散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



昨年暮れから参加させていただいている
盛りつけデザイナー 飯野登起子さん主宰のワークショップ。
今回は 植物自由区(しょくぶつふりーく)の片山ご夫妻とのコラボレーションでした。

栽培されている100種を超えるレタスの中から60種、そして
サラダ野菜(小松菜 マスタード ルッコラなど)をポットごと飯野邸に持ち込んで
直接摘みながら味比べをするというもの。

当日はサラダに合うフードを持参、というこのワークショップ
これ、すごくハードルが高くて悩むのですが
皆さんのお持たせを 飯野先生が素敵にアレンジして下さるのも楽しみ。

お宅の前には 片山さんの奥様作の 野菜のリースとウエルカムボード。



そして こんにちはとおうちに入ると
大きなテーブルの上には 所狭しと野菜のポットが…。
とあるかたはこれを「祭壇」と表して笑いを呼ぶ。





片山さんの商品説明を聞き、ぷちぷちと野菜たちを摘んでは食べ 摘んでは食べ。



緑の野菜の中にある紫種のものが なんとなくしっくりくるのはアラフィーの感想。



これは小松菜の仲間なのですが、ふつう紫色の野菜は
表は紫で裏は緑のことが多いそう。
これは裏表 見事な色づき。

路地で育ったこのお野菜は どれもしっくりと歯ごたえがあって
何カ月も丹精こめて育てられた歩みを 食べているわたくしたちに繋いでくるよう。

洗うこともせず 生のまましばらく頂いた後は大胆に収穫して茹でられます。



コランダーにわんさと摘まれた小松菜は 蛍光灯の下でも眩しいみどりいろ。



シンプルにシンプルに 生とは違ったまた柔らかい感触。

こうして新鮮な野菜を食べるだけでなく眺めていられるのは
言葉では表せないいい時間。

片山さんの人生観にも似た野菜へのこだわり
飯野さんの「見せる」ことへのこだわり
こういうものに触れることで 我が身を振り返り少しでもよく暮らしたいと思う。

元気のよい野菜たちが加わることで
満ち足りた気分になれる。
贅沢をするということではなくてね 今ある生活に新鮮な何かを添えていきたい。



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少し前のことになりますが
以前から一度は見ておきたかった秩父の三十槌(みそつち)の氷柱を見てきました。

荒川河川敷の岩清水が凍って 自然のアートになります。
夜はライトアップされて 月並みな表現ですが幻想的な空間となります。

滝も凍るという場所ですので ノーマルタイヤで大丈夫かしら?
もし危なかったら 三峰口からバスもあるようですが
かなり本数も限られていて厳しいなぁと思いつつ(夫が運転しますが)
三峰口で聞いてみると 問題ない様子。

何もない山道をうねうねと20分ほど。
曇り空、時間的には3時過ぎていたでしょうか?

この日は ちょうど家にいたおつうも半分拉致状態で同行(笑)
万が一 外したらこれはうるさいだろうなぁと思いつつ…。

キャンプ場の駐車場に車を停めて 河川敷へ降りて行くと



おつうもおおぅと声を出す、初めて観る光景。



この日はお天気が今一つでしたので ちょっと曇ったような氷柱で残念。





河川敷を川に沿って歩いて行くと ミストを飛ばして造られた氷壁も見られます。
こちらは 暗くなってもライトアップされないので
明るいうちに見ておいた方がよろしいかと。





こちらは至近距離で氷柱が見られます。
と言っても足場は悪いですが。





おつうもわたくしのお下がりカメラで ばちばちと…。





空はあっという間に暮れて行きます。
もちろん 体の芯から冷えもやってきます。

暖を取りに行ったおつう撮影。



ライトアップは5時から。
うっすらとしたピンクは 夜桜を見ているよう。



濃いブルーや赤は なんだか風情がなくて
おつう曰く サーモカメラで撮ってるみたいだ。



薄いブルーは肉眼で見ると寒々しい。
レンズを通すと ちょっとオカルトっぽい。



おつうも夫も「同じ埼玉とは思えない」と(笑)

やはり色の付いていない画のほうが好きだな。
これは おつう撮影。



冷たい空気は滝をも凍てつかせる、という自然の働きを
なんだか現実として知ることが出来たような気がします。

かれこれ3時間近くもいると さすがに冷え冷え。
現地のキャンプ場でも軽食がとれますが、とにかく熱いものが食べたい。
帰り道、いくつか通り過ぎる蕎麦屋さんの看板に反応しつつ
わたくしのこころは鍋焼きうどん。





せっかくなので 岩魚の天ぷらと野菜天をシェア。
しみじみと胃の腑から温まって 散歩気分の氷柱見物の夕暮れは終わります。


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