それは、やはり、実にくだらない事で始まった。
暮れからお正月にかけて、
結局大掃除は出来ないまでも、最小掃除はしたし・・・エライ
かぁちゃんのデイ間の限られた時間に何度も買出しに言ったし・・・エライ
一応、おせちも作ったし、+αだって作った・・・エライ
(へへへ、自分で自分を褒めてみました~っ)
別に大した事はしていないし、頼まれたわけでもなく、自分の好きでやってるのだけれど、
いつもの生活に加えて特別な事をするとなると、結局犠牲となるのは睡眠時間。
加えて、ほぼ一日中立ちっぱなしでする訳だから、足もパンパンの象さん足。
ぬくぬくとした部屋で、真新しい薄いピンクのテーブルクロスの上に
今年頂いた年賀状を広げながら、一枚一枚に込められた友人、知人の思いを受け止める。
なんて事をしていられるのは背の君だけで・・・。
コタツでゴロゴロしながら、テレビを観ながらへらへらして、お菓子をつまむ。
なんて事をしていられるのは愚息達だけで・・・。
そんな風景に、確かにほっとしながら、ささやかな幸せなんかも感じてたりしたけど、
暮れも正月も関係なく、かぁちゃんをお風呂へ入れて、うとうとし始めた頃に、
やっと家に帰って、椅子に座ろうとした時に、
「ちょっと、お茶入れてくれる?」とか「すまんけど、あれ取ってくれる?」って・・・。
まぁまぁ、出来る限り良い気分でいたいので、
「はいよ~っ!」と二つ返事で言われるままにしていたのだけれど、
何度も重なると、だんだん苛々蟲が自分の中で元気爆発もして来る。
でも、ちゃんとなだめてたのである。・・・まぁ、なんてエライ
しかし・・・昨夜、夕食の豚肉のピカタに添えようと思ってたレタスがないっ
シチューに使おうと思っていたベーコンがないっ
あると思ってた物がない・・・お皿にピカタだけなんて嫌だ~っ!!
冷蔵庫をがさごそしながらブツブツ言ってると、
「朝、俺、食べたでぇ。」とのんびりムードで背の君が言った。
・・・・・・・・・
わなわなわな・・・「食っただぁ?レタスもベーコンも??冗談じゃねぇっ!!」
わなわなわな・・・一度怒りに火がついたらもう止められない止まらない。
「あのさぁ、私が自由に買い物できないの知ってるよね?」から始まって
去年のうちに片付けるって言ってたくせに、何で書類の山があのままなんよ。
私が勝手に片付けたら怒るくせに、そのくらいしてくれたらいいやんか!
買い物に行きたくたって、おもいっきり掃除したくたっても、出来ないのを知ってるよね?
Ⅰはちゃんと、おなますと菊花カブを切ってくれたし、Ⅱは窓ガラス拭いてくれた。
あいつらでさえ、ちょっとは協力してんのに、何で自分の事ばっかりなんよ。
だいたい、大晦日くらい、いつもどおりに寝んでも、一緒に起きてたらええやん。
いいよね、いつだって自分の好きなように時間が使える人は。
分かってる、分かってるって言うだけで、なんも分かってないやん。
言うだけで、するのは全部私やん!!あげくに、レタスとベーコン食うかぁっ?
・・・背の君にとってはいい迷惑である。
レタスとベーコンを食べたくらいで、嫁さんは劣烈火のごとく怒りまくってるのだから。
でも、一番腹が立ったのは、背の君が黙って聞いてるだけで応戦して来ない事。
思いやりだと分かった瞬間、思い遣られてる事に惨めになってしまった天邪鬼。
「黙って聞いてれば、それですむと思ってるんやろ~っ!!」と叫んじまった
気まずい沈黙の後で、
「うわぁ、よ~け言いはるわぁ。」とおどけて背の君が言ったので、思わず我に返る。
あ・・・悪かった・・・とは思ったけど、すぐに謝る程しおらしくはない。
「わはははっ!あ~ぁ、スッとした!!」って、ぎゃはぎゃは笑ってごまかしたけど、
だよなぁ・・・さすがに後味悪い~っ。
考えてみれば、近頃突っかかってばかりいる。
当たり所を引き受けてくれてる事に、
ホントは「ありがとう」って言わなきゃいけないんだろうなぁ。
背の君、背の君、我が夫よ
「あたりまくってごめ~んね。ありがとうねぇ。」
・・・・・・・・いや、絶対に、言わねぇぞ・・・・・・
うん、そうだよね。全く放ったらかしだもんね。
ホントはいつも思ってるんだよ。「悪い事してるよなぁ・・・ごめんね。」って。
・・・・・・・・でも、口に出しては言うもんか・・・・・
言ったら、腰砕けになって、自力では立ち上がれなくなるからね。
私から“意地”を取ったら、今の所は何も残らない気がするのよね。
故に・・・許せ背の君、もうしばらく「あたり場所担当」で頼む。
