この時期は、世間では夏休み、受験生にとっては天王山ですね。それにしても暑いし最高気温記録は塗り替えられるし・・・。今月の下旬には気象予報士試験もありますし、また大学院入試の季節でもあります。ちなみにこの夏、私がどこかの大学院を受験すると言うわけではありません。
日々会社では気象業務として気象データの分析や技術開発に文献調査、そして日によっては気象監視に追われている訳ですが、部屋に帰ると今度はトレーニングです。「勉強」ではなくて「トレーニング」なのです。ここで、勉強とは未知の知識をインプットする事であり、トレーニングとは一度インプットした知識を使ってアウトプットする事です。要するにいろんな大学の講義で用いられる演習課題や定期試験問題、そして大学院の入試問題をひたすら解いていくというものです。実際にやってみた感想ですが、これはなかなか勉強になります。とは言っても、スラスラ解けるものではありません。一つの問題にず~っと頭を抱えて時間を掛ける事も・・・。ですから、勉強の後には充実感を伴いますが、トレーニングの後には疲労感を伴います(爆)。
ここ1ヶ月は「流体力学」の問題をメインにトレーニングを行っていました。最近は、夢の中でも問題を解いているような状態にも陥りました。この前は・・・確か、粘性流体の問題をNavier-Stokes方程式を積分して厳密解を得ようとしていた所で目が覚めました(爆)。一通り解き終えた所で、正しい答えが分からないので採点のしようがありませんが、それよりも解く過程で、色々と調べたり計算を繰り返すことに重点を置いています。分からなかった所はまた、インターネットや図書館で調べれば良いのです。
何も「今更」そんなことしなくても・・・そんな声も聞こえてきそうですね。実は、最近色々な文献を読んで見て、自分の基礎知識の衰えを感じたのです(一度勉強した事でも、時間が経てば忘れてしまいます)。しかし、だからといってゆっくりとまた「教科書開いてお勉強」とも言っていられないので(そこまでの余裕はない)・・・手っ取り早く実践的な頭のトレーニングとしてこのような事を始めたのです。それに今は「脳トレ」がブームですからね。
基礎知識を学び理解するには書籍・文献を沢山読む事が大切ですが(とにかく知識を仕入れるというのであれば)、いざその知識を使いこなして具体的な問題解決に役立てるという段階では、実際に試行錯誤して「やってみる」事が必須です。その一番簡単な練習方法が「問題演習」なのです。
さて、同じ理系学部でありながら、しかも「理工系」と一括りにされる「理学部」と「工学部」。この両者の違いは何か?という話題で良く聞くのが・・・
○理学部:未知の自然界の原理・法則を解明し、体系化された知識の形にまとめていく。
○工学部:これまで解明されてきた自然界の原理法則を用いて、具体的な諸問題を解決に導く。
・・・という指摘です。早い話「理学部は基礎を担い、工学部は応用を担う」という事です。
なるほど私の日常を見ても、用いている方程式や基礎理論、原理・法則は既に確立されたものであり、私がやっている事はそれらのいわば「素材」を組み合わせて、具体的な問題の解決を図ろうとしているのです。つまり列記とした「工学」であり「応用」なのです。知識を「知っている」事も大切ですが、それを「縦横無尽に使いこなす」のもまた技術です。流れのシミュレーション一つとっても、様々な知識の組み合わせです。そしてそれらをどのように組み合わせて走らせるのか、というのはまさに応用の範疇です。
これまで多くの時間を基礎力の涵養に投じてきました。これからは「応用力」をしっかり鍛えていかなければならないのです。色々な新しい知識を取り入れながら、どのように既存の技術に組み込んでいこうかと思案している今日この頃です。
トレーニングの結果、境界条件に対する見方・考え方が少し変わったような気がします。
さて、次はどの科目のトレーニングを行うかというと・・・それは秘密です(爆)。
でも、夏にこんなことしてると・・・受験生の気持ちがなんとなく分かるような気がします。周囲が青春を謳歌して、色恋沙汰に明け暮れているというのに、海にプールにバカンスに楽しんでいるのに!!・・・自分は部屋に閉じこもって・・・ああなんてこった!!そんな受験生の皆さん、今の内にしっかりと基礎を固めましょう。結果を出してから、新しい生活を満喫すれば良いのです。所詮、早く短くか、後でじっくりかの違いです。
