先日お話しましたように、本当にいきなりムクが逝ってしまったので、
心構えも何もなかった私たちは、一旦休日をはさみ気を落ち着かせ、
足型とったり、鼻型をとったり、被毛を少し取ったりと、あの子の形見をいただいて、
そののち奥さんが体を拭き上げ、ブラッシングし綺麗にしてくれました。
同じ家からともにやってきた、一番古い付き合いのぽこも最後の挨拶。
ものすごく仲の悪かった二匹ですが、
こうしているのを見ると、そうも思えません。
さて、そして昨日はあの子をこそっと店に連れてきて、
ともに最後の店番をしてもらいました。
正直、こういう日はあまりお客さん来てほしくないなと思っていたら、
予想以上に店が暇で、良かったんだか、悪かったんだか…
そんなわけで、少し早めに店を閉めムクとの最後のお別れをしに出かけました。
みんなの注目を浴びるのが大好きであったムクにしてみたら、
ある意味これは最後の晴れ舞台。
たくさんのお花に埋もれ、スポットライトを全身に浴び、
まるでアイドルのよう。
だから、心なしか誇らしげな表情にも見えました。
その後天に送りお骨を拾ったのですが、
予想以上に内蔵の状態は悪くなっていたようで、
患部を示す黒い染みが、思いの外全身に広がっておりました。
実はこの子が逝ったその日の様子は、全くいつもと変わらない感じだったのです。
というか、その前日、前々日その前も前も…
そしてまさにその時も、
いつもの通りわんこ達の夕飯準備をする少し前、
むくっと起き上がって、ふらふらとうろつきはじめ、
その後別のカドラーの中に倒れこむように入って寝転がり、グーグー。
これは本当にいつもと同じ光景。
その後、みんなの名前を呼びつつお皿を配ろうとしていたら、
「ふにゅ…」と、何とも奇妙な息をムクがし、
そのすぐあと、ご飯をムクに配ろうとしたときにはもう逝ってしまっていたのでした。
だから奥さんが抱き上げ、そして私が抱き上げた時も、
まだまだ暖かく、動かないのが不思議なほどでいた。
だから、ついうっかり起き方を間違って、
体を置いて、魂だけ抜け出てしまったんではなかろうか?
そう思えるほどに、あまりにあっけなかったのです。
ですが、見た目はこの様にいつもと変わらず、それなりに元気に見えていたのですが、
体の中は前述のように病気に冒されていたわけで…
つまり、ムクはすごくすごく頑張っていたんだなと、今更のように思います。
とても呑気で気楽で、なによりマイペースで暮らしていたように見えたのにね。
(ああ、今回も「変化の臨界点」に気づけなかった…)
まあ、そうできるほどだったから、
体の苦痛もそれほど大きくはなかったんだと思います。
だって、あの子は我慢をいちばん嫌がったから。
そう、あの子は何より自分勝手だったのです。
ほんと、最後の最後まで。
なんも、こんなにいきなり逝くことないやん。
ほんまに自分勝手なヤツや…
でもまあ、本格的に苦しくなる前に、楽なうちに逝けたから、
本人にとっては一番よかったんでしょうね。
そんなわけで、
ムクさようなら。
とはいえ、ムクのお話は今後もう少しさせていただきたいと思います。
心構えも何もなかった私たちは、一旦休日をはさみ気を落ち着かせ、
足型とったり、鼻型をとったり、被毛を少し取ったりと、あの子の形見をいただいて、
そののち奥さんが体を拭き上げ、ブラッシングし綺麗にしてくれました。
同じ家からともにやってきた、一番古い付き合いのぽこも最後の挨拶。
ものすごく仲の悪かった二匹ですが、
こうしているのを見ると、そうも思えません。
さて、そして昨日はあの子をこそっと店に連れてきて、
ともに最後の店番をしてもらいました。
正直、こういう日はあまりお客さん来てほしくないなと思っていたら、
予想以上に店が暇で、良かったんだか、悪かったんだか…
そんなわけで、少し早めに店を閉めムクとの最後のお別れをしに出かけました。
みんなの注目を浴びるのが大好きであったムクにしてみたら、
ある意味これは最後の晴れ舞台。
たくさんのお花に埋もれ、スポットライトを全身に浴び、
まるでアイドルのよう。
だから、心なしか誇らしげな表情にも見えました。
その後天に送りお骨を拾ったのですが、
予想以上に内蔵の状態は悪くなっていたようで、
患部を示す黒い染みが、思いの外全身に広がっておりました。
実はこの子が逝ったその日の様子は、全くいつもと変わらない感じだったのです。
というか、その前日、前々日その前も前も…
そしてまさにその時も、
いつもの通りわんこ達の夕飯準備をする少し前、
むくっと起き上がって、ふらふらとうろつきはじめ、
その後別のカドラーの中に倒れこむように入って寝転がり、グーグー。
これは本当にいつもと同じ光景。
その後、みんなの名前を呼びつつお皿を配ろうとしていたら、
「ふにゅ…」と、何とも奇妙な息をムクがし、
そのすぐあと、ご飯をムクに配ろうとしたときにはもう逝ってしまっていたのでした。
だから奥さんが抱き上げ、そして私が抱き上げた時も、
まだまだ暖かく、動かないのが不思議なほどでいた。
だから、ついうっかり起き方を間違って、
体を置いて、魂だけ抜け出てしまったんではなかろうか?
そう思えるほどに、あまりにあっけなかったのです。
ですが、見た目はこの様にいつもと変わらず、それなりに元気に見えていたのですが、
体の中は前述のように病気に冒されていたわけで…
つまり、ムクはすごくすごく頑張っていたんだなと、今更のように思います。
とても呑気で気楽で、なによりマイペースで暮らしていたように見えたのにね。
(ああ、今回も「変化の臨界点」に気づけなかった…)
まあ、そうできるほどだったから、
体の苦痛もそれほど大きくはなかったんだと思います。
だって、あの子は我慢をいちばん嫌がったから。
そう、あの子は何より自分勝手だったのです。
ほんと、最後の最後まで。
なんも、こんなにいきなり逝くことないやん。
ほんまに自分勝手なヤツや…
でもまあ、本格的に苦しくなる前に、楽なうちに逝けたから、
本人にとっては一番よかったんでしょうね。
そんなわけで、
ムクさようなら。
とはいえ、ムクのお話は今後もう少しさせていただきたいと思います。
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