『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

あ~、えらっ。

2006年03月03日 04時01分07秒 | どうでもいい話
役所の手続きがやっと完了した。
ところで、転出届けも転入届けも、本人以外が窓口に行く場合には「委任状」という物が必要なのだそうだ。まぁ、これについては以前も所得証明を取りに行った時に、その場で書くように言われて何とも複雑な気持ちがしたのだが・・・だって、意味ないじゃん。委任された本人がそこで書くなんて・・・。

それぞれの窓口に問い合わせてみると、やはり「委任状」が必要との事。
書ける訳ないじゃん・・・そう言うと、名前だけでも書いて欲しいとの事。やり取りするうちにだんだん腹が立ってきて「名前の判別がつかなくてもいいのか?」と、つい強い口調に(苦笑)
最終的には名前も無理なら拇印でいいと言う事になったのだが、すぐに手を握ってしまうかぁちゃんには、それすらも難しい。何やら新しい遊びかと「うふふ。」と言いながら、ちゃんと押してくれないのだから困ったものだ。名前も何枚目かでようやくひらがなで一回書けたものの、苗字までは無理だった。
・・・あのね、そんな思いをして書いていった委任状な訳・・・ちゃんと見ろ!!
形式的に必要なのはとてもよく解る。けどね、形式だけで良いのなら何も代理人である私の身分証明をしている訳なんだからそれでいいじゃない。右から左に置く為だけに必要ならば、何で本人の筆跡や拇印が必要なんだ?
ま、そうせねばならないのだから仕方ないんだろうけど・・・う~。まぁ全て事務的な手続きは完了したからいいかぁ。

究極の寝不足の頭でふらふらしながら役所から出てくると、足元もおぼつかない白髪のご婦人が腰をかがめて歩道をゆっくりゆっくり歩いてらした。かぁちゃんよりずっと年上に見える。大丈夫かなぁ、と追い越そうとすると、前から歩いて来た顔見知りらしいご婦人が「こんにちは。今日はまた寒いですねぇ。」とその老婦人に声をかけられた。すると彼女は腰を伸ばして、明るい大きな声で「もう少しの辛抱でございますねぇ。」と応えられた。
はっとして、私は不覚にも目頭が熱くなった。・・・ばぁちゃん、頑張れ!

かぁちゃんは二日連続で夜中にほとんど一睡もしなかった。ベッドに寝かせるとものの五分で頭を持ち上げ、足元見えるらしい誰かに延々と、私には理解出来ない言葉で語りかけ続けている。環境の変化はやはり落ち着きを無くさせているのかと思う。今日は今は少しは寝ているようでパソコンの前に座れたが、早く新しい生活のリズムを掴まないと、かなりきつい。

疲れた・・・あ~しんどい・・・きつかぁ・・・と疲れの度合で言葉は変わる。
生まれた土地の言葉がピークの時で「あぁ~えらっ・・・」
今はとどめの「ぅあ~~、えれぇわいや~~!!」
コメント (4)
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