もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

036 あの日のこと

2018-08-15 10:50:05 | ぷ♂の日記
小さな頃は、たいてい2コ上の兄の後について遊びまわっていた子供でした。
ですが、小学生になると各々の友人と遊びだすようになりました。
そして夏休みのときなどは、暑さゆえかいつもの場所(自宅前の公園)に誰もいないこともあったりして、
そういう時は、自分で大きなおにぎりをこしらえ、
そいつを持って一人でふらっと出て行っては、
一人で黙々と夢中になり遊んでいました。

虫を捕ったり草を探したりなどもしましたが、
ただひたすら空き地に大きな穴を掘りに行ったり、
近所の川を順番にさかのぼり山に向かったり、反対に下って海に出たり。
そういうのは、結果的に秘密基地ができたり、
山や海に出て、全然知らない子たちと友達になったりと、
そういう結果というか収穫はあったものの、
もともとは、何の目的も当てもなく、ただ何となくやってみたいなという思いからのものでした。

今思うと、これがわが子の行動なら本当にハラハラするものだと思います。
でも、なんだろ?
当時は、何かにつき動かされているような気がして、
考える前にやってましたね。

だからか、今でもまぶしい夏の日差しを見ると、
ふとあの時のことを思い出し、なんとも言えない気持ちになるのです。
懐かしいとも少し違う。
でも、寂しいには少し似ていて、でもはるかに勝る幸福感?
う~ん、上手く表現できないけれど、
あれはまず、私だけの特別な価値あるものなんだなとは思える、そういう感じ。

実は過去にそういう気持ちで短い話を書きました。
「温泉」
「秘密基地」

で、今回の曲もそういうものの一つです。

036 あの日のこと



*あの日のこと*

夏の日の ギラギラと
まぶしく つきささる 日差し

むせかえる 草と土
影は真っ黒で 深い

わけもなく ひたすら どんどん掘る
頭に土かぶり まだまだ 掘る
寝転んで 見上げ 青い空見る
まぶしくて チカチカ 目が痛くなる

おぼえてる 
おぼえてる
おぼえてる 今でもあの日のこと


ざらついた ホコリ舞う
赤茶けた 西陽射す通り

焼けついて 錆びくさい
自転車の ラメの サドル

またがって ひたすら ペダルを こぐ
川に沿って どこまで どんどん 行く
目的地? どこだか 分かっちゃいない
帰り道? そんなんの 考えちゃいない

おぼえてる 
おぼえてる
おぼえてる 今でもあの日のこと

おぼえてる 
おぼえてる
おぼえてる 今でもあの日のこと

あぁ 夏の日 萌える山
うぅ 崩れる 波
輝く風に 白い雲
浮・か・ぶ 

この夏も ギラギラと
まぶしく照り付ける 日差し

今はもう 出かけない
思い出は 遠い昔  

目を閉じて 日差しを噛みしめてみる
たちまちに体が 熱くなってくる
そしてなんだか 嬉しくなってくる
そしてなんだか 寂しくもなる


おぼえてる 
おぼえてる
おぼえてる 今でもあの日のこと

おぼえてる 
おぼえてる
おぼえてる 今でもあの日のこと


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

で、この曲をお聞きいただいた方々に少しだけ補足余談を。

私はいつもギターで作曲をするのですが、
実はこの曲はギターではなくベースで作りました。
というのも、先日買ったベースが楽しくて、
ガレージでベンベン弾いていた時にできたんです。

いや~!舐めていた!
ギターのぶっとい版だろうとたかをくくっていたら、全然違う楽器だ!
おまけにギターより身長が高くすらっとしやがってカッコいいからちょい悔しい!

そんなわけで、こんな感じの曲になったので、
高校の後輩でベースを弾くK君に聞いてもらうと、
「プログレですね。」との感想を。
また、うちのベースのヤスに聞いてもらうと、
「ようこんなフレーズ思いつくなあ。理解できんわ。」
と。

つまりは二人とも、「けったいなことをする、へそ曲がりな曲やな。」
という感想であったわけなんですが、それは私も大筋で同意。
だって、ギターで作っていたら、もっと素直な曲になっていたと思うから。
だからある意味、ベースという楽器は人をちょいと曲げてしまうとこがあるんではないか?
で、そこで気づいた!
そうか!そういうことか!
だから、私の知り合いのベース弾きは誰もがみな少し曲がっていて、ひねくれているんだ!
(K君、ヤス、んるる、Hセガワ、やっぴ~などなど)

てなことを思っているのですが、さてどうなんでしょうね?

(=^^=)ゞ

最後に一つだけ…

実はこの曲で一番気に入っているのは、イントロのドラムが合流する部分。
一瞬ずれているように聞こえません?
実はこれベースのフレーズを最初、「デデデデデ  ・デデデデデ 」と弾いているんですが、
実は最初の「デ」は前の小節の最後の一拍なんで、
本当は「デデデデ デ・デデデデ  デ」 なんですよ。
で、わざと前の小節の最後の拍から弾き始めたので、正しい位置でドラムが入ると、
頭の中が混乱して一瞬ずれたように感じるのです。

こういう少しひねくれた小細工も、実はベースだからこそ思いついたわけなんですよ。


コメント
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