◎何が真実で何が嘘かわからなくなった末路
テレビ、新聞、雑誌は、長年重要なテーマにおいて実質的な虚偽報道を繰り返し、自ら視聴者、購読者の信用を失い続けて来たがゆえに、今の斜陽産業となったと思う。SNS隆盛は、確かに原因の一端だが、むしろ重要なテーマや事件において、決定的な世論操作報道を繰り返していたことがマスコミ退潮の主因である。
新聞販売店が溜まった古新聞を回収する日が時々あるが、昔はほとんど全戸古新聞が出ていたのに今では体感15%といったところだろうか。これでは、全国新聞は遠からず1~2社になってしまうのではないか。
テレビもネットの普及で視聴者離れが言われる。テレビ番組は、精神年齢8歳から12歳向けに作られていると言われているが、洗脳効果のより強烈なスマホにマインド・コントロールの主戦場が移った結果がそれなのだろう。特にフジテレビの退潮は著しく、南米某国の生のバラエティ番組のように、同じ出演者で3、4時間、一番組一スタジオで流すような退屈な番組がある。
今般、トランプ・ハリスの米大統領選挙では、前回大統領選挙同様ほとんどのマスコミは、ハリス押しであった。日本では、ほとんどのマスコミは、米国民主党寄りだが、それは、ずっと昔からそうだった。日本の官僚の世界もGHQの昔から米国民主党寄りだそうだ。当然日本の政界も然り。
米国民主党と言ってもなじみのない人が多いかもしれないが、アメリカで新たに戦争を起こすのはほとんど民主党政権時であって、DSとか産軍複合体と近いのだろうと想像される。
そしてアメリカは、自国で戦争をしない外征国家と言われるが、基本的に自国領土で戦争をしないから繁栄を何十年も続けられている特殊な国家であるということ。
米国民主党とはかくも恐ろしいものだが、その強い影響下にあることが、最近はSNSの普及で日本国民にも知られることになった。
今後日本はSNSなど自由な言論を統制(座布団に玉串を隠す)、再度の軍国主義化と進み、アメリカから再度の核ミサイル攻撃(降る雨里迦(アメリカ)の一時雨、木枯さへも加はりて)と進むのかもしれないが、それを避ける方法が、個々人が神を知るということ。
日本のマスコミは総じて左寄り兼反日(中国・韓国・北朝鮮)であり、左寄り兼反日の知事のことは、パワハラだ、おねだりだというような批判はまずしない(例は、リニアモーターカー工事や辺野古移設工事反対の知事)。左寄り兼反日ではない兵庫県知事のことは、大政翼賛会の如く全マスコミ一致して批判したが、出直し知事選挙の結果、左寄り兼反日ではない候補者が当選した。
日本国民は馬鹿ではないから、全マスコミ一致して何かを勧めてくるのは、トランプ・ヒラリー、トランプ・ハリスの大統領選挙やこの前の石破・高市の自民党総裁選挙の時の例を以って学んでいる。兵庫県知事選挙でも、全マスコミ一致して何かを勧めてくることで、県民は何かを感じたのであって、SNSだけが選挙結果を左右したのではあるまい。
この兵庫県知事選挙では、ある裏情報暴露がSNSにあって、それによって雪崩式に選挙の構図が変わったが、県民は自分が正しいと信じるものに従って投票した。何が正しいかわからないものについて、選挙民が判断を求められる場合、人はややもすれば信じたい方向の新情報・ヒントに飛びつきがちなものである。この性質を利用すれば巧妙に情報操作、マインド・コントロールは可能であり、選挙結果も変えられる。
今後そんなことがさらに大量に複雑に行われれば、人は何が真実で何が嘘かわからなくなってしまう。
そうしたこの行き詰まった現代人にこそ日々の冥想は必須なのだ。