日々会社では気象業務として気象データの分析や技術開発に文献調査、そして日によっては気象監視に追われている訳ですが、部屋に帰ると今度はトレーニングです。「勉強」ではなくて「トレーニング」なのです。ここで、勉強とは未知の知識をインプットする事であり、トレーニングとは一度インプットした知識を使ってアウトプットする事です。要するにいろんな大学の講義で用いられる演習課題や定期試験問題、そして大学院の入試問題をひたすら解いていくというものです。実際にやってみた感想ですが、これはなかなか勉強になります。とは言っても、スラスラ解けるものではありません。一つの問題にず~っと頭を抱えて時間を掛ける事も・・・。ですから、勉強の後には充実感を伴いますが、トレーニングの後には疲労感を伴います(爆)。
ここ1ヶ月は「流体力学」の問題をメインにトレーニングを行っていました。最近は、夢の中でも問題を解いているような状態にも陥りました。この前は・・・確か、粘性流体の問題をNavier-Stokes方程式を積分して厳密解を得ようとしていた所で目が覚めました(爆)。一通り解き終えた所で、正しい答えが分からないので採点のしようがありませんが、それよりも解く過程で、色々と調べたり計算を繰り返すことに重点を置いています。分からなかった所はまた、インターネットや図書館で調べれば良いのです。
何も「今更」そんなことしなくても・・・そんな声も聞こえてきそうですね。実は、最近色々な文献を読んで見て、自分の基礎知識の衰えを感じたのです(一度勉強した事でも、時間が経てば忘れてしまいます)。しかし、だからといってゆっくりとまた「教科書開いてお勉強」とも言っていられないので(そこまでの余裕はない)・・・手っ取り早く実践的な頭のトレーニングとしてこのような事を始めたのです。それに今は「脳トレ」がブームですからね。
基礎知識を学び理解するには書籍・文献を沢山読む事が大切ですが(とにかく知識を仕入れるというのであれば)、いざその知識を使いこなして具体的な問題解決に役立てるという段階では、実際に試行錯誤して「やってみる」事が必須です。その一番簡単な練習方法が「問題演習」なのです。
さて、同じ理系学部でありながら、しかも「理工系」と一括りにされる「理学部」と「工学部」。この両者の違いは何か?という話題で良く聞くのが・・・
○理学部:未知の自然界の原理・法則を解明し、体系化された知識の形にまとめていく。
○工学部:これまで解明されてきた自然界の原理法則を用いて、具体的な諸問題を解決に導く。
・・・という指摘です。早い話「理学部は基礎を担い、工学部は応用を担う」という事です。
なるほど私の日常を見ても、用いている方程式や基礎理論、原理・法則は既に確立されたものであり、私がやっている事はそれらのいわば「素材」を組み合わせて、具体的な問題の解決を図ろうとしているのです。つまり列記とした「工学」であり「応用」なのです。知識を「知っている」事も大切ですが、それを「縦横無尽に使いこなす」のもまた技術です。流れのシミュレーション一つとっても、様々な知識の組み合わせです。そしてそれらをどのように組み合わせて走らせるのか、というのはまさに応用の範疇です。
これまで多くの時間を基礎力の涵養に投じてきました。これからは「応用力」をしっかり鍛えていかなければならないのです。色々な新しい知識を取り入れながら、どのように既存の技術に組み込んでいこうかと思案している今日この頃です。
トレーニングの結果、境界条件に対する見方・考え方が少し変わったような気がします。
さて、次はどの科目のトレーニングを行うかというと・・・それは秘密です(爆)。
でも、夏にこんなことしてると・・・受験生の気持ちがなんとなく分かるような気がします。周囲が青春を謳歌して、色恋沙汰に明け暮れているというのに、海にプールにバカンスに楽しんでいるのに!!・・・自分は部屋に閉じこもって・・・ああなんてこった!!そんな受験生の皆さん、今の内にしっかりと基礎を固めましょう。結果を出してから、新しい生活を満喫すれば良いのです。所詮、早く短くか、後でじっくりかの違いです。