計画停電も3日目。
初日は朝一だったので すでに日は昇っており、
小さい子供もお年寄りもいない我が家は、ほとんど影響なかったけれど
教室でしきりに相棒が生徒に聞いている。
「今日からお弁当もちでしょ?おかあさんどうやってお弁当作ったの?」
わかってない子どもが多かった。
わたくしも こちらはガスの供給があるので
「電子レンジ使わなければなんとかなるよね」
「……そうか」(実は彼女の家は 流行りのオール電化)
ほとんど備えのない我が家ですが、
かれこれ10年前、2001年問題が取り上げられた時
ちょうど引っ越してきたばかりだったこともあり 念のため石油ストーブを購入。
(ちなみに賃貸物件の多くは 石油ストーブ禁止のところが多いです)
しかし箱から出されることもなく、ここ2年ほどの灯油の値段高騰に伴い
この冬から省エネタイプのエアコンを使うことにしていました。
押入れ奥から登場の新品のはずのストーブは 結構錆びていたという悲しい事実。
日が落ちてからの停電時は
申し訳ないけど石油ストーブを使わせてもらっております。
でも その間も湯たんぽ用のお湯を沸かしたり
昼間簡単に仕込んでおいた煮物を 食べる前に温めたりできるので
かなり強い味方になっています。
小さい子供さんと一緒に一日の大半を過ごすおかあさんたちは
不自由とともに 一日の過ごし方に悩まれているでしょう。
working motherで、保育園などに預けている方は
そこで防災についてや節電についての意識を持たせることもできるでしょうが
核家族のおうちでは公園遊びも多分控えていることと思うので
長い一日になるでしょう。(かつてのわたくしもそうでした)
おやつなど 手作りしている方も多いと思います。
でも 電気オーブンは電気を食うので 出来れば使用を控えたいのでは?
本来なら おばあちゃんが「戦時中はね…」といいながら教えてくれそうなレシピですが
混ぜ物によって ご飯の代わりにもなるし おやつにもなります。
明るいキッチンなら ガスが通っていれば 子どもの手を借りて
ひとつの知識として教えてあげることもできるかと思います。
「ごくごくふつうの蒸しパン」
(ふつうじゃないときに ふつうにくらすことのできているあなたのために)
小麦粉 100g
砂糖 40g
ベーキングパウダー 小匙1
水 100cc
サラダ油 小匙1
粉類と砂糖をふるった中に 水(もしくは牛乳)とサラダ油を入れ
ぐるぐるっと混ぜて チョコレート、チーズ、小豆、高菜の漬けものなどを
適量混ぜて 紙カップを敷いたプリン型などにいれ
蒸し器で10分。
何も混ぜなければ 主食にもなります。
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10分間蒸し器を使うことで 部屋がかなり暖まります。
これは5~6個分なので 蒸し器の空いたスペースで 野菜などを蒸しておいてもいいかもしれません。
蒸し器にお湯が残っていれば 使ったボウルをさっと洗うこともできます。
こんなときに 遊んでいるように見えるかもしれないけれど
「今は節電しているから こういうご飯もいいね」
「地震にあった人たちにあったかいもの食べさせてあげたいね」などと話してやることも必要かなと。
そういう時間を持つこと、これからの子どもたちと接するおかあさんたちにも
後方支援のわたくしたちには特に そういう意識って必要かな と思う。
「おひとり様一点」の商品を子どもにまで持たせてレジに並ばせる前に。
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