ある方との会話より、まさに頭の中の電球?(をいをい、LEDじゃないのかよ。人によっては切れかけ蛍光灯と
揶揄されているが)が光り、急遽ちがう物を作ることに。
しかし、題材は、あいもかわらず、ヘッドホンアンプ。
それも、「ぺるけ式ヘッドホンアンプVer3」を。
基板を製作する都合上番号を付けていたので、数えてみるとなんと7種類目だったとは。
良くぞ飽きもせぐ次から次へと妙な物ばかり作るものだと、自分でも呆れてきそうで。
今回は、いや、今回も本道に近いながらも、「側溝」と「道路」の間の「雑草」の上を走ることに。
頭の中の電球(くどい)を実体化?したのが、これ。
別の知人からも、ガラスエポキシ基板とベーク基板との音の違いという微妙な問題を提起されていたものの
先送りになっていたので、ここで違う形で試してみようという事に。
ぺるけ式ヘッドホンアンプのオリジナルは「ラグ板」仕様か、雑誌付録の両面基板が存在していて、
以前にも試しに作ってみたラグ板仕様は、以外と大きなケースが必要になり、狭い机の上(片付けると
すむことながら、ついつい必要な道具やら部品箱やらが占領していて)ではタカチ180ケースが、1つ2つ3つ
ともなると、何か邪魔な感じを受けてしまうので、もうひとつ小型の150か130のケースに、オリジナルに近い形で
収める事ができないか、という課題が出来てしまったため、さてどうしたものか。
それと、ラグ板仕様は、以外と配線の裏側での取り回しがうっとうしく感じられたので、これも解決するには
両面基板しかない、そしてベーク。流石に両面ベーク基板は持っていない(というか必要性がなくて)のと
市場でもあまり出回っていないので、入手性に時間がかかりそうなので、ここは昔ためしたことがある
無茶な方法の1つを登場させようかと。
一番、無茶だったのは、片面基板に燐青銅板の薄板をエポキシ接着剤で貼り付けるという工法を
取ったことがあるものの、流石に0.2mm厚はパターンを残すために溶かす時間が非常にかかるので、
今回は、片面基板を張り合わせるという、もうひとつの工法を取ることに。(ここからして脱線)
そして、できるだけオリジナル状態に近い?(もう外れているでしょう)ぺるけ式ヘッドホンアンプVer3を
見習って部品配置とパターンを作り、そして手持ちであまらしているタカチ150ケースに入れることに。
写真の一番下が、無茶シリーズ2段目の結果で。
今回は手抜きもいいところでシューグーを塗り、そこらにあった外付けCD-ROM(ふるいなぁ)の分厚い
鉄板ケースどおしで挟むことで、無理やり硬化。
ベーク基板は柔らかいので、保管状態が悪いとすぐ反ってしまい、今回も、こんな小さな基板ながら
中央が1mmも隙間が開く始末で、これまた無理やり貼り付けることで修正ということに。
基板の厚さはしかたないとして、スルーホール処理は現時点ではできないので、抵抗の足を両面で
半田することで対処することに。
少しだけ小型化して表面実装・両面基板仕様の、ぺるけ式ヘッドホンアンプVer3は、どのような
音がするのかなぁ。