『日々、きものに割烹着』猪谷千香/筑摩書房(2010年1月)
こんな風にきものを着たい!
頑張るきものじゃなくって、
サザエさんの フネさんのような 肩の力の抜けた着こなし。
真っ白な割烹着。
縞、下駄、銘仙、木綿にウール・・・
そんな姿を求める日々と、
曾祖母以来受け継いだ、きものまわりあれこれ。 ~~表紙裏より~
この本を読むと、普段に粋にきものを着こなしたい思いとその難しさがよく解ります。
昔はきものが普段着だったんですからね~、今や日々の修行がいるわけだ。
本書に出てくる粋なおばあちゃま方、とてもいい感じです。
江戸っ子の普段着、縞の木綿きものが無性に着てみたくなりました。
猪谷千香さんの他の本ももっと読んでみたい!
『ファンタスティックに生きる~ようこそ、女のセカンドステージへ』久田 恵/共同通信社(2010年3月)
ノンフィクション作家の久田恵さん。
女性週刊誌に載っていたご両親の介護の記事を読んだことがあったことと、
新聞の人生案内の回答者のお一人で、たまに文章をお見かけすることがあったぐらいでした。
その回答が人間味溢れて的を得ていたからどんな人なのか興味を持っておりました。
「花げし舎」の集まりや「パペレッタ隊」の活動や。。。こんな方だったのですね~あらま!
とても実行力があって奇抜で面白い人、本当にファンタスティックです☆
『ぼんち』山崎豊子/新潮文庫(1961年2月刊)
放蕩を重ねても、帳尻の合った遊び方をするのが大阪の”ぼんち”。
古い暖簾を誇る足袋問屋の一人息子喜久治は「ぼんぼんになったらあかん、ぼんちになりや。
男に騙されても女に騙されたらあかん」という死際の父の言葉を金科玉条として生きようと決意する。
喜久治の人生修業を中心に、彼を巡る五人の女達、船場商家の厳しい家族制度、特殊な風習を
執拗なまでの情熱をこめて描く長編。 ~裏表紙より~
長編でしたが、面白くて一気読み。船場が舞台なので知った地名の出てくるところや
船場商家の昔の風習など興味深く読みました。
これは、N氏から回ってきた本。
今N氏のブームが山崎豊子さんの本だそうで、次の本も既に回ってきておりますが
ちょっと疲れたので暫らく他の本に寄り道。。。
←15×16cmの小さな本。
『旅鞄いっぱいのパリ・ミラノ 文房具・雑貨のトラベラーズノート』堤 信子/本の泉社(2011年5月)
フリーアナウンサーの堤信子さんがプライベートや番組のロケで通って集めた紙モノたち。
文房具と雑貨のパリ・ミラノ旅。
文房具好き紙好きの旅日記で、写真が豊富だから眺めているだけで楽しめます!
そういえば、私も昔は外国切手やコースター、シュガー袋、お店の名刺やいろんなラベル等
紙モノを集めていたっけな。
今のところパリやミラノに行く予定はないけれど、
次のローマで時間があれば、文房具屋さんや雑貨店を覗くのが楽しみになりました♪
カンポ・マルツィオの万年筆を買って帰ろうっと☆