
「こんにちは、僕ういろう!」
というわけで、秋口にの夜中に倒れ大慌てで病院へ走ったういろうですが、
おかげさまでその後は容体も落ち着き、近ごろは平穏に過ごせております。
心配事である肺水腫は激しい運動をしない限りは息に乱れもなく、
また、不意の吐き戻しもずいぶん収まってまいりました。
そういうわけで、やれやれやれ…
ほっと胸をなでおろしてはおるのです。
が!
この子は、「そんなこと知らんよ~♪」
というのを地で行く子で、
私が家に戻り部屋に入るとそれはも大喜びで走り回り、
とりあえず手近にあるクッションやカドラーをくわえブンブン振り回し、
そしてベッドなどにぴょんぴょん飛び乗り、飛び降りたりをするもんだから、
その後は案の定息を乱して、
「うげっ!うげっ!はぁはぁはぁ…」
こうなるとまた発作を起こさないかとハラハラするので、
「落ち着け!ういろう、落ち着け~!」
でも、あの子は名前絵を呼ばれたことが嬉しくて、また大喜び!
う~ん…
さて、そんなこんなで過ごしていたところ、
ある朝気付くとういろうが吐き戻しているではないですか。
その時は胃液だけだったので、まあ、そういうものかと思っていたのですが、
その後も食事を、おやつを、何度も何度も吐き戻す。
さすがに心配にはなったものの、
よく見ていると、吐き戻したものはまたパクパク食べなおすし、
その後の食事も大喜び。
またお通じも普通で、便もしっかりした良いものを出す。
何より元気で調子がよさそう…
ですので、その日は病院へ連れて行かず様子を見ていたのです。
そしてその翌日の朝、やはりまた吐き戻すので、これはやはり病院かと思っていたところ、
「やっぱり食べ過ぎたんちがうかな?」
と、奥さんがそう言うのでよく話を聞いてみると、
ちょうど前日、ゆきのやかりんの分のフードまできれいに食べてしまっていたとのこと。
ああ、なるほど…
食べ過ぎで吐き戻したにもかかわらず、
再度それまで食べなおした上に、
さらに自分の食事まで食べていたら、
お腹は満足でも胃が受け付けないかも…?
そこで、その後ご飯時は監視の目を厳しくし様子を見ていたところ、
見事吐き戻しが収まりました。
ほ…、良かった~。
だからそれ以降、常に食事時は目を光らせているのですが、
それでも、わずかなスキを見つけては、ほかのこのお皿に鼻先を突っ込む!
さらに、ちょっとした隙に私たちのスリッパをくわえて走り去り、
振り回した挙句、「げはっ!げはっ!」
う~ん、本当にブレない子!

「でも写真はブレブレ~♪」
もう、ちょっとでいいから落ち着いておくれよ!