計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

成人の日を前に思う

2009年01月11日 | 何気ない?日常
 ニュースではまた恒例行事の如く「荒れる成人式」「厳戒態勢の下での成人式」なんてトピックスが紹介されるのかもしれません。現行民法では20歳をもって成人としていますが(第4条)、この年齢を18歳まで引き下げるか否かの議論もあるようですね。

 ちなみに、私が20歳の頃はまだ学生でしたので、成人云々の自覚はありませんでした。故郷の「成人式」とか言うものにも、一応は出席しましたが・・・来賓の祝辞の最中にも関わらず、相変わらず騒がしい様子に「ここは幼稚園児の集まりか?」と我が目と耳を疑ったものです。まるで世間を舐めきっているとしか言いようがない、基本的なマナーさえもままならないのに「成人」というのは、何とも空恐ろしいとさえ感じました・・・あれから10年近く経ちました

 当時は未だ学生だった私も、当時は予想だに出来なかった程の紆余曲折を経て今に至ります。その経験を踏襲して感じているのは、実際に社会の現場に出て、それこそボコボコにされ(←身体的暴力ではない)、踏みつけられ、罵倒されながら、それでも戦友と呼べる仲間との出会いもあり、人生の転機も幾度もあり、そういった諸々の挫折であったり、苦難であったり、失敗であったり、出会いであったり、転機であったり・・・そういった数々の経験を繰り返していく内に、自分自身が磨かれ、鍛えられ、学び、それらを通じて成長し、気がついたら自分の力で、自分の意思で、自分の人生を歩み始めている・・・。その時に自分が本当に「いつの間にか成人していた」って思えるのかも知れません。
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