散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



【あぶらに行く】

台湾…油…と聞いてピンときたあなたは台湾通かも(笑)

漢字文化だからと安心していたものの、旧字体や読み方に相当難があったのは事実。
今回のホテルは MTR(台湾の地下鉄)行天宮(シンティエンコン)という、
中華街でいう関帝廟のようなところがあるところからすぐだったのだが
ダイレクトに「ぎょうてんぐう」

また 観光スポットとしても有名な乾物や漢方を扱うお店が並ぶ迪化街(ティーフォワチェ)は
何度練習しても発音できず、
漢字のイメージから連想した「油」から この場所に関しては二人の間で「あぶら」ということしました。
これはまさによく言った読み方で 
けいちゃんが旅慣れたお友達に 現地情報を教えてもらったときも
「あぶら…みたいなところに行きたいんだけど」と言うと 速攻で理解してもらったそうな。
もちろん 行先表示のスケッチブックにも
到着したらまず行くつもりだったので しっかり記入。
ただ タクシーに乗って「あぶらへ」なんて言ったら恥ずかしいから
タクシー拾う直前に ガイドブックで発音を確認して口頭でも言えるようにしておきます。

到着したのが金曜の夕方で、自由行動ができるのは日曜。
迪化街の中には日曜が定休のお店も多かったため
下見を兼ねてチェックインをしたらすぐにここへ向かいました。
けいちゃんが仕入れてきた情報から 迪化街~寧夏観光夜市が近いので
まずは初日に夜市を覗いてみようということになりました。

タクシーで着いたのは 迪化街中心にある永楽市場という布製品や食品が混在している市場。
客家柄の布などを扱うお店も入っています。
夕方だったせいかもしれませんが観光客は見かけず 
ディープな感じがしたのでカメラは控えて そそくさと通り過ぎます。



肉屋さんとかお饅頭屋さんはここでは御用がないので 
市場を出て古い建物の並ぶ乾物や漢方のお店を見て回ります。
実際は 乾物類より その建物に萌えポイントが集中していたので
この日は買い物はできず。



わたくしの天敵である干しシイタケ天国。
一応 写真に収めておくことにいたします。

上陸して数時間、まだまだ空気になじめず
ただうろうろとシャッターを切るだけのわたくしです。





道の両側、とにかく萌えポイント満載の古き良き建物。



たしか「素食」とはベジタリアン食のことだと聞いていたので
ここは野菜食のお店かな?
ちょっとインパクトのある名前です。

台湾の町並みは アーケード。
多少雨が降ってもこの下にいれば傘は要らないけれど
歩道の部分までが店舗の所有地とかで 歩道の高さや材質が統一されていません。
なのでよそ見しながら歩いていると何度もつまずきますのでご注意。




【古早味豆花へ入る】

一通り「あぶら」街を歩いた後
やはり日本とは違う湿度の高さに 「体がどろどろ」なことに気づく。
この「体がどろどろ」という表現は 今回の旅の途中、何度も発せられることになります。
出発前日あたりに梅雨が明けただろうと思われ、日差しはそれほどではないものの
夕方に向かっているにもかかわらず 息苦しいほどの蒸し暑さ。



夜市はまだ準備中のようなので 目に入った古早味豆花という豆奨のお店に入ってみることにします。





しかしながら 下調べさえしていない悲しさ、注文の仕方がわからない…。

お店の壁にいろいろなおすすめが貼り出されていたのでそれを頼りに(10分ほど悩んだかと)
結局 ピーナツ 小豆 イモ団子 煮たお芋 練乳のかかった
なんとか1號というかき氷に決定。

実は台湾に来ながら けいちゃんとわたくし、大食いではない。
それでもわたくしは食べることにかなり執着のあるほうだけれど
けいちゃんはそうでもないのです。
わっと盛り上がるけど いざとなる「私もういいわ おなかいっぱい 要らない」というタイプ(笑)
この後 夜市で台湾第一食を食べる関係上 ここで満腹になられては困る。

注文している人たちを見ても 結構大きなカップ。
ただ かき氷を頼んでいる人がたまたまいなかったので
店員さんに体当たりで聞いてみると少し日本語のわかる方を呼んできてくれて
無事に注文完了。
ちなみにこの時点でまだ両替をしていなかったのですが
日本をたつ直前に メル友がおうちに残っていた台湾ドルを送ってくれたので
この日はそれが大活躍しました。



紅豆(あずき)以外は いったい何が?とドキドキしていたけれども
甘く煮たピーナツお芋も お芋の白玉も甘すぎず氷と一体化していきます。
先入観で 甘い 味濃い 辛い というイメージがあったのですが
このかき氷をはじめとして その印象がまったく変わっていくことになります。

この寧夏夜市は MRTの雙漣という駅の近くになりますが
「寧なんとか」「雙なんとか」という失礼極まりない呼び方に終始していたことを
お詫び申し上げます。

また 雙漣近くにはカルフールという外国資本の入ったスーパーがあり
コストコをちょっとコンパクトにしたような感じの品ぞろえで 
調味料やお茶、スナック菓子など わくわくするようなものが楽しめます。
ここはたまたま歩いていて遭遇したので とてもラッキーでした。

【寧夏夜市突入】

日も暮れ 夜市の灯りがまぶしく感じられるようになったので
いざ、夜市突入。





ちなみに ディープな台湾ごはんが並ぶ中 ちょっとオサレなこのエッグタルトが気になって
一つ購入してみました。
ホテルに持って帰って食べてみましたが とろとろのカスタードとソフトなタルト生地が
絶妙の美味しさでした。
これはぜひ もう一度食べたい!と思う。
お店のおねいさんのエプロンには馥陽鍋貼水餃子専賣店という有名な餃子屋さんの文字があるけれど
関係あるのかしら?帰国後調べてみたけれどまだ不明。



こんな感じで皆さんふつうに晩ごはんをしている。

台湾第一食目は 道路にずらりと並んだ屋台で注文する勇気がまだなく
夜市沿いの店舗に入ってみることにしました。



けいちゃんのお友達おすすめの 牡蠣のオムレツと海老チャーハンを注文してみます。





ちょっと弱気な注文ですが 異国での最初のごはんだったので
万が一残してしまったりしたら申し訳ないという 大人の配慮です。
心配することなく チャーハンはぱらりと油っぽさもなく
ある意味日本で食べるチャーハンとさほど変わることなく
あんかけのかかったオムレツは ちょっと片栗粉が固まっている部分が気になりましたが
こちらは初めて食べる異国の食べ物でした。

店頭で青菜を炒めるおじさま、お願いしたらポーズをとってくださいました。



かくして 台湾第一日目の夜は更けていきます。




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