散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



あけましておめでとうございます。
ことしもどうぞよろしくお願いいたします。

サテ

お正月というお題が出たときに 頭の中に浮かぶ画がある。
夫の実家の台所で 山盛りのカキフライを揚げている誰かの姿だ。
結婚してからン十年 お正月は別名カキを食べる日でもある。

夫の両親は広島出身なので お正月に合わせて大量のカキが届く。
そして 毎年必ずと言っていいほど フライにするか鍋にするか悩んだ挙句
どちらも食卓に上る。
2キロを超えるカキをフライにするというのは かなり時間も手間もかかる。
せっかく孫たちが来ているのだから お義母さんの手を煩わせるのは申し訳ないので
そのほかのことは どっしりと座ってお客さんになっているわたくしは
牡蠣が登場するタイミングで これまた年に数回しか登場しないという揚げ物用の鍋を出してもらったら
衣付けから揚げるまで一気にやらせてもらうようになった。

牡蠣は大好きなのだけれど おつうが好きでないので
カキフライが食べたくなると 外食のチャンスにカキフライを頼むか
生協で扱っている冷凍物のカキフライを潜ませておいて コロッケなどを揚げるときに混ぜて食べる。
なので 本当はこのお正月のカキ祭りが楽しみではあるけれど
たまにしか登場しない嫁としては お鍋にしてもらったほうが楽なのにと思うこともある。

しかしながら 鍋に入ったカキと山盛りのカキフライだと 軍配はやはりフライに…
ことしこそ 山盛りカキフライの画を 撮りたいと思っていたけれども
揚げる端から食卓へ運ばれるので そんな余裕は当然なく。

カキフライは 油の劣化が激しく 温度調節でも仕上がりに難が出る。
最初のころは 慌ててどんどん揚げていって 最後のほうは真っ黒のカキフライになっていたけれど
さすがのわたくしも学習して 衣付けつつ時々火を消したりしながら(調節機能なし)
なんとか今年も2キロのカキフライを時間をかけて 無事揚げ終わった。
最近は お正月のカキフライは嫁の務めだと 勝手なことを言えるようにもなった(笑)

実のところ 盆暮れの訪問もアニやおつうはあまり来たがらず 
なんとかお願いして付き合ってもらうけれど 
普段の食卓とは違う わさわさとカキフライを囲む食卓を
記憶のどこかに残してほしいなぁと思う。

そして来年も再来年も みんなでカキフライが食べられますように。

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