
背の君は、ちょっと考えてから言いました。
「歌詞カード?・・・あんた、いったい何しに東京行ってるんや?」

・・・・・・ば、ばれた・・・

ええ、軽くはぐらかしましたとも


あ、それからね、私、歌はだ~い好きですが、好きと上手は別物だと断言します
元々コンプレックスの塊のような人間なんですが、中でも自分の声がすごく嫌いで
・・・だって、ひっくり返るんだもん。発音ちゃんと出来ないし・・・
歌う時って、声を出す場所が別でしょう?で、ちょいと変身出来る気分なんですよ。
そうなの、プロテクタースーツがなくっても、簡単に出来る変身なんですよ~っ



・・・やっぱり何一つ変わっていないじゃないか・・・

いいんだいいんだ!祭りだ!祭りだ~いっ

・・・う~・・・それにしても・・・歌いたい病が相当重篤な状態です





コメント (2)
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