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    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

仏製ストーブ SELUS  モデル名不明 

2021-03-27 09:40:50 | ぷ♀の日記
DSCN3805.jpg

先日届いた謎のストーブ。
どこにも名称やメーカー名の刻印などはないし、
ネットで検索しても、全く見当たらない。

でも私にはこれはフランスのSELUSのストーブであるということが一目でわかる。

だって、まんまこれだから!

DSCN5476.jpg
以前大変苦労したSELUS HIRONDELLE

だから当初、HIRONDELLEの風防を紛失し、ゴトクを後付けでもしたのかな?
と、そう思っていたのですが、良く見比べるとほぼ同じながらやはり微妙に違う。
そして何よりゴトクの作りが、見た感じこれ専用で、どう見てもオリジナルの状態。

だからおそらく、HIRONDELLEの後で作られた派生モデルではないかと推察。
というのも、HIRONDELLEには明らかないモデルとなったM-1940というモデルがあるから、
それ以前に製造されたとは考えにくいから。

そんなわけで、モデル名不明のこのストーブですが、
おそらく時代的には1940年~60年後半に製造されたものではないかと。

さて、そうなると勝手知ったる構造だから、メンテする際のめんどくさそうなポイントも思いつく。
まずはNRV.。
うん、やはり固着しやすく抜き取りにくいマイナス頭だ。
これはショックドライバーでもびくともしなかったため、
ホームセンターまで材料を調達しに行き、専用工具を作成。

DSCN3872_2021031912400390f.jpg
おかげで、なんとか無時に抜き取り完了。

やれやれ、これでまずは一安心。
次はコントロール部分というか、針が折れていないかな?クリーニングニードル。
こちらも固着していたものの、炙ればすんなり動き出し、
針も健在で見た感じきちんと機能しております。

DSCN3811.jpg

こうなれば後はタンクなどの圧漏れだ。
NRVとパッキン類を交換し、加圧したのちしばし放置。
24時間後も圧は保たれていたので、こりゃ予想外に程度が良い!
そういうわけで、早速燃焼テストに!

DSCN3803.jpg
おお!良い感じ!

本当にあっけないほど簡単い、しかもきれいに燃えてくれたのでなんだか拍子抜け。
以前HIRONDELLEのレストアで、本当に大変なお思いを下だけに、
何だかより一層そういう感じがしてしまいました。

で、前述のように当初は個人の改造品と思っていただけに、
正直な話、
「ゴトクが邪魔だしHIRONDELLEの部品取りにでもなればよいな。」
と思って取り寄せたのですが、こうなるとそれはもったいない。

というか、このゴトクが意外にあ嵩張らないし、
固定式ゆえに、ある意味本体のガードの役割を果たしているし、
給油の際さかさまにしても安定しているから
「結構良いかも?」とそう思えるほどに。

そんなわけで、今後持ち出す機会が増える予定の一台と思います。

DSCN3798.jpg


仏製ストーブ SELUS  モデル名不明 French vintage stove SELUS model unknown )
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