アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

丹田禅

2022-11-22 05:44:38 | Overview of the meditation 冥想の全体像
【第五章】冥想の種類
◎単体冥想の評価と方法
3. 単体冥想のいろいろ
(10)丹田禅

丹田禅は、マントラ禅冥想に加え丹田を作ろうとする冥想手法。いわば生きていること自体が公案になっている禅。
(a)坐法など
数息観、随息観、阿字観、無字観。マントラ念唱の併用も可。
丹田であるスワジスターナ・チャクラを中心とした下腹部に気力(エーテルパワー、アストラルパワー)、生命力、意志力の源泉であるエネルギーを充満させる。
(b)丹田禅のルート
気力(エーテルパワー、アストラルパワー)、生命力、意志力が強化され、健康にもよい。極めれば、見性(見仏、見神と同義)する。
ダンテス・ダイジは、丹田禅は見性(見仏、見神)をピークとするものであって、即身成仏(神人合一、ニルヴァーナ)には届かないという書きぶりである。しかしながら、マントラ禅でも妙好人が大悟覚醒した例もあるように、丹田禅でもニルヴァーナに届き大悟覚醒した例は、禅語録を見ると枚挙に暇がない。
 冥想手法とその結果の不確定性という言葉でまとめるのは簡単だが、情けない自分から解放されたいという人間としての苦悩からの脱却の願いが、全身全霊で丹田禅に打ち込んだ果てに奇跡を呼び込むことがあると見るのだろうと思う。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラージァ・ヨーガとヨーニ・... | トップ | ろうそくの光を消す »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Overview of the meditation 冥想の全体像」カテゴリの最新記事