ちょうど二年前の今頃うちに来たミニーちゃん。
来た当初からあった乳腺の腫瘍は、高齢のため手術もできず、
あれよあれよという間に大きくなってきてしまい、
昨年秋にはそのうちの一部が大きく裂けて出血しはじめ、
冬にはさらにその下部分も同様に出血し始めました。
そういうわけで、只今患部に軟膏とワセリンを塗りつけ、
その上を脱脂綿でカバーし、マナーベルトで固定したまま一日中過ごしております。
結構鬱陶しいだろうとは思いますが、
あっけらかんとした性格のおかげか、結構気にせず過ごしてくれております。
さてこんな状態の腫瘍なのですが、毎朝毎晩脱脂綿の交換のために患部を見るのですが、
今年に入ってまた新たな個所が複数一気に大きくなってきているのに気づきました。
今度は、前足の両脇、それと肛門とおしっこの間の部分。
特に後者は前回同様皮膚に亀裂が入ってきておりじわじわと出血し始めております。
(今回はつらくて写真が撮れませんでした。)
主治医の先生のお話しでは、乳腺の腫瘍自体には神経が少なく痛みも少ないとのことでしたが、
さすがに皮膚はそうでもないはずだから見ていてつらい。
また、急激に大きくなる腫瘍が、体内の腸などを圧迫・刺激するために、
いきなり激しい下痢に見舞われることも増えてきました。
そのうえ、顎や口の筋肉にも少し影響が出てきたのか、
ここ数か月で一気に食べるのが苦手になってしまい、
くわえてもくわえても、口からぽろぽろこぼしてしまうようになったのです。
とはいえ、口に入れば飲み込むことはしっかりできておりますし、
幸いにも食欲はさほど衰えていないので、
くわえやすい形状のフードを一口づつ手渡しにすれば頑張って食べてくれております。
ただいまこのような状態なのですが、いかんせん今は対処療法しかできないので、
腫瘍については患部が感染症にならぬよう消毒し、また保護するために保湿し、
下痢が始まれは薬を飲ます。
また食べ物についてはなるべくこの子が好み、そして食べやすいものを選んで与える。
そういうことしかしてやれません。
とはいえ、前述のようにあっけらかんと明るい性格の子ですから、
私が戻ると大喜びで迎えてくれるし、大好きなベランダへ早く出してとせがみます。
だからそういう様子を見ると、本当に嬉しく、心が和みます。
それでもやはり最近はしんどい時も多いのか、以前にも増して甘えてくるようになりました。
特に夜私がこの子たちのいる寝室に戻ってくると、大喜びではしゃぎまわるほかの子たちの後ろで、
低い姿勢のままじっとこちらを見つめ、そして私と目が合うとすりすりと寄ってきては私を見上げる。
そこで、「おいで!」と両手を開いて声をかけると、
「!」
ぱっと明るい表情になり、短い脚で懸命に飛びついてくるのです。
だからそっと抱き上げて腕の中に収めると、
「~♪」
と、とても満足気♪
その後体をそっとなでつけていると、
そのうち体を丸めてごそごそと私の股の間に潜り込み、
「スヤスヤスヤ…」
だから私は、一日の中で寝る前のこの時間が今は一番大好きでなにより大切。
ミニーも多分そうであろうから、お互いこの時間を少しでも長く持ち続けたいので、
色々あっても頑張っておるのです。
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