暮れからお正月にかけて、
結局大掃除は出来ないまでも、最小掃除はしたし・・・エライ
かぁちゃんのデイ間の限られた時間に何度も買出しに言ったし・・・エライ
一応、おせちも作ったし、+αだって作った・・・エライ
(へへへ、自分で自分を褒めてみました~っ)
別に大した事はしていないし、頼まれたわけでもなく、自分の好きでやってるのだけれど、
いつもの生活に加えて特別な事をするとなると、結局犠牲となるのは睡眠時間。
加えて、ほぼ一日中立ちっぱなしでする訳だから、足もパンパンの象さん足。
ぬくぬくとした部屋で、真新しい薄いピンクのテーブルクロスの上に
今年頂いた年賀状を広げながら、一枚一枚に込められた友人、知人の思いを受け止める。
なんて事をしていられるのは背の君だけで・・・。
コタツでゴロゴロしながら、テレビを観ながらへらへらして、お菓子をつまむ。
なんて事をしていられるのは愚息達だけで・・・。
そんな風景に、確かにほっとしながら、ささやかな幸せなんかも感じてたりしたけど、
暮れも正月も関係なく、かぁちゃんをお風呂へ入れて、うとうとし始めた頃に、
やっと家に帰って、椅子に座ろうとした時に、
「ちょっと、お茶入れてくれる?」とか「すまんけど、あれ取ってくれる?」って・・・。
まぁまぁ、出来る限り良い気分でいたいので、
「はいよ~っ!」と二つ返事で言われるままにしていたのだけれど、
何度も重なると、だんだん苛々蟲が自分の中で元気爆発もして来る。
でも、ちゃんとなだめてたのである。・・・まぁ、なんてエライ
しかし・・・昨夜、夕食の豚肉のピカタに添えようと思ってたレタスがないっ
シチューに使おうと思っていたベーコンがないっ
あると思ってた物がない・・・お皿にピカタだけなんて嫌だ~っ!!
冷蔵庫をがさごそしながらブツブツ言ってると、
「朝、俺、食べたでぇ。」とのんびりムードで背の君が言った。
・・・・・・・・・
わなわなわな・・・「食っただぁ?レタスもベーコンも??冗談じゃねぇっ!!」
わなわなわな・・・一度怒りに火がついたらもう止められない止まらない。
「あのさぁ、私が自由に買い物できないの知ってるよね?」から始まって
去年のうちに片付けるって言ってたくせに、何で書類の山があのままなんよ。
私が勝手に片付けたら怒るくせに、そのくらいしてくれたらいいやんか!
買い物に行きたくたって、おもいっきり掃除したくたっても、出来ないのを知ってるよね?
Ⅰはちゃんと、おなますと菊花カブを切ってくれたし、Ⅱは窓ガラス拭いてくれた。
あいつらでさえ、ちょっとは協力してんのに、何で自分の事ばっかりなんよ。
だいたい、大晦日くらい、いつもどおりに寝んでも、一緒に起きてたらええやん。
いいよね、いつだって自分の好きなように時間が使える人は。
分かってる、分かってるって言うだけで、なんも分かってないやん。
言うだけで、するのは全部私やん!!あげくに、レタスとベーコン食うかぁっ?
・・・背の君にとってはいい迷惑である。
レタスとベーコンを食べたくらいで、嫁さんは劣烈火のごとく怒りまくってるのだから。
でも、一番腹が立ったのは、背の君が黙って聞いてるだけで応戦して来ない事。
思いやりだと分かった瞬間、思い遣られてる事に惨めになってしまった天邪鬼。
「黙って聞いてれば、それですむと思ってるんやろ~っ!!」と叫んじまった
気まずい沈黙の後で、
「うわぁ、よ~け言いはるわぁ。」とおどけて背の君が言ったので、思わず我に返る。
あ・・・悪かった・・・とは思ったけど、すぐに謝る程しおらしくはない。
「わはははっ!あ~ぁ、スッとした!!」って、ぎゃはぎゃは笑ってごまかしたけど、
だよなぁ・・・さすがに後味悪い~っ。
考えてみれば、近頃突っかかってばかりいる。
当たり所を引き受けてくれてる事に、
ホントは「ありがとう」って言わなきゃいけないんだろうなぁ。
背の君、背の君、我が夫よ
「あたりまくってごめ~んね。ありがとうねぇ。」
・・・・・・・・いや、絶対に、言わねぇぞ・・・・・・
うん、そうだよね。全く放ったらかしだもんね。
ホントはいつも思ってるんだよ。「悪い事してるよなぁ・・・ごめんね。」って。
・・・・・・・・でも、口に出しては言うもんか・・・・・
言ったら、腰砕けになって、自力では立ち上がれなくなるからね。
私から“意地”を取ったら、今の所は何も残らない気がするのよね。
故に・・・許せ背の君、もうしばらく「あたり場所担当」で頼む。