アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

イスラムの聖女ラービア-2

2023-09-13 06:40:14 | 人と神の「実際のところ」

◎神に愛され、神を愛する人びと

 

『愛について問われたラービアはこう答えた。

「愛は、始まりなき永遠から出て、終わりなき永遠へと向ったが、一万八千世界に、一人として、愛の果汁を一滴だに飲もうとする者は現われなかった。 最後に、愛は神にまで達し この言葉を残した。すなわち、“神に愛され、神を愛する人びと“〔コーラン第五章五四節〕』

イスラーム神秘主義聖者列伝 ファリード・ゥッディーン・ムハンマド・アッタール/著 国書刊行会P69-70から引用)

 

神あっての人であり、人あっての神。迷いあっての悟りであって、悟りあっての迷い。

有史以来一人として、愛の果汁を一滴だに飲もうとする者は現われなかったとは、生もなく死も無く人もない永遠不壊の世界のことであり、それはかえってすべての人は愛に生きているということ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする