今朝の「天声人語」を読んでいて
(火曜日はおつうが早く出るので 一日のスタートが早いのです)
亡くなった数学者の森毅さんと学生のやりとりから始まります。
森さんが授業で出席を取らなかったところ、
学生から出席率を単位取得に考慮してほしいと言われたそうです。
そしてその答えが
出席してない者は多少答案の出来が悪くても同情するが
出席(ばかり)して出来の悪いのは落とす と。
そして筆者も 学生時代はよくサボったと書かれています。
わたくしもサボりまくり というか
女子はまじめな子が多かったので 「女子にしては」と注釈をつけておくけれど
あまり授業に出なかった方です。
それはさておいて
当時、夫たちなどは教室にいる時間より雀荘と練習場にいる時間の方が
長かったのではないかと言う学生時代を過ごしていたのでは?
天声人語にもあるように
「学校を休んだ日は、学校へ行くより充実した一日を送れ」が
しっかりまかり通っていた良き時代だったんだわ と懐かしく思います。
今の学生さんは 就職活動スタートも早いし
サークル選びや課外活動も「就活に有利」なものを選ぶ子も多いようだし、
授業への出席率もどうもいいらしい。
おつうは実技系が多いので
とにかく出席しないと単位にならないところがあって
3年になった今も 出席率だけはよろしい。
しかも 今のシラバスには「欠席は○回までOK」とか
「公欠はどのレベルまで」「○回以上欠席したら レポート出しても不可」などと
最初にうたっているものさえあるのです。
そういえば 結局卒業するだけになってしまったアニも
彼の大学はいろいろ興味のある授業が選択できたこともあり
方向転換した後も 授業だけは出ていたなぁ…
もちろん今の学校は 出席しないと勉強できないのでパーフェクトの出席率のようですが。
わたくしたちのころは「あの授業は 期末のレポートを出せばOK」とか
「出席カードが配られたときに出てれば大丈夫」といった語り伝えがあり
それに応じて うまく渡り歩いていた気もするのですが…。
思い出すのは 汚い部室で「どーする?次の授業出る?」なんて相談しながら
午後の練習時間まで喫茶店に流れていたような記憶ばかりでございます。
今 さまざまな業界で活躍している人たちは
わたくしと同世代の人も多く、我が身の能力のなさを嘆く日々ですが
あの時代、のびのびと学生生活を送り
それまでの固定観念とか壁を打ち壊してきた人たちなんだろうなぁ。
そう思うと、おつうの学生生活はあんまり楽しくなさそう(笑)
なんとなく完全燃焼できない「ゆとり教育」に染まった彼らはどうなるのかしらん?
…というのは おつうにだけ当てはまるのかもしれませんけれど。
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