計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

暑いですねぇ・・・。

2007年08月14日 | 何気ない?日常
 この夏、お盆の帰省ができないなあ・・・ってぼやいているのは、どこのどいつだ~~い・・・アタシだよっ!!

 最近は太平洋高気圧が強くて前線も台風も寄せ付けないので、予報も晴れの一点張りですが・・・暑すぎ!!まあ、天気に文句を言ってもしょうがない訳ですがf(^^;)。

 会社自体は4連休になっているのですが、現在は気象監視体制を敷いているため、帰省もできず、遊びにも行けず、の状態ですが、四六時中気象監視をしているわけではありません。それではその他の時間帯は一体何をしているのか?といいますと・・・する事も無いのでゴロゴロ、適当にテレビを見てボーッとしている、ビデオを借りてみている・・・と言うのは全てハズレです(^^)。

 私が行っているのは基礎トレーニングです。運動部でも走りこみや筋力トレーニングをするように、吹奏楽部の場合はそれこそ、ロングトーンやタンギングの練習、または教則本での基礎練習を行うように、私も技術専門家として、やはり基礎知識や専門知識を学び続けなければなりません。

 流体力学を例にとって見ると、数値解析で問題を解く事に習熟する余り、簡単な流れの問題を手計算で解く手法を忘れていたりするものです。流れのモデリングや境界条件を考えていく上で、こういった基礎知識は馬鹿にできません。経験上、このような基礎・基本が解決の糸口になる事が少なくないのです。

 この夏の課題は基礎知識や専門知識の増強と認識している位です。これまでは色々な諸問題を基礎知識を基に解決を図りつつも所々我流でやってきました。その結果、一通りの土台ができ、踊り場には達してきたわけですが、そこからさらに発展を図って行くために、知識・見識を広げていく必要を感じております。ましてや今後は学会進出を視野にいれている以上、最新の面白い知見を取り入れてパワーアップを図っていかなくてはなりません。先行研究の中に自分の研究の位置づけを明確に定める必要もあります。

 そのような訳で様々な研究論文も意識して触れるようにしておりますが・・・興味深い研究論文は殆ど英語で記述されているのです。ちなみに私は英語は大の苦手です・・・って自慢できる事ではありませんが。前職で東京にいた約4年の間に、TOEICのスコアが半分近くにまで下落した程です。学生時代は学術論文で鍛えられた?ものなんですが・・・(爆)

 まあ、英語が苦手だからといって、例えばスワヒリ語が堪能と言う訳ではなく、ましてや、いにしへの言葉に精通してゐるといふやうな事はないでせう。

 さて、休憩がてら外に出てみると、暑さを象徴するかのように・・・蝉が仰向けになって転がっていました。このような光景を見る度に、♪命を燃やす 季節は短い・・・と長山洋子さんの「蜩(ひぐらし)」を思わず口ずさんでしまいます。蝉の姿に自分の人生をだぶらせてしまうのかも知れません。蝉は地中で10年以上を過ごし、成虫になって地上に出てから10日程度の命とか。

 例え長い間、地道に努力し続けても、その結果が報いられるのは僅かの間だけ・・・だとしたら、蜩の歌詞を文字って「♪命を燃やす季節は短い まして理系の輝く時は 夏の夕暮れ 人恋しさに 焦がれなきする 蝉のようです・・・」あぁ、これじゃあ理系って悲しいなぁ・・・周りが楽しそうに過ごしている間も、実験や研究に追われて、どんなに成果を上げても結局は・・・。と負のスパイラルに入ってもしょうがないですね。

 どうせ蝉になるのなら、周りの人々が思わず耳を力いっぱい塞いでしまう位、思いっきり鳴き響いてやろうと思います。

 涼しくなってきたら、少し時間的にも余裕が出てくると思います。そうなったらヒートアップした頭を冷やしたいですね。そういえば、この夏の暑い最中、受験生の皆さんは猛勉強しているんでしょうねえ。受験勉強は大変ですが・・・受験を通じて培った知識が後々の基礎学力になっていくので、頑張って下さい。どのような道に進むにせよ、勉強はずっと続いていきます。

 私もたまには若者らしい遊びも堪能してみたいですが・・・気力・体力が続かない・・・もとい財力の問題が一番大きいかも(爆)・・・ってとんだ蝉野郎だよーーっ!!バシッ